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カテゴリー別アーカイブ: 製作実績

パワーベルトのオリジナルバックルを製作

パワーベルトのオリジナルバックル2色

【パワーベルトのバックル詳細】
サイズ:W50mm×H38mm
線の太さ:5mm
材料:真鍮(かため)
重さ:80gぐらい
納品:5個づつ

重量挙げ用のウェイトパワーベルトのバックルを製作してほしい

お客様から直接、「重量挙げ(ウェイトリフティング)に使うパワーベルトのバックルを製作できませんか?」と、ご連絡を頂きました。「大丈夫ですよー!できますよー!」とお返事をさせていただいてから、状況などを伺いました。

現状のバックルが、穴に差し込むだけで止めるタイプの物だったようです。簡単に取り外しができるというメリットがありますが、簡単に外れるというデメリットもあります。

元々のパワーベルトのバックル

そもそもパワーベルトは、力む時の脱腸を防ぐ役割と、踏ん張りやすくする役割があります。
だからこそ、非常に重たいバーベルを持っている時に、パワーベルトが外れると本当に危険です。

その為、重量挙げの競技中や練習中に、外れないパワーベルトが欲しいという事でした。

在庫にあったサンプルをまず発送

杉原産業ではベルトのバックルも多種にわたって製作させていただいているので、在庫にあった頑丈な負荷が掛かっても耐えられそうなバックルをサンプルとしてお送りしてみました。

サンプルで送ったバックル

このバックルがお客様のところに届くと早速試して頂けたようで、様々なご意見を頂きました。
その中には、革を二重で付けるので、シルバーの方はもう少し幅が欲しいという事。
また、ゴールドの方は逆に幅が広いのでもう少し狭めてほしいという事でした。

この様に明確に、指示を頂けたので、幅を50mmにして、製作しなおしを行う事になりました。

実際にサンプルを受けとって頂いたお客様のお声

「サンプル商品受け取りました!ありがとうございます!
仕上がりの良さにビックリしました!」

今回のこのサンプル、オリンピッククラスの一流の選手が使用するベルトにも使用できる程、質の高いものだと思います。

ちなみにこれは、金貼りと銀貼りですか?もしメッキ品でなければ、耐久性が素晴らしいですし、本当に一生ものにふさわしいものだと感じます。

後はサイズの変更だけですが、仲間も首を長くして杉原産業のバックルを待っておりますので、よろしくお願いします。

と、お声をいただきました。

完成品は耐久性の高いメッキを採用

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お客様のご要望に合う50mm幅で、ローラー、ピン、枠の全てを特殊サイズで仕上げました。

そしてメッキはシルバーがロジウムメッキ、ゴールドはニクロンメッキです。
このメッキは普通のメッキに比べると、比べ物にならないほど耐久性が高く、変色しにくくはがれにくいものです。

また革というのはガスを出すのでメッキが変色しやすいのですが、そういった変色などにも、ものすごく強いバックルになっています。

完成品のバックルを受け取ったお客様のお声

さて送付頂いた商品、昨日、無事受け取りました。有難うございました。
今回、正直、途中でもうダメかとも思ったことがあっただけに非常に嬉しく思います。
来週末、改めて革職人と会い、ベルト作成の打ち合わせを行うことになりました。

また次回、今回の商品の追加や別の依頼をお願いの際は、宜しくお願い致します。
細かな要望にも応えて頂けるのは杉原さんだけで大変頼りにしております。有難うございました。

有り難い事に、このようなお言葉もいただきました!

高品質高耐久のオリジナルのベルトのバックルはお任せください

杉原産業は、小ロット過ぎてバックルの製作を他の業者さんに断られた方や、こんなもの作れないんじゃないか…と、諦めかけていた方の多数の悩み相談を受けて解決してきました!

今までの経験から当たり前の手法に捉われず、どうすればできるのかを考えるようにしています。

こんなバックルが欲しい!!という思いの強い方はぜひ、杉原産業にご相談ください。

バルコニーで使う建築金物を急ぎ(1週間)で製作!

バルコニーで使う建築金物を急ぎ(1週間)で製作

バルコニーの建築金物(全体)

材質:ステンレス
納期:問い合わせから1週間
個数:2本
加工方法:切断&溶接

お客様からの建築金物のお問合せ内容

今回、新築住宅を建てている、建築関係の方から「建築中のベランダに念のため補強をしたいんで、急ぎで指定のサイズでつくれませんか?」というお問合せを頂きました!

そしてすぐに、「建築金物ですね!できますよー!」と例のごとく返事をさせていただきました。

そして、どんなものが良いのか聞かないと製作できないので、「どんなサイズで、どんな強度が必要ですか?あとは材質は何がいいですかー?」と質問をさせていただくと、「材質はステンレスで、寸法は真四角のポールを1.5メールにして頂いて、両端に固定するためのネジを入れる穴が6つあるプレートを溶接で付けてください」と言う事でした。

使い方の分からない建築金物でも要望通りに製作できます

ある一定の情報は頂いたとしても、どのように使うのか全くわからないものがあります。

建築金物も同じではあるのですが、狙いや求めている強度、サイズなどの指定があればその通りに作らせては頂いております。

杉原産業のホームページには細かい金具や、アクセサリーなど様々なものがあり、基本的に掲載しているのが小さなものなども多いので、大きなものができないんじゃないかな…と思われがちですが、大抵のものはできます。

なので、サイズや用途を問わず、要望を頂けましたら、ご希望に沿うようにお作りをさせていただけます。

また杉原産業では、いろんな加工手法が使えるので、溶接加工や切断加工だけでなく、切削加工、曲げ加工など様々な加工方法により、お客様の欲しいや要望に応えられるようにしております。

建築金物の補強金具は強度と耐腐食性が大切

一般的にステンレスというと、腐食しづらい特性を持っています。
その為、野外で使ってもサビなどが出にくいです。

また、ステンレスは非常に硬い素材なのと、高耐久という観点から、必要な建築物の補強金具として非常に優秀な素材です。

今回の様に、バルコニーの補強に使う金具は当然のことながら、1点に掛かる力を分散させる狙いがあるので、少々の力が掛かったとしても曲がってしまったりするのでは補強という必要な効果は得られません。しかし、ステンレスは必要な要素を兼ね揃えています。

今回はお客様からの指定ではありましたが、もし指定が無かった場合でも、こういった用途を考えて必要な耐力や性能などを想定して金物製作をさせていただいております。

もし建築金物で急に必要になったり、小ロットやお急ぎで受けてくれるところが無かったりする場合でも、お気軽に杉原産業にご相談ください。

要望に合ったものを製作させていただきます。

チタン製オリジナル腕時計の留め金具修理

オリジナル腕時計の留め金具修理後の完成品

 

思い入れのあるオリジナル腕時計のベルトの留め金具を修理してほしい

弊社のホームページを見たお客様から、「オリジナル腕時計の留め金具が壊れたので、留められるように修理して欲しい」とメールを頂きました。

そしてお電話をさせていただくと、他の業者に依頼を出してみたけど、何度も難しいといって断られたと言う事で、諦めていたところに杉原産業のホームページを見つけて、ダメ元で問い合わせをしたという事でした。

そして、時計の事も聞かせていただくと、「この時計はチタンでオリジナルで作ったという事で、ものすごく思い入れがあってこれからも使いたいから、どうにかして留め金具のところが留まるようにしてほしいんです。できませんか?」と非常に困っておられたので、「できますよ!安心してください」と引き受けさせていただきました。

ベルトの留め具の仕組みを確認してできそうな事を探す

留め金具の構造



この留め金具の仕組みが、右側にある穴にはめて、留めるというシンプルな仕組みでした。

ただ、ずっと使い続けているうちに、金属が摩耗してカチっと留まらなくなったようです。

そうすると、一般的な時計ベルトのプッシュ式のような構造にはなっていないので、また違った造りにする必要があります。

ここから考えられるのは、2つです。

  1. 1,元々ついているピンを穴に入れて別の押さえ方をする。
  2. 2,今の留め具のピンが付いているところから変える。

 

他にもまだ思いつくものはありますが、オリジナルで作られた思い入れのある時計と言う事だったので、2の今あるパーツを外すのは正直心もとないと思います。

それであれば、微細な加工技術を要する事になりますが、1の元々ついているピンを活かして、今の状態のままピンを押さえれるようにする方が、お客様にとっても気持ちが良いと思います

その為、修理をする方法は、ベルトの横に小さな穴を空けて、小さなネジを取付けて、一番奥まで回せば固定され、ほんの少し緩めれば外れるように使い勝手を考えた調整を行う事にしました。

ネジの取り付け時の問題と解決策

ベルトにネジをはめ込んでいる様子

このネジを取付ける際、元々はチタンに直接ネジを取付ける予定でしたが、予期せぬ問題が起きました。

チタンに直接、ねじ切りを行っても、なぜかボロボロと崩れてネジ切りができなかったのです。

それであればと、解決策として、ベルトのチタンに穴をあけて、その穴の中に入るギリギリの寸法の小さなパイプを切削加工で作成し、圧入をしてガッチリとはめ込みました。

そして、そのパイプにネジ切りを作って、長さを微調整したネジを入れました。

ネジの長さの微調整というのは、最後まで回した時にガチっと留まる状態、ほんの少し回しただけで緩めた状態になるように長さを計算して調整を行いました。

ネジの頭にある黒いものは特殊なゴム

ベルトに取付けたネジと頭の樹脂

このネジの頭についている黒いものは特殊なゴムを用いています。

実はこのゴムは、普通のゴムよりも非常に耐久性が高く、柔らかすぎない程よい触感を持っています。

また、ネジの頭なので、手でクルッと回した時にゴムだけ回転してネジが回らなくなると困るので、本当に良いゴムを利用してなかなか外れないように工夫をして取付をさせていただきました。

 

オリジナル腕時計の留め金具の修理が完成して頂いたお声

修理が完成してからお客様に、「できましたよー!!」とお送りさせていただきました。
そうするとお客様から、「諦めてたんですけど、もう完璧です!」と有り難いお声を頂きました。

そして少しお話しをして、どうも感動が留まらなかったようで、「本で紹介してもいいですか!?」とまで言っていただけました。

お客様が何をされている方なのか分からないのですが、ここまで感動してただけると本当にやってよかった!と思いました。

杉原産業は、他の業者で断られて困ったな…。
という方に対して、先ず無理です!というのではなく、できる方法を考えます!というスタンスでお手伝いをさせていただいております。

他で断られたとしても柔軟に解決策を考えるので、ぜひお気軽にお問合せくださいませ。

 

亜鉛で低コストのGフック(留め金具)をオーダー製作

Gフック完成品



【留め金具のGフックの詳細】
材料:亜鉛
納品:100個
用途:バッグなどのウェブベルトや安全ベルトに利用

Gフックを改良した図面通りに製作できませんか?

お客様から、図面と一緒に「このGフックを図面通りに製作できませんか?」とお問合せを頂きました。

Gフックの依頼詳細図


これが実際に送られてきた、かなり細かく寸法を表しているイラスト図面です。

文章で見ているだけだと、簡単な加工に感じてしまいますが、実は線を細くしたり、穴の角度を同じにしたりなどは、なかなか難しい加工になります。

しかし、杉原産業では製作できる技術があるので、「できますよー!」と返答をさせていただきました。

ただ問題は、利用用途です。

 

留め金具(Gフック)は利用用途に応じて材料と加工方法を選ぶ必要がある。

利用用途をお伺いすると、ロッククライミングなどで利用するという事でした。

もし、ベルトに利用するとなった場合、人の命を預けるものになるので、かなり強度が必要です。

その為、今回のGフックを作成する際はプレス加工でやるのが理想だと思いました。

金具の強度は、材料だけで変わるわけではなく、加工方法によって差が出てきます。

実際にプレス加工は非常に高い強度の物を作れるので、そういった意味で最適な加工法でした。

 

プレス加工には型が必要で、コストが上がる

プレス加工は、上から圧力をかけて型の通りに製作する方法です。その為、強度の高い型を作成する必要があり、先ず要望通りの寸法の型を作成します。

そして、微調整を繰り返して、適切な型が完成します。

想像以上に型の作成にも時間がかかるので、型を作るだけでも相当費用が掛かります。

そして、元々の商品の材料は、ジュラルミンという(アルミニウム合金)でできており、非常に強度の高い留め金具になっておりました。

また、線を細くするという事だったので、強度は確実に落ちてしまいます。

その為、同じジュラルミンでプレス加工で製作をする事を前提にお見積りを出させていただきました。

しかし、見積を出した金額は、お客様の予想を上回る金額でした。

 

実際にどのくらいの金額で考えていたのかと聞くと、どれだけコスト削減を行っても不可能に近い金額だったので、それなら材料を変えて亜鉛でやってみてはどうか?と御提案をさせていただいて、依頼を受けることになりました。

 

亜鉛はアルミの次に機械的強度に強く、鋳造に向いている材料

亜鉛は、アルミニウム合金の次に機械的な強度を持っており、実際にアルミ合金の次に使用量の多い材料でもあります。

なにより、キャスティングという、ラバー型に流す鋳造法に向いている材料なので、プレス加工よりも費用を抑えることが可能です。

そして、Gフックの製作に取り掛からせていただきました。

 

最初の亜鉛のGフックは思った以上に強度が弱かった

図面通りに製作したGフック

図面通りにフックになっている部分の線を細めに制作をしました。

しかし、ここにはベルトを掛けるところであり、力の掛かるところなので、少々心配な細さです。

Gフックにベルトを掛けた様子
実際にこの様にベルトを掛けて利用するみたいなのですが、お客様に聞くと案の定、強度が弱く曲がってしまったという事でした。

どの位の力が掛かるのか分からないですが、細くした部分の線を太くするしかありません。

そしてもう一度、太くしたサンプルを出すと、今後は全く問題が無かったということで、製作をさせていただきました。

これで図面に書いていただいていた、ずっと使い続けられるような強度になったんじゃないかな…と思います!

 

Gフック(留め金具)を製作して杉原産業から一言

このGフックは形がシンプルに見えて結構曲げていたりする部分が複雑なので、製作には技術が必要です。

ただ、難しい事ほど、やりたくなるのが杉原産業です!

「こんなんできますかー!?」とおっしゃっていただければ、実現させる為に様々な方法やノウハウを使って応用して、要望に合うものを製作させていただきます。

もちろんGフックなどの留め金具も大歓迎です!

普通はコストが見合わないような小ロットの製作物でも、材料問わず請けていることが多いので、迷わず!悩まず!お気軽に杉原産業にお問合せくださいませ。

 

釣り道具のジョイント金具をアルミで製作

グリップロッドのジョイント金具
【グリップロッドのジョイント金具の詳細】
数量:3個
納期2ヵ月ぐらい

 

この図面通りにジョイント金具をつくれますか?

今回は釣りで使うグリップロッドを扱っているメーカー様から、「この図面で3個ほどつくれませんか?」とお問合せをいただきました。

ジョイント金具の図面
送られてきた図面を見てみると、この図面通りに作るのは簡単です。
しかし、この様な差し込むタイプのものは、差し込む側のものが正確でない事が多く、微妙なズレが必ずって言っていいほどあります。

 

その為、その差し込む側にピッタリと合わせなければ、作っても良いものができない可能性があります。また、この図面では内径が無かったので、どの程度の広さがいるのかわかりませんでしたので、「差し込み側のものが無ければ、良いものは作れないです」とお伝えをさせていただきました。

 

そうすると、お客様からすぐに差し込む側のものを送っていただけたので、「そしたらパーフェクトなものをつくってお渡しします!」と請けさせていただきました。

 

ジョイント金具内部の微調整を繰り返して、パーフェクトに

先ず、内径寸法を測ってから、サンプルの形をつくりました。

はめ込んでみると、案の定、1回目の試作はキツくて入りが悪かったです。
そして、2回目は少し微調整をして、はめ込んでみると、微妙にパーフェクトとは言いずらい些細な緩さが金具にあったので、更に微調整を繰り返していきました。

 

微調整をして取り付けて、微調整をして取り付けてというのを何度も繰り返していくことで、図面に無い1ミリ以下の細かな部分を埋めることができます。そして、緩くもなくキツくもなく、程よい頃合いのジョイント金具に仕上がりました。

 

こういった作業は、内部を合わせる技術が必要になってきます。
また、ジョイント金具を取付ける相手側に関しても、1個づつ微妙な寸法差はあるので、やっぱり最後は手作業で程よく収まるように仕上げる必要性があります。

こうして、アルミでジョイント金具の製作をして、メッキ加工などはせずに納品をさせていただきました。

 

杉原産業の金具加工にかける想い

杉原産業では、「お客様に喜んでほしい!」という想いで、金具の加工のお手伝いをさせていただいております。

その為、「他で断られた」「できるかどうか自信無いようなもの」「図面が無いけどできないかな…」「1個とか小ロットでも頼んでいいのかな…」といったお客様の金具製作のご依頼でも請けさせていただく事が多いです。

もちろん、図面通りにするだけでもなく、その製作するものの目的に応じて最高のパフォーマンスが出せる、良い意味で予想を上回る金具製作を常に意識して金具の製作だけでなく、ありとあらゆる製作を行っております!

 

困ったな…。どうやったら作れるんだろう…。他の業者に断られたし無理なのかな…。と思う前に、金具の事でもなんでも、一度、杉原産業にお問合せください!

アパレル金具パーツのボタンとファスナーを製作

ボタンとファスナー正面

ボタンとファスナーの詳細情報

寸法:直径20mm×高さ2.8mm
ボタン:1,000個
ファスナー:500個
納期:1ヵ月程

 

ロゴを金具のボタンとかファスナーにできないですか?

イタリアでファッションブランドとして、活動されている企業様から「ロゴを使って金属製のボタンとかファスナーを作ってもらえないですか?」とご連絡をいただきました。

そして、平面のみのロゴのイラストを送ってこられました

しかし、平面だけではイメージされているボタンとファスナーがどのようなものか分かりません。
その為、簡単な手書きのイラストを書いて、「こんなんですかー?」とお客様に見て頂きました。

そこで、だいたいのイメージを掴んでいただけたので、サンプルの製作に取りかかりました。

 

ボタンとファスナーのサンプルを真鍮で製作

サンプルを製作するときの課題点が1つありました。

サイズや利用する素材の希望が無い。

先ず、どの寸法にするのかを決めますが、ボタンによくありそうなサイズの直径20mm×高さ2.8mmに設定をしました。

そして、真鍮を使って実際にボタンとファスナーのサンプルを製作しました。

そうすると、1発でこれでお願いします。と「OK」が出たので、そのまま作らせていただきました。

 

製品を製作するにあたってコストを抑える為に亜鉛を使用

OKのでたサンプルは真鍮で作ったのですが、お客様の求めている単価にはならなかった為、亜鉛を用いてコスト削減を図りました。

素材が変わると加工方法も少し変えないといけないので、少しづつ調整していきながら量産できるよう製作を行っていきました。

そもそも真鍮と亜鉛の違いは、銅に亜鉛を20%程含ませた合金が真鍮で、亜鉛は純粋な金属です。
また亜鉛の特徴は、融点が低いので、寸法精度の高いものが製作できる事。更に腐食しにくくサビも発生しにくい材料です。ただし、機械的強度は銅に比べると低いです。

また亜鉛の色は白に近いので、今回の少しレトロのような雰囲気を出すには表面処理が必要です。

 

ボタンとファスナーの仕上げにシルバーブロンズの表面処理

メッキ加工を表面処理ともいうが、その中でもシルバーブロンズといって、シルバーメッキをしてから、黒のメッキを付けて一部を剥がして、シルバーとブラックの部分でのコントラストを付けました。

これによって、レトロ感が出たり、少々の汚れが目立たなくなります。

 

アパレル金具パーツを製作して杉原産業から一言

イメージはあるんだけど説明もイラストもしづらいという方からのお問合せが多いのですが、そういったものでも形にするお手伝いをさせていただいております。

今回のボタンとファスナーに関しても完成イメージが沸いていなかったようでしたが、少し時間は頂きますが完成までお手伝いをさせていただきました!

他の業者で「出来ない」と断られた事でも、どれだけ難しい事でも「やります!考えます!」の精神でお手伝いをさせていただいております。一度お気軽にご相談くださいませ!

 

世界最小のダイヤレーンを製作(量産も可能)

世界最小のダイヤレーン

ダイヤレーンの詳細情報

商品名:ダイヤレーン
寸法:1.65mm(1つ)
単日加工可能長さ:80cm
加工可能材料:金・銀・真鍮など
用途:ダイヤなどを入れる宝飾品の地金,アクセサリー

今回は依頼を頂いたわけではないのですが、どこにもない物を作りたい!という想いが強い杉原産業ならではの商品のご紹介です。

 

世界でどこにもない1.65mmのダイヤレーンを製造

ダイヤレーンと言うと、ダイヤモンドを入れるブレスレットやネックレスなどの事を指しますが、一般的な最小規格は今まで2mmでした。

2mmというと、定規でも目を凝らしてみないと分かりにくいサイズですが、今回は世界でどこにもなかった1.65mmのダイヤレーンの製造に挑戦してみました。

1.65mmは手作業で作る場合は、できなくは無いサイズです。
しかし、量産をする事を考えて作るとなると相当微細な加工技術が必要です!

実際にいろいろと試行錯誤を繰り返して、型を作成して工夫を重ねてやっていくうちに、量産が可能な体制での製造に成功することができました。

 

1.65mmのダイヤレーンには、どのサイズのダイヤが入るのか

ダイヤモンドの表記は、カラット(ct)という表記になっており、サイズはカットの方法によって変わります。

その為なかなか表しづらいのですが、一つの目安として標準カットのブリリアントカットをしたダイヤモンドを例に、サイズ表を作成してみました。

ブリリアントカットでの寸法

この中で言うと一般的な2mmのダイヤレーンであれば、0.025ct~0.033ctが入ります。

1.65mmのダイヤレーンには、0.01ctのダイヤモンドを入れることができるようになります。

また、サイズの合うものであれば、他にもいろんな石を入れることができます。

 

金、銀、プラチナでもダイヤレーンの製作が可能

素材が変わると製作できなくなることも良くある話なのですが、金でも銀でもプラチナでも製作することができるように工夫をして量産体制を整えました。

更に、ものすごくなめらかなので、今まで45度ほどしか曲がらなかった素材が多かったのですが、80度も曲がったりします。

ものすごくなめらかなので、チャームやイヤリングに利用したり、身に着けるアクセサリーとして長時間付けていても、ものすごく馴染みやすいので、喜んでいただけるでしょう。

また、このダイヤレーンは細かい組み立て加工も必要ですが、そのノウハウもあり、医療機器や微細加工の技術に応用することができます。

 

多種多様な形や色の石が入り自由度が高い

このダイヤチェーンは、一つ一つ手作業でしているので、いろんな形の石が入ります。
その為、好きなようにたくさんの色の石を使って、好きなようなデザインにできます。

更に、2mmの金型もあるので、更にいろんなバリエーションでデザインができます。

 

世界初のダイヤレーンはOEMも商品化も早い者勝ちです

この世界最小かつなめらかなダイヤレーン(カップチェーン)を使って商品化したい方も、オリジナルのアクセサリーをデザイン開発したい方はぜひご相談ください。

アクセサリー業界がびっくりするダイヤレーンを使った商品化は、どんなに難しい事でも、物理的に不可能ではない限り、やります!考えます!の杉原産業にお任せください。

POM樹脂ギアの追加工~ベアリングが外れない微妙な隙間~

プラスチックギア

POM樹脂ギアからベアリングが外れない程度のクリアランス

今回は、釣りに使うリールのギアを加工されている方から、「POM樹脂ギアの表裏にベアリングが入るハウジングを手で入れても外れない程度のクリアランスがあるように別の製作所にて追加工してもらっています。しかし、芯ブレの酷いものが混じることがあり困っています。ただ、商品の相場があるので、それを下回るように加工できないですか?」とご依頼をいただきました。

もちろん、いつも通り、「できますよー!大丈夫ですよ!」とお伝えをさせていただいて、手書きの図面と加工前のプラスチックギアの写真と現在の完成品の写真を送って頂きました。

 

POM樹脂ギアとは

POMというのは、ポリアセタールの事です。
プラスチック加工をする方などには、POM樹脂やポムなどと呼ばれています。

なので、POM樹脂ギアとは、もうそのままで、ポリアセタール樹脂でつくったギアの事になります。

特徴としては、機械的強度が高く、吸水性が小さく、耐摩耗性にも優れているので、水場で利用するリールに適した材料です。

 

アブガルシアのリールのPOM樹脂ギア

この追加工をすることになったギアは、アブガルシアのリールのPOM樹脂ギアのようです。

アブガルシアというのは、釣り具の総合メーカーです。
釣りをしないのであまりわからないのですが、スピニングリールで有名なメーカーのようです。

なぜ、アブガルシアのPOM樹脂ギアにベアリングを付ける為の追加工が必要だったのかというと、そのままでも使えない事はないのですが、どうも動きが悪く、更に使いやすくするための工夫だったようです。

お客様の想いがあって加工をさせていただくのは、ただただ加工をするよりも楽しく、加工のし甲斐があります!

 

サンプルに5つのPOM樹脂ギアを追加工

今回の加工方法はノウハウが多くつまっているので、お伝えすることはできませんが、芯ブレがなく安定した隙間をプラスチックギアに穴を空ける事に成功しました。

そして、実際にサンプルを送らせていただいてベアリングに入れてからの感じを試していただくと、POM樹脂ギアに空けた穴が安定していたという事でしたので、加工面ではクリアしました。

後は、ここからが問題で、今の加工業者様よりも高くなるようであれば、それはそれでお得ではありません。

しかし、提示した金額は、現在の金額よりも20%程安かったようでした。

実際にお客様のボーダーをはるかに下回る金額で安定した加工だったので、非常に喜んでいただけました!

 

POM樹脂ギアの加工を終えて、杉原産業から一言

なにか目的があって、加工業者を利用されていると思います。
ただ、もし悩みが解消できなくてお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

今までの経験から、お手伝いできる事は多くあります!また、したことが無いことでも、できるように考えて実際に解決させていただいております。

POM樹脂などのプラスチックの加工は杉原産業にお任せください。

ベビーカーに付けるアルミ製の回転フックをオーダー製作

フック
 

回転するSカンフック作れないですか?

「回転するようなSカンフックって無くて、なかなか作れないみたいなんですけど、作れませんか?」と、ベビーカーやキャリーバッグなどに使うファンクションフックを販売されているメーカー様からお問合わせを頂きました。

すかさず、「大丈夫ですよ!できますよ!すぐにサンプル出すので、任せてください!」と返事をさせていただきました。

有りそうでない商品って山ほどあるので、実際にないのかなーと調べさせていただいたところ、回転カンとSカンは、それぞれ流通していましたが、この2種類がジョイントされているパーツとなると、ありませんでした。そのため、オリジナルで製作する必要があります。

他には無い商品を製作して、喜んでもらえるのが嬉しいので、難しいなと思ってもできる!という想いで、お手伝いをさせていただいております。

鉄でつくった回転フック

鉄のフック
先ずサンプルとして、鉄を使って線材加工でカットして、ねじって、叩いて、組み立てて、製作させていただきました。

数も数なので機械などを使うと、それなりのコストがかかってしまいます。
そうなるとお客様の負担が増えるだけになるので、手作業で製作をさせていただきました。

しかし、杉原産業では、大量生産をできない方法で製作はしません。

将来的に大量生産をする想定の商品なので、大量生産ができない製作手法では意味がありません。

それでも、大量生産が可能と踏んで、手作業で製作をさせていただきました。

実は軽いものが良いのでアルミでできませんか?

鉄で製作したサンプルを見て頂くと、「できたんですね!」と喜んで頂けました。

しかし、「実は…。軽いものがいいので、アルミでできませんか?」という追加要望が入ってきました。

鉄とアルミは全くもって材料の性質が違います。
その為、鉄でできてもアルミでできない商品は山ほどあります。

だからこそ、お客様も最初に言ってこなかったのかもしれません。

「わかりました、アルミで作りましょう!」と言って製作に取り掛かりました。

実際に、製作することができたので、すぐにサンプルをお客様に提出をさせていただきました。

アルミ製の回転フックはできないと思ってた

アルミで作った回転フックを製作させていただいて、サンプルを出したところ、「できたんですかー!ありがとうございます」と、めちゃくちゃ喜んでくれました。

お客様は何度か業者に依頼したことがあったようですが、今まで作れなかったみたいです。

その為、できないと思っておられたようなんですが、実際につくれることができたので、ビックリされてました。

杉原産業は、どれだけ難しくても「できません!ではなく、できる方法を考える!」というスタンスでお手伝いをさせていただいております。

世の中に無い商品でも、想像の商品でも、できないと思う前に杉原産業にお問合せください。

ギボシ留め金具のオーダー製作~頭に文字を刻印したギボシ金具~

3種類のギボシ

 

【ギボシの詳細情報】

品名:ギボシ留め金具
用途:レザーバッグやカバン、アクセサリーやファッショングッズなどの様々なアイテムの留め金具として利用される。また、ワンポイントアクセサリーとしても人気があります。

ギボシとは?(”擬宝珠=ぎぼうしゅ”との違い)

“起源は諸説あり、一つは仏教における宝珠から来ているとするものである。宝珠は釈迦の骨壺(舎利壺)の形とも、龍神の頭の中から出てきたという珠のこととも言われ、地蔵菩薩などの仏像が手のひらに乗せているものである。 この宝珠を模した形から模擬の宝珠という意味で擬宝珠とつけられたというもの。引用元:ウィキペディア

よく間違えられるものに擬宝珠というものがあり、擬宝珠とは上記のように説明にある、京都の三条大橋の欄干に取付けられている、ボツボツした飾りの部分のことです。

京都三条大橋の擬宝珠


三条大橋の擬宝珠

主にカバンなどの留め金具として利用されるもので、ギボシ・ギボシ金具・ギボシ留め金具と呼ばれています。

擬宝珠と良く似ている形なので、ギボシと呼ぶという所説もあります。

ただ、擬宝珠とは利用する用途が少し違います。

ギボシ留め金具の頭に文字を刻印

ギボシ金具の刻印文字



今回のギボシ金具の頭には写真のように、文字を刻印しています。

これはメーカーの名前を入れたり商品の名前を入れたりする時にこのように刻印をするのですが、ギボシ金具の頭が丸くなっているので、なかなかこのようにキレイに刻印をするのが難しいのです。

この様に刻印をする手法は何種類かあり、形状によって難易度が変わります。

刻印するときの加工方法は4種類

  • ・プレス加工
  • ・エッチング加工
  • ・機械彫り
  • ・レーザー加工

上記の4種類の方法で刻印ができます。

それぞれの加工方法には特徴があります。

プレス加工

フラットな面はかなりクッキリとしたものができるけど、曲面が苦手です。

機械彫り

曲面やフラット面など、どんな面にも利用できます。

エッチング加工

成型加工の前に、エッチングで文字を刻印してから、成型加工を行う。

レーザー加工

レーザーは刻印の深さが出ないので、クッキリでない。

ギボシ金具に向いている刻印手法

今回のように全ての商品で文字がクッキリと均一な仕上がりとなるように刻印にしようと思うと、機械掘りが適しています。しかし、1つあたりのコストが上がってしまいます。

コスト面でいうと、プレス加工が優れているのですが、上から圧力をかけて、型通りに刻印をするプレス加工は、曲がった部分が苦手で、熟練の腕と綿密な調整が必要です。

ただ、仕上がりを見てみると、曲がった部分もものすごくキレイに仕上がっており、実際に納品をさせていただいたお客様には喜んでいただけました。

ギボシ金具のオーダー製作について

今回の一番上の写真は、弊社で製作したいろいろなギボシ金具です。どの依頼も「こんなんできますかー?」といった質問からの依頼でしたが、「できますよー!」と請けさせていただいて、作ったものです。

ギボシ金具のオーダー製作をお考えの方は、いつでもお気軽にご相談ください!

ちょっと難しいものでも、出来る方法を考えます。