オフィシャルブログ

月別アーカイブ: 2017年6月

真鍮製の部品やアクセサリーのオーダー製作

ベルト バックル 真鍮

杉原産業は、精密な金属部品・パーツのオーダー製作を得意としています。

 

様々な素材をお客様よりご指定、あるいは杉原産業からご提案させていただいておりますが、これまで特に多く製作してきているのが、真鍮製の部品やアクセサリー(パーツ)です。

 

真鍮は黄銅とも呼ばれており、銅と亜鉛の合金で、かつ亜鉛の配合物が20%以上配合されているものが、真鍮に分類されます。

 

例えば、日本円の5円玉は、真鍮で出来ている物です。

 

真鍮は長く使うとヴィンテージ感が出るので、アクセサリー系の部品にも向いた素材

ゴールド ブレスレット 羽

真鍮は、水分に対して耐性は無いのですが、錆び錆びになってしまうことはなく、酸化によって黒くくすんでいくイメージです。

 

真鍮の研磨仕上げ後、しばらくは金ぴかですが、だんだんピカピカ感がなくなり、くすんできます。

 

真鍮のくすみを防ぐためにニッケルメッキ加工を施す場合もありますが、あえて”くすみ感”を出すためにメッキを行わないことも多いです。

 

特に、靴やカバンのバックルなど、身に着ける物(アクセサリー類)の部品・パーツには、「ヴィンテージ感のあるものが好き!」という方が多くいらっしゃいますので、メッキ加工を行わない真鍮がよく選ばれます。

 

実際に、真鍮でお作りしたアクセサリー系の部品・パーツは、オシャレに長く愛用できそうな物が多いなと感じます。

 

今記事では、これから「真鍮で部品を作ってみたい!」、あるいは「真鍮でアクセサリーを作ってみたい!」という方に向けて、仕上がりのイメージがしやすいよう、これまで実際に杉原産業が受注してきた、オリジナルの真鍮製部品の製作事例をいくつかご紹介します。

 

~真鍮製の部品のオーダー製作事例~

  • ・メッキ剥げが原因で安っぽく見えることはない真鍮製のゴールドバンクル
  • ・ブラウンの革靴に合う真鍮製のゴールドバックル
  • ・銀いぶし加工で重量感を意識した真鍮製のベルトバックル
  • ・滑らかな切削加工がポイントだった真鍮製の車の部品

 

真鍮製部品のオーダー製作事例① ゴールドバングル(メッキ剥げしない)

 

ブレスレット アップ

 

写真は、お客様から「真鍮で!」と素材の指定があり、オーダー製作したゴールドバングルです。

 

通常、お手頃価格なゴールドのアクセサリーは、金色のメッキ加工が施されていることが多いです。

 

ただ、メッキ加工されているゴールドアクセサリーは、長く身に着けているうちに、メッキがどんどん剥げていきます。

 

ゴールドメッキの場合、地の金属のと色の差が大きいので、メッキの剥げた箇所が目立ちやすく、安っぽく見えてしまいます。

 

そんな問題を解決するために生まれたのが、この真鍮製のゴールドバックルなのです。

 

◆真鍮をピカピカに磨くことで、メッキなしでもキレイな金色を表現

メッキ加工を施さずに、キレイなゴールドの見た目に仕上げるため、真鍮を丁寧に磨き上げています。

 

真鍮のそのままの良さを生かしたうえで、メッキが剥げることによる”安物感”を解消することができた製作事例です。

 

詳しくは、下記記事をご覧ください。

→ オリジナルアクセサリーを真鍮とシルバーで製作

 

真鍮製部品のオーダー製作事例② 革靴のバックル(革靴にマッチするヴィンテージ感が出る)

 

新しいバックル

 

「真鍮は、使いこむと、ヴィンテージっぽい良い味わいになると認識しているのですが、そうなんでしょうか……?」と、真鍮ならではの特長について、ご存じだったお客様からのご依頼でした。

 

もともと、ブラウンの革靴には、いぶしのような表面加工が施された、シルバーのバックルがついていました。

 

オーダー製作した真鍮製のゴールドバックルも、いぶしたような表面加工をしています。

 

お気に入りの革靴に、よりマッチするヴィンテージ調のバックルが完成し、お客様にも大変ご満足いただけた事例です。

 

詳しくは、下記記事をご参照ください。

→ 靴のバックルを真鍮で2個製作~ヴィンテージ調のゴールド~

 

真鍮製部品のオーダー製作事例③ ベルトのバックル(銀いぶし加工で重量感のある見た目に)

 

バックルシルバー

 

真鍮を磨いて、メッキ無しでも丁寧に磨き上げることで、金ぴかの部品にすることもできますが、写真のバックルのように、真鍮に銀いぶしのメッキ加工をすると、部品に重量感が生まれます。

 

ベルトのバックルのご依頼をくださったお客様は、「真鍮を磨いた、そのままの素材のバックルを製作してもらえれば大丈夫です」と仰られていました。

 

しかし、「銀いぶしメッキ加工のベルトのバックルも、お客様の好みに合うのでは?」と考えた職人の判断で、サンプルをお作りし、お客様に確認していただいたところ、「銀いぶしメッキ加工の方のバックルもすごくいい仕上がりですね!」と、気に入っていただけて、追加で製作をさせていただきました。

 

真鍮素材の部品に合う、加工を施せた一例です。

→ 真鍮鋳物で重量感あるバックルを製作

 

真鍮製部品のオーダー製作事例④ 車の部品(滑らかな切削加工で形を復元)

 

アウターハンドル

 

車の部品(アウターハンドル)を、真鍮素材で作り直した事例です。

 

元の車の部品は、バキッと折れてしまっており、それを復元することが目的でした。

 

この車の部品は、折れたところが、もとはどんな形状をしていたか正確に分からないという難点はありましたが、何とか工夫しながら切削加工を行い、新しいアウターハンドルとして、十分使用できる仕上がりになりました。

 

真鍮素材は、他の様々な種類の金属と比較すると切削加工がしやすく、部品の形をキレイに調整できることが特長の1つです。

 

ツヤがある車のドアについていても違和感がないよう、鏡のようにピカピカに見えるメッキ加工を行いました。

 

→ 折れた運転席のハンドルを1つだけ製作

 

真鍮製の部品は、1個からオーダー製作が可能

 

最後にご紹介した、真鍮製の車の部品もそうなのですが、杉原産業では、お客様の「作りたい!」、もしくは「困っている!」という思いにお応えするべく、1個からオーダー製作を行っています。

 

真鍮独自の”くすみ感” で、ヴィンテージ調(アンティーク調)な味わいが楽しめるアクセサリー類をはじめ、切削加工のしやすさから、様々な形状の部品に対応することが可能かと思います。

 

「他の会社では出来ないと言われてしまった」真鍮製部品のオーダー製作も、杉原産業なら可能かもしれません。

 

製作を諦める前に、1度ご相談をしていただければと思います!

真鍮製部品のオーダー製作なら杉原産業まで!

特注! 建築金物のオーダー製作・加工事例

万力付き吊り具

杉原産業では、建築金物(建築関係の金具)のオーダー製作・加工のご依頼も、よく承っています。

 

建築金物とひとくちにいっても、建築に必要な金具は吊り金具、パイプ、蝶番など多岐にわたり、杉原産業まで相談をいただく場合は、「一般市場に流通していないので購入できない金具」、つまりその現場に合わせた特別仕様の建築金物の製作を希望される方が多いです。

 

実際に、工務店さんなどから、「必要なサイズや形、耐久性の建築金物がどこにもないものなので、本当に困っている!」と、ご相談を受けることもしばしばあります。

 

その建築金物がないと、工事を進めることができず、納期に間に合わないというケースです。

 

杉原産業では、小ロットから、その建築現場に必要な建築金物を、オーダー製作・加工させていただくことが可能です。

 

今記事では、杉原産業がこれまで製作・加工してきた、オリジナルの建築金物の事例を、いくつかピックアップしてご紹介します。

  • ・万力付き特製吊り金具
  • ・オリジナルL字金具
  • ・バルコニーの補強用金具
  • ・コンテナ扉用のあおり止め

 

建築金物のオーダー製作事例1(歪んだ梁に合う万力付き特製吊り金具)

ある工務店さんからいただいた、万力付き吊り金具のオーダー製作のご依頼です。

 

吊り具 取り付け後

写真は既に完成し、建物への取り付けを行った後の万力吊り金具です。

 

 

万力付き吊り具

そもそもこの特製万力付き吊り金具が必要になったのは、内装工事に伴い目隠しにシェードを取り付けることになったものの、その取り付け場所にはシェードをぶらさげられそうな設備(レールなど)が無く、建物を痛めない金具がありませんでした。

 

建物を痛めないようにするためには、天井の梁につっぱらせて固定するような、シェード用の吊り金具が必要だったのです。

 

お客様の最初のご提案では、万力になっているのは吊り金具の片方だけだったのですが、それでは重たいシェードをぶら下げ続けられるのか疑問だったので、より強固に固定できるよう、両方を万力の仕様にしました。

 

この現場の天井の梁(万力で固定する部分)は、若干歪んでいたのですが、その歪みの角度に対応できるよう、ステンレス製のゴム付き板がつけられていて、万力でしめる角度の調整ができます。

 

天井の梁の角度が歪んでいて、それでも直接取り付けられる万力付き吊り金具のオーダー製作は、他の会社にも相談されたそうでしたが、すべて断られてしまったと仰っていたのを覚えています。

 

万力付き吊り金具のオーダー製作事例について詳しいことは、下記記事をご参照ください。

→ 万力付きの吊り金具を急ぎで4個製作

 

建築金物のオーダー製作事例2(予算に合わせて製作したオリジナルL字金具)

続いて挙げるのは、建築金物に限らずよくある「今まで依頼していた会社では作れなくなってしまった」、あるいは「久しぶりに依頼をしたら、製作元の会社が無くなっていた」という理由でお困りだったケースです。

 

L字金具

コーナーの補強や家具の固定等、幅広い目的で使用されるL字金具です。これを、1,000個製作しました。

 

急にL字金具の製作ができなくなり、お客様も少し焦っておられましたが、まず見本を送っていただき、「これなら杉原産業でL字金具の製作を引き継ぐことが出来る!」と、依頼を快諾させていただきました。

 

通常のL字金具製作では、プレス加工(型に入れて成型)からメッキ処理を行うのですが、この方法だとロット数がよほど多くないと単価が下がりにくく、お客様が考えられている予算では、オーダー製作が難しそうでした。

 

そこで、様々な種類の金属加工のノウハウがある杉原産業ならでは工夫として、L字金具の材料にボンデ鋼板という金属を採用しました。

 

ボンデ鋼板には、はじめからメッキ加工が施されており、L字金具成型後のメッキ処理が必要ありません。その分の製作費用をカットすることができます。

 

L字金具に必要な耐久性は損なうことなく、工夫してお客様のご予算にできるだけ近づけていった事例です。

 

L字金具のオーダー製作について、さらに詳しいことは下記記事をご参照ください。

→ 予算に合わせて製作コスト削減に成功したL字金具の製作

 

建築金物のオーダー製作事例3(腐食しないバルコニーの補強用金具)

建築関係のお客様からいただいた、バルコニーに使用する補強用金具の製作事例です。

どういった理由かまでは詳しく伺っていませんが、「急ぎで補強したい」ということで、こちらもかなり急ぎで対応させていただきました。

 

バルコニー用の建築金物

この場合はバルコニーの”強さを補う”ための建築金具ですから、当然耐久性も高くなくてはいけません。

 

そのため硬く、屋外にあっても錆びなどの腐食が起こりにくい、ステンレスを採用しています。

 

この補強用建築金具の製作については、お客様から寸法や固定用プレートの取り付けなど、指定が細かくありました。

 

それらご要望の内容をきっちりヒアリングし、お客様のイメージに近い補強用の金具を、製作しています。

 

ステンレス製の補強用金具についての詳細は、下記記事をご参照ください。

→ バルコニーで使う建築金物を急ぎ(1週間)で製作!

 

建築金物のオーダー製作事例4(コンテナのオリジナルあおり止め(サンプル))

少し建築金物からはそれるかも知れませんが、軽量の扉には使用されることもあるので、オリジナルのあおり止めの製作についてもご紹介いたします。

 

3種類の長さのあおり止め

お客様からは、「コンテナの扉を開けたまま固定できる金具を製作してほしいです」というご希望があったものの、どんな形状の金具がいいのかまでは、固まっていないようでした。

 

そこで、あおり止めの形状は、コンテナ扉の重量を想像しながら、”扉を支えて開けっぱなしに固定できる、シンプルな形状”という、杉原産業のオリジナルアイデアを採用しました。

 

材質は、「屋外で使用するあおり止めなので、錆びにくいステンレスがいいです」とお客様より指定がありました。

 

そして、3種類の長さでステンレス製の金具のサンプルを製作させていただき、お客様に納品させていただきました。

 

建築金具の形状までイメージできていない場合でも、どういった目的で使用するのかさえ説明していただけましたら、その用途にしっかり使える建築金具を、杉原産業ならではの工夫をして、オリジナル製作することができます。

 

コンテナ扉の固定用あおり止めの製作の詳細については、下記記事をご参照ください。

→ オリジナルのコンテナのあおり止めを製作

 

?どこにもない建築金物が欲しい方へ

建築金具の用途は様々で、現場や状況に応じて、サイズ・強度・耐久性など大きく違います。

 

そのため、今まで付き合いしている会社から「そういった金具の製作はできない」あるいは「ロット数が少なすぎるから、うちでは作れない」と、オーダー製作を断られてしまうというケースも少なくはないでしょう。

 

そんな時、杉原産業を一度思い出していただければ、求める性能・利用したい箇所・寸法・強度・耐久性・材質・予算など、様々な事からご相談にのらせていただきます。

 

実際に「こんな建築金物は無いだろう、できないだろう…」と思うようなものでも、今まで培ってきたノウハウを元に、様々な製造方法・材料の組み合わせを考え、できないではなくできるようにしてきた経験が豊富にあります。

 

もし、オリジナルの建築金具の製作をご検討されていましたら、お気軽にぜひ杉原産業までご相談ください。

 

杉原産業なら、あなたが求める建築金物を製作できる可能性が高いです。もちろん、予算がお有りかと思いますので、お気軽にご相談ください。