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月別アーカイブ: 2018年12月

角パイプを頑丈なステンレス(SUS)で製作 | プロペラ用の極小サイズ

角パイプステンレス

 

プロペラのような部品の中心部分に取り付けるための、極めて小さな角パイプ(角鋼管)を製作しました。

 

市販されている角パイプには、アルミ・鉄・真鍮などが多いですが、今回は頑丈なステンレス(SUS)を、角パイプの素材にすることに決めました。

 

お客様から提供いただいたサンプルを元に角パイプの製作を開始

 

先方サンプル-min

 

コチラは、お客様より製作の参考のためにご提供いただいた、部品のサンプルです。

 

「プロペラのようになっている中心を通っている角パイプを、旧部品に忠実な大きさで製作してもらいたいです」というご要望でした。

 

部品の詳しい使い方・役割までは分かりかねましたが、こういったプロペラの部品は、真ん中のパイプを軸に動く可能性があります。

 

そのため、部品同士の摩擦や、部品にかかる圧力などに、できるだけ強い金属素材で新しい角パイプを作ることが望ましいと判断されました。

 

出来上がった極小サイズのステンレス素材の角パイプ

 

角パイプSUS①-min

 

試行錯誤を重ねて完成した、極小サイズのステンレス製角パイプです。長辺でわずか5mm程度しかないので、とても繊細な加工が必要でした。

 

ステンレスは屋外の手すりや防護柵にも使われることも多い、耐食性・耐久性・強度に優れた金属です。

 

いわゆる”もらい錆び”を受けないように気を付ければ、そう簡単に劣化・故障する可能性は少ないでしょう。

 

「ステンレスは強い金属」だと述べましたが、それと引き換えに切削加工の難易度も格段にアップします。

 

“鉄やアルミを削ることはあるけど、ステンレスを削ることはない”という製作・加工会社もあるくらいです。

 

今回製作したような、きわめて小さく・肉厚も薄いステンレス製角パイプを製作できる会社は、あらゆる種類の金属加工のノウハウが極めて豊富な業者であると言えるでしょう。

 

ステンレス以外の素材でも角パイプの製作は可能

 

角パイプ真鍮②-min

 

※コチラは真鍮製の角パイプです。真鍮独特の色味もあるので、先述したステンレス製の角パイプと比べると、少し印象が異なりますね。

 

以上、ステンレス製の頑丈な角パイプ(長方形)の製作事例を紹介しました。

 

想定以上の部品が仕上がり、お客様にも大変お喜びいただくことができたので良かったです。

 

当社「杉原産業」では、これまで数々の金属製部品を製作・加工してきた経験を活かし、お客様が作りたい部品の用途や使用頻度などに合わせて、最適な素材を提案させていただくことができます。

 

今回はステンレスで角パイプを製作しましたが、真鍮など他の素材でお作りすることも可能です。(ただ、やはり部品にかかるであろう負荷に耐えやすいのはステンレスだと思います。)

 

もしも「予算の都合で製作が難しいと断られた部品がある…」とお悩みの場合は、何か素材を変えることで予算をクリアできる可能性があるかもしれませんので、製作を諦める前に1度、当社までお気軽にご相談をいただければと思います。

 

 

ステンレス製の頑丈な角パイプを精巧に製作・加工するなら杉原産業にお任せください!

厚さ6mmのガラスをカットして断面を滑らかに加工

ガラス片加工1

 

当社「杉原産業」では、これまで金属や木材をはじめとする様々な素材を使っての加工を行ってきました。

 

今回の記事では、様々な素材の加工経験を活かした“ガラス素材”の加工事例をいくつかご紹介します。

 

断片を滑らかにすることが難しい厚さ6mm透明ガラス片の加工

 

透明ガラス片2

 

こちらは、厚さ6mmに加工して仕上げた透明ガラスです。

 

単純に正方形にガラスを切り出しただけではなく、正確な寸法で切り出した上で、各断面(断片)が鋭利になりすぎないように、滑らかに加工を行いました。

 

金属パーツに面取り加工を行うイメージと、近いかもしれません。

 

ガラスは、汚れが目立ち割れやすいという特徴を持つ点においては、金属・木材の加工よりも難易度が高いと言えます。

 

また、ガラスは伸縮性も少ないことから、実は精密な厚みで割れや欠けなく切り出しを行うことも難易度が高いため、そのうえで各断面を滑らかにプラス加工することは、さらにテクニックが必要な作業なのです。

 

色味が美しいガラス玉への加工も可能

 

ガラス玉1

 

先ほど取り上げたような、透明のガラスプレートへの加工だけでなく、そのままアクセサリーパーツとして使えるような、美しい色付きガラス玉への加工も可能です。

 

(上の写真は、半球形の色付きガラスです。)

 

 

薄いヒスイガラス加工

 

こちらは、薄いヒスイ(翡翠)色に丸く加工したガラスです。

 

 

濃いヒスイガラス加工

 

1つ前の写真と同じヒスイ系のカラーガラスですが、色味をぐっと深めに付けることで、印象がまったく異なってきます。

 

ガラス玉にはヒスイ色の濃淡が1つ1つ違う風に表れ、味わい深さがあります。高級志向なアクセサリーに使用してもおかしくないクオリティのガラスパーツです。

 

 

青いガラス玉加工

 

深みのある青で着色・加工したガラス玉です。こちらもまた、パーツ1つ1つの色の濃淡が異なります。

 

ガラスプレートと同じく、断面を丁寧に滑らかに仕上げているため、色を付けた時の美しさが際立ちます。

 

 

白いガラス加工パーツ

 

白で着色・加工した、ガラス玉パーツです。

 

ヒスイ系カラー・青系のカラーもそうですが、深みのある色を付けるとガラスではなく何か別の天然石(パワーストーンのような)美しさに仕上がり、どんなアイテムに使用しても高級感が生まれると思われます。

 

 

袋入りガラス加工パーツ

 

以上、当社が加工したガラスパーツの一部をご紹介しました。

 

割れや欠けなく滑らかに加工することが難しいとされるガラス素材であっても、納得のいく仕上がりで納品することができました。

 

この記事で紹介した形以外でも、「こんな形(色)のガラス加工を行ってもらいたい」というご要望があれば、まずはご相談をいただければと思います。

 

ガラス加工の専門業者ではない当社「杉原産業」でも、金属や木材などの豊富な加工経験を活かして、お力になれることがあるかもしれません。

 

 

ガラスを滑らかに加工するなら大阪の杉原産業にお任せください。

タングステンの加工 | 超硬度金属を綺麗な球形に

タングステン精密球-min

 

当社「杉原産業」は、様々な種類の金属加工を得意としており、真鍮やステンレスなどを丸く綺麗な球体に加工して、大量納品した事例がいくつもあります。

 

今回は、少し特殊な金属であるタングステンを加工して球を製作した事例をご紹介します。

 

タングステンは他の金属と比較して加工難易度が高い

 

タングステンは、鉄やアルミなどの金属と比較すると産出量が少ない希少金属の1つです。

 

タングステンは、耐熱性や耐放射線遮蔽に特に優れた金属で、ヒーターなど高熱に耐える必要がある部品に使用されます。

 

あらゆる金属の中でも高密度であり、とても硬いため加工の難易度が高いことが特徴です。

 

仮に切削加工を行う場合、ダイヤモンド刃のような極めて硬い刃でないと、刃の方がすぐに摩耗してダメになってしまいます。

 

また、タングステンは加工時に割れたり欠けたりしやすい金属でもあります。

 

タングステンの部品・パーツを綺麗に完成させるためには、通常の切削加工とは違う特殊な加工技術と、職人の熟練された金属加工テクニックが必要なのです。

 

特に凄いのは、5.5mmの超精密タングステンカーバイトボール加工

 

5.5mmタングステン超精密球-min

 

記事の冒頭に掲載している球は、タングステンの精密球(5.5mm)です。

 

そして上の写真が、同じ大きさのタングステンの超精密球です。見た目ではほとんど違いが分からないかもしれませんが、この超精密球の加工が極めて難しいのです。

 

金属を綺麗な球形に仕上げるためには、”ボーライジング”という加工方法を採用します。

 

“ボーライジング”を簡単に説明しますと、穴の中に仕上げ寸法より少し大きな球を入れ、圧入して通りぬけさせる加工方法です。

 

球の内径を細かく調整することに向いた加工方法なのですが、先述したようにタングステンは非常に硬い金属であり、それをさらに超精密な球形(25等級)に仕上げなくてはいけないため、一筋縄ではいきません。

 

超精密球として納得がいく仕上がりにするために、慎重に加工を進め、細部までこだわり抜きました。

 

「タングステンとはいえ、ただの丸いパーツ」と思われるかもしれませんが、加工ノウハウの少ない業者では決してできない、高難易度な試みだったのです。

 

タングステンを精密加工するなら杉原産業にご相談ください

 

今回取り上げたのは、タングステンの精密球・超精密球ですが、また別の複雑な形状でも加工することが可能かもしれません。

 

タングステンの加工は難しいため、他社で「できない」と言われるケースもあるかもしれませんが、それでも製作を諦める前に、1度当社までご相談をいただければと思います。

 

もしかしたら、お力になることが可能かもしれません。

 

もちろん、タングステン以外を素材にした精密な球・ビーズの製作依頼も大歓迎です。

 

⇒ タングステン以外の球・ビーズの製作事例はコチラ
※「メタルビーズの製作依頼 | 穴の直径が小さく加工難易度が高い」の事例記事へリンクしています。

 

 

タングステンを精密球・超精密球に加工するなら杉原産業にお任せください。

肌に当たっても痛くないイヤリング用金具を製作

 

「イヤリングに使うネジ式の金具を、セットで製作してほしい」との依頼が入りました。

 

イヤリングのイメージ画像

 

上のイヤリングの写真はイメージ画像ですが、ちょうど丸で囲んである部分の金具を、製作しています。

 

女性ならお分かりになる方がほとんどだと思いますが、このネジ式金具をグルグルしめることで、イヤリングを耳たぶに固定します。

 

「イヤリングを落とさないように、ネジ式金具をキツくしめたせいで、耳が痛くなってしまった!」という経験を持つ方も、多いのではないでしょうか?

 

実際に、イヤリングは開けた時だけ痛いピアスと違い、身に付けるたびに痛いと感じる方も多いようなので、ネジ式金具のクオリティは重要です。

 

以下で、当社「杉原産業」がこだわって仕上げた、イヤリング金具の特徴を取り上げました。

 

最初に完成したイヤリング金具は、耳たぶに当たる部分が少し尖っていた

 

旧イヤリング金具

 

こちらが、1番最初に製作した、オリジナルイヤリング金具の3点セットです。

 

左からメインの「ネジ部分」、「ナット部分」、イヤリングをしめていくための「ツマミ部分」を組み合わせて、先ほどのイメージ画像にあったような金具が出来上がります。

 

 

旧イヤリング金具 ネジ

 

イヤリング金具のネジ部分にクローズアップしてみましょう。

 

ネジの頭は、少しだけ山なりになっています。市販されているイヤリング金具でも、よく見かけるスタンダードな形状です。

 

お客様に完成したイヤリング金具を確認していただいたところ、しめる時の硬さや、精巧度にはまったく問題はないのですが、「実際にイヤリングを付けてみると、ネジの頭の部分が耳たぶに刺さるようで痛いかも…」とのご意見をいただきました。

 

確かに、金具の先が尖っていればいるほど、地肌に当たるとと痛いです。

 

上の写真のネジは、ゆるやかなRが付いていますが、それでもきっちり硬くイヤリングをしめる方にとっては、痛いかも知れません。

 

そこで、耳たぶに当たっても痛くない形状のネジを使用して、イヤリング金具を作り直すことにしました。

 

きつくしめても痛みが少ない平ネジでイヤリング金具を再製作

 

再製作したイヤリング金具

 

こちらが、再製作したイヤリング金具です。

 

「ナット部分」と「ツマミ部分」には大きな変化はありませんが、「ネジ部分」に大きな違いが出たことにお気づきでしょうか?

 

 

イヤリング金具の比較

 

最初に作ったネジ部分と、作り直したネジ部分を比較すると、その差は一目瞭然です。

 

上のネジは頭の部分が尖っていますが、下のネジは頭の部分が平たい、いわゆる”平ネジ”です。

 

イヤリング金具に平ネジを使えば、イヤリングをきつめにしめても、耳たぶが痛くなりにくいです。

 

改めて製作したイヤリング金具をお客様にご確認いただいたところ、今度は「これで大丈夫です!」とOKが出ました。

 

 

今回の事例のように、製作したパーツに改善できるポイントが出てきた時は、迅速に対応してより満足度の高いパーツを完成させる自信が、当社にはあります。

 

もちろん、どんなことでもできるという訳ではありませんが、やってみないと分からないことで妥協はしません。

 

「こだわって、いいモノを作りたい!」とお考えの方は、ぜひ当社杉原産業にお声掛けください。

 

イヤリングの金具などアクセサリーパーツ製作のことなら杉原産業まで!