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月別アーカイブ: 2019年1月

小さな金属パーツへの文字入れ加工 | 彫刻専門業者並みの技術力

 

当社「杉原産業」は、金属パーツ(小物)・機械部品・精密部品を中心に、様々な”モノづくり”ができる製作業者です。

 

例えば、金属を切削加工して部品を作れたり、壊れてしまった部品を修理できたり、使用上問題のある部品を改良加工できるなど、対応可能な領域が広いことが強みとしています。

 

さて、これまで製作してきた多種多様な金属パーツの中には、お店(ブランド)のロゴや好きなアルファベット・記号などを彫りこむ加工を行った物もたくさんあります。

 

当社は彫刻を専門にしている会社ではないですが、超精密製品の製作経験が活きてくるのか、細かな文字入れも得意とするようになってきました。

 

今回は、「杉原産業」がほどこした金属パーツへの文字入れ事例を、紹介したいと思います。

 

新しく文字入れを行ったのは直径約2mmの金属パーツ

 

文字入れした金属パーツ1

 

今回、新しく文字入れ(彫り込み・彫刻)を行ったのは、上の写真の金属パーツです。

 

金属パーツは、うねうねと曲がりくねったような形が特徴的で、全体の横幅は約2.2cmです。

 

ちょっと変わったネジにしか見えない金属パーツのどこに文字入れを行うのか、不思議に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。文字入れを行う位置は、金属パーツの”側面”です。

 

直径が約2mmしかなく曲面になっている場所に、精密な文字入れを行うことは至難の業です。

 

目をこらせばようやく分かる金属に彫りこまれた小さな文字

 

金属パーツ文字入れ2

 

上の写真では、実際に文字入れを行った金属パーツが確認できます。

 

接写にしても輪郭がぼやけてしまうほど小さな文字ですが、全部で3文字彫りこまれています。

 

金属に文字入れを行うこと自体も難しいですし、上の金属パーツのように文字入れ箇所が小さい、そのうえ文字入れ面が平面でないという場合は、さらに難易度が上がります。

 

このレベルまで細かくキレイな文字入れ加工を行う場合、彫刻専門の業者の領域になると思われがちで、実際にごく小さな文字入れには対応していない製作・加工業者も多いと思います。

 

しかし当社の場合、今回の試みで“頑張れば約2mmの曲面への文字入れなら対応可能そう”ということが判明しました。

 

金属パーツに細かな文字入れや模様付けを行った他の事例

 

金属パーツ例1

 

各アイテムの特徴をとらえた模様付けを行ったり、文字入れを行った極小ネイルパーツです。

 

市販されているネイルパーツではあまりない、リアリティあるフォルムが魅力です。

 

⇒ ネイルパーツの製作事例を詳しく見る
※「オリジナル極小ネイルパーツを10種類作成」の事例ページへリンクしています。

 

 

クマ毛有-min

 

テディベア(くまのぬいぐるみ)の毛並みの質感を、細かな模様付けで表現したオリジナルアクセサリーチャームです。

 

硬い金属のはずなのに、本物のぬいぐるみのようにフワフワしているという錯覚を起こしそうな、見事な仕上がりです。

 

⇒ 毛並みがリアルなテディベアチャームの製作事例はコチラ
※「かわいいオリジナルくまチャームを2種類製作」の事例ページへリンクしています。

 

 

シルバー プレート

 

アルファベットの文字入れ・オリジナルイラストの彫り込みがされた、シルバープレートです。

 

オリジナルデザインの彫り込みは、金属パーツ(特にアパレル関連)に独自性を持たせるための、最も有効な手段と言えます。

 

⇒ オリジナル文字入りシルバープレートの製作事例はコチラ
※「シルバー色が美しいパーツの製作事例3つ | チャームやプレートなど」の事例ページへリンクしています。

 

まとめ

 

以上、当社「杉原産業」の“金属パーツへの文字入れ加工事例”を紹介しました。

 

加工難易度が高い金属であっても、緻密な文字入れ・デザイン付け・模様付けができることが伝わっていれば幸いです。

 

もちろん何でも絶対に文字入れができると断言するわけではないですが、製作・加工業者の中では高いレベルの彫刻技術を持っていることは、自負しています。

 

  • ・この金属パーツに文字入れ加工をしてほしい
  • ・○○という文字を彫った金属パーツを△△個作ってほしい

 

上記のようなご希望がありましたら、まずはお気軽に当社「杉原産業」までご相談ください。

 

 

金属パーツへの文字入れ加工なら杉原産業まで!

金属チャームのバレル研磨 | 凹凸が無いツルツルの仕上がりが特徴

 

今回の記事ではあえて、製作する金属製チャームの”裏側”について触れたいと思います。

 

“裏側”といっても製作にまつわる裏話ではなく、文字通り「”金属製チャームの裏側”をどう加工するのか?」ということです。

 

アクセサリーとしてよく使用される金属製チャームは、常に見える”表側”の加工に目が行きがちですが、実は“裏側”にもこだわって作っているのです。

 

金属チャームをツルツルに仕上げるバレル研磨

 

バレル研磨チャーム

 

上の写真の金属チャーム(の裏側)は、凹凸がなくツルツルに仕上がっています。

 

このツルツル感は、バレル研磨という加工方法でつくられたものです。

 

バレル研磨はバリ取りやスケール取り、そして今回の金属チャームのような小さな製品の磨き上げによく使われる手法です。

 

材質は様々である研磨用の石「メディア」と、研磨する製品「ワーク」を一緒に機械に入れて、流動式・振動式・回転式など、様々な動作方法で、「ワーク」が「メディア」により研磨されます。

 

バレル研磨方法は、通常の研磨加工が難しい複雑形状の部品の研磨加工や、大量の部品の研磨加工に採用されることが多いです。

 

バレル研磨はキレイに仕上がらないこともある

 

バレル研磨チャーム不良品

 

バレル研磨で仕上げた製品のクオリティのバラつきは比較的少ないとされていますが、必ずしもすべてキレイに仕上がるとは限りません。

 

上の写真のチャームも、一見キレイにツルツルになっているように見えますが、目をこらすをあちこちに傷(バレル痕)があることが確認できます。

 

このように低い確率ではあるものの、傷が付いた製品ができてしまうのは、バレル研磨では無くすことができない欠点なので、検品で傷の目立つバレル研磨仕上げ金属チャームをはじくことが大切です。

 

あえてバレル研磨でツルツルにしない金属チャームもアリ

 

バレル加工と他の加工

 

金属チャームの裏側の加工は、ツルツル仕上げのバレル研磨一択ではありません。

 

お客様のご要望によっては、あえて金属チャームの裏側に凹凸を付けることがあります。

 

チャームにいい具合の凹凸を付けるための加工方法が、シボ加工(シワ加工)の種類の1つである梨地(なしじ)加工です。

 

  • ・裏側にも何となく高級感を出したい
  • ・指紋や汚れが目立ちにくいようにしたい
  • ・触り心地を変えてみたい

 

梨地加工は、上記のようなご要望を持つお客様から、よく選ばれる加工方法です。

 

同じ素材で作っていても、仕上げ次第でチャームの印象が大きく変わることが面白いです。

 

まとめ

 

以上、表面をツルツルに仕上げるバレル研磨と、それ以外の仕上げ方法に注目して、製作した金属チャームを紹介しました。

 

仕上げ方法次第で、金属チャームの見た目に様々なバリエーションをつけることができますので、希望のイメージがあれば遠慮なくお伝えください。

 

バレル研磨でツルツルな金属チャームを製作するなら杉原産業におまかせください。

小さくても精巧なオリジナル折り鶴チャームの製作 | 貫通穴あり・貫通穴なしの2種類

折り鶴チャーム1

 

折り鶴の形をした金属製チャームの製作を行いました。

 

“折り鶴”型のチャームと言うと、何だか珍しい印象を受けますが、意外と需要が高く既製品としてもいくつか売られています。

 

しかし、折り鶴チャームは立体チャームの中でもきわめて複雑な形状であるが故に、”本当に紙で折ったような質感にする”ことは難しく、ある程度デフォルメ化させたり、翼の部分を薄く開いて成形しにくいのであえて厚みをつけたりして、何か1つ譲るところがなくては、大量生産はできないものと考えられます。

 

今回は、杉原産業がこれまで積み上げてきた精密加工のテクニックを活かし、どれだけ小さく、そして精巧に、“本当に折り紙で折り上げられたような折り鶴”チャームを作ることにこだわってみました。

 

紙で折った時にできる折り目や凹みなどを細かく表現した折り鶴チャーム

 

折り鶴チャーム2

 

こちらは、製作したオリジナル折り鶴チャームを様々な角度から見てみた物です。

 

実際に折り紙で折り鶴を作られた経験がある方なら、「ちゃんと紙っぽい折り目が付いている!」とピンとくるのではないでしょうか?

 

折り鶴の頭の部分をキュッと折ったところのくぼみであったり、仕上げに両翼を引っ張って立体感を持たせる時のディティールであったり、こだわり抜いたところはたくさんあります。

 

“金属製の薄い折り紙”で折り鶴を作ったとしたら、まさに上の画像のチャームのような仕上がりになるでしょう。

 

翼の薄さなど、「極小サイズにしようと思ったら妥協しなくてはいけない?」というところもあえて妥協せず、難しいけれどもとにかく“紙で作った折り鶴”を金属チャームでしっかり表現したいと思いました。

 

1番小さいサイズの折り鶴チャームは横幅が1cm以下

 

折り鶴チャーム3

 

上記画像のチャームは、今回作った折り鶴チャームの中で、最も小さいサイズです。

 

両翼をひろげた横幅が約8mm、なんと1cmにも満たないことが分かります。

 

このサイズの折り鶴は、おそらく紙で作るのもかなり難しいのではないでしょうか?

 

極小仕上げの折り鶴チャームですが、先述した細部の細かいディティールにはこだわり、見劣りのない仕上がりになっています。

 

約1mmの貫通穴を折り鶴チャームに開けてTピンやQピンを通すアレンジが可能に

 

折り紙チャーム4

 

やはり”チャーム”というからには、「見た目が精巧でスゴイ!」というだけではなく、アクセサリー作りなどに気軽に使えるような実用性も大事です。

 

今回製作したオリジナル折り鶴チャームには、約1mmの貫通穴を開けたバージョンもあります。

 

この穴には、直径1mm以下のQピン・Tピン、またはチェーンなどを通すことができ、様々な種類のアクセサリー作りに役立ちます

 

「大きいサイズの折り鶴チャームでは、主張が強すぎて作れるものが限られてくるかも…」という場合でも、今回作った横幅8mm~10mmの折り鶴チャームなら、アクセサリー作りの幅が広がりそうです。

 

まとめ

 

折り鶴チャーム5

 

以上、当社「杉原産業」が製作した極小・精巧・実用的な折り鶴チャームの事例でした。

 

1番の見どころは、やはり”本当に紙で折り上げたような質感”で、想像以上の仕上がりに少し驚いてしまうほどです。

 

難しい部分も諦めずこだわり抜いて、良かったと思います。

 

本物そっくりな極小折り鶴チャームを製作するなら杉原産業にご相談ください。

クラシックカメラの修理に必要な部品を製作 | 半世紀前になくなったメーカーの物

とある業者様より、「あるクラシックカメラの修理に必要な部品を製作してほしいです」とご依頼がありました。

 

「製作してもらいたい部品を図面におこして説明するのは難しい…」ということで、まずは部品単体イメージと取付イメージが分かる写真を送って下さいました。

 

 

カメラの部品の写真

 

まさに”アンティーク”なイメージを持つ各部品ですが、なんとこの部品を使ったカメラは少なくとも半世紀以上前に作られたものだそうです。

 

お客様いわく、カメラを作っていたメーカーはとうの昔になくなってしまい、このカメラを専門に修理を請け負っていた修理業者も、今から10年ほど前になくなっているとのことでした。

 

つまり、このクラシックカメラの修理に必要な新しい部品は、現在まったく手に入れる手段がなく、「先方の依頼にお応えすることができない…」と、お客様は大変お困りでした。

 

「ぜひ検討してもらえれば…」というニュアンスでのご依頼でしたが、オンリーワンの部品の復元力には自信を持っている当社の力を発揮したく、喜んでご依頼を引き受けさせていただきました。

 

送っていただいたカメラ部品の実物を基に、新しい部品を製作した

 

カメラの部品サンプル

 

お送りいただいた画像を見るだけでは、精密にカメラの部品を復元することはできないので、写真の部品を実際に当社まで送っていただくように、お願いをしました。

 

届いたカメラの部品の形状はまれにみる複雑さでしたが、当社の製作・加工技術を持ってすれば、何とか完成させることができると判断しました。

 

 

完成したカメラの部品

 

特に複雑な歯車部分、ねじ部分も正確に復元してあります。

 

新しいカメラ部品の素材には、真鍮を選びました。

真鍮は独特な光沢感が美しく、アンティークアクセサリーにもよく使われる素材です。

 

計10個、同カメラ部品を製作し、お客様の元へ発送しました。

 

「古いカメラの部品欠損で悩んでいる方の助けにしてほしい」と実績掲載許可をいただいた

 

カメラの部品完成

 

製作したクラシックカメラの部品の出荷後、お客様より丁寧なお礼のご連絡がありました。

 

当社は、サイト内の部品・パーツの製作実績ページにぜひ掲載したいと思った際、当然ながらお客様にお伺いを立てていますが、今回のお客様からは「自分と同じように、古いカメラの部品が無くて困っている人はたくさんいるはずです。そうした方々の助けになってほしいです!」と、とても嬉しい言葉とともに快諾をいただきました。

 

半世紀ぶりによみがえったクラシックカメラの部品を見て、何か感慨深い想いを持たれたのかもしれません。

 

今回製作したカメラ部品に限らず、”この世にまたとない”、”もう入手する方法がない”部品を求めている方はたくさんいらっしゃり、実際に相談も多く受けています。

 

今後も当社「杉原産業」が、そうした方々のお力になることができれば嬉しいなと、考えさせられた事例でした。

 

どこにもないクラシックカメラの部品を製作するなら杉原産業にご相談ください。