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月別アーカイブ: 2016年8月

YKKのファスナーを指定された型番で200本加工

カバンなどを作るアパレルメーカー様から、国内で多くのシェアを誇るYKKのファスナーの型番・色番号を指定で200本納品するご依頼をいただきました。

ファスナー1

色番号:501 & 512

型番号:3Gファスナー

(YKKファスナーは生地・ムシ・引き手などを含めて1つの型番です)

加工した長さ:35cm

 

YKKのファスナーはもともとは長尺の商品で、カバンや洋服など使いたいアイテムに合わせて長さをカットし、ムシ(務歯)とり等の加工を行う必要があります。

 

ファスナーの加工に関してはその商品の特性上、細かい作業が多くなるので小ロットで受けてくれる会社が少なく、1,000本や2,000本など大量の注文から受注可能としている会社が多いのが現状です。

 

しかし、杉原産業では他の会社で断られたという方のお手伝いを喜んでさせていただいているので、小ロットからの注文でもお受けしております

 

長いファスナーをカットし、ムシ取り加工を行う必要がある

 

長尺のファスナーのカットと一緒に行ったムシとり加工。ムシとは、ファスナーの引き手をスライドさせたときに開けたり閉じたりするパーツのことです。エレメントと呼ばれることもあります。

 

ファスナー ムシ

※この写真はムシの加工を行った後の状態です。

 

ファスナーのムシは、加工前の状態だと生地の端まであり、この写真のような状態にするにはムシ取り作業を行い、写真のように生地を少し余らせるように加工を行う必要があります。

 

ムシとり自体はそれほど難しい作業ではなく、機械を使わなくても、喰いきりやニッパーなどの工具を使えば、簡単に取ることができます。

 

しかしムシのついている間隔は狭く、取り外しを行う数が多いことから、100本も200本も細かいムシとりを自力で行うのは大変です。また、販売する商品に使う場合は正確に加工しなくてはいけないので、慣れない方がこのムシ取りを行ってしまうと生地を傷めたり、ムシで小さな穴をあけてしまったりする恐れもあります。

 

だからこそ、ファスナーの品質を安定させるために、数が増えれば増えるほど、加工業者などに依頼を出される方が多いのです。

 

杉原産業ではファスナー引き手の取り替え・加工にも対応

 

今回のご依頼ではファスナーの型番号・色番号・長さのみを指定で、他のご要望はありませんでしたが、杉原産業ではこのファスナーの引き手を付け替えることができます。

ファスナー 加工ファスナー その2

 

杉原産業には、様々なファスナー引き手の取り扱いがあります。また、杉原産業は金属加工の会社なので、お客様がデザインされたオリジナルの引き手など過去にもたくさん製作しております。

 

また、オリジナルの引き手となると小ロットの場合が多いかと思いますが、弊社は小ロットのご注文も喜んでお受けさせていただいていますので、「他の加工会社では断られてしまった」という場合でも、お気軽に「こんなんできますかー?」と一度ご相談ください。

 

ファスナーの加工なら杉原産業まで!

元の形が分からないコートのボタンを修理

コート ボタンつけ



※ボタンの復元修理後の写真です。

「一点もののコートのボタンがなくなってしまった!」

 

「ふと気づいたら、お気に入りのお洋服のボタンがなくなっていた」なんていう経験はありませんか? 替えのボタンを持っていれば修理は簡単ですが、替えのボタンを捨ててしまったりして、無いことも多いですよね。

今回のお客様がお持ちになったのも、ボタンが外れてしまったコート。

ボタンというよりは留め具というイメージかもしれませんが、コートの生地に残っているパーツからは元のデザインが分からず、お客様もはっきりとは覚えていらっしゃらない状況でした。

 

お客様の近所のボタン屋さんでも元の形が分からなくてはお手上げということで、困って弊社に修理のご依頼をくださいました。

 

コートのボタン跡から推測できる形のボタンを製作

 

コートに残ったボタンのパーツからは、全体としてのボタンの形は分かりませんでした。コート生地に残っているボタンの跡や他のボタンを見ながら、元の機能やデザインをイメージし、「こういう感じだろうか?」「それともこうだろうか?」と試行錯誤して、ボタンを製作しました。

 

出来上がり ボタン

出来上がったボタンはこちら。

大きさ:約W,40mm×H,15mm×D,5mm

中(稼働部の周り)にバネが入っています。フックを開け閉めする際にバネが伸縮する仕組みになっています。

 

このボタンの製作時のポイントは、バネの強弱の調整です。

バネが強すぎるとフックが硬くなり、コートを着るたびに力をこめて開け閉めしなくてはいけないので大変です。逆にバネが弱すぎると、フックが緩くなってすぐに外れる可能性もあります。

こういった事から試行錯誤して、コートのデザインと合わせて、ちょうどいい力加減でフックの開け閉めができるようバネの強さを調整しました。

 

切削や挽物加工のノウハウがあるからボタンを復元できた

 

一点もので元の形が分からないボタン修理のご依頼でしたが、お客様には満足しOKをいただくことができました。

 

杉原産業は、今回のようなボタンなどの、細かいパーツづくりも得意です。その理由は、金属の切削・挽物加工に自信があるからです。

 

ろくろのような機械に加工したい金属をあてがい、丸く削っていくことはできますが、例えば6角や3角にキレイに加工するには、職人の腕が必要です。

 

コート ボタン

また切削に使う刃物にも工夫をこらし、表面が滑らかで美しい仕上がりになるようにしています。

 

コート ボタン2

今回のケースのように「元の形が分からない」という場合は、弊社が元のデザインや機能を想像して、ぴったりのオリジナルパーツを製作させていただくこともできます。

想い入れのあるコートなどで、「古い一点ものだからもうボタンが無い」と諦める前に、一度ご相談ください!

 

金属加工なら杉原産業まで!

形と寸法が不明だった可動式金具の製作

完成

可動式金具の完成イメージがうまく伝わらずどこに行っても製作依頼を断られてしまう

 

今回は、ホームページからお問い合わせで大阪の企業様から頂いた、「野外照明に使う可動式の金属部品の製作」の依頼を紹介いたします。

こちらのお客様は、もともと他の業者に完成イメージを伝えて相談をされていましたが、イメージを十分に伝えるのが難しく、「どのようなものを作りたいのか?」を理解してもらえずどこに行っても「わからない」と断られしまい途方にくれていました。

 

実際に作ったことがない人にとって、作りたいものを人に正確に伝えることは簡単なことではありません。最初に完成イメージをお聞かせいただいた時に、どのような形にすれば良いのか我々もイメージがつきませんでした。

 

しかし、ここで他の業者と同じように「わからない」と断ってしまえばきっとお客様は困ってしまう。今までも他の業者に「できない」と断わられて、困ってしまうお客様を幾度となく見てきました。今回も、お客様のご要望になんとかお答えして喜んでいただきたい一心で、ご依頼をお受けすることにいたしました。

 

丁寧なやり取りで「作りたい物」をお客様と一緒に形にする

 

お客様の依頼の形としては、色々なタイプがあります。実際にある物を持ち込んで頂いて「これと同じものを作って欲しい」といった依頼や、図面をお持ちいただき「これを作って欲しい」といった依頼、また「こんな物を作って欲しい」と口頭でお伝えされるお客様などもいらっしゃいます。

 

今回は「自由に角度が変えられて重量物でも支えられる野外照明器具の支え部分」を作って欲しいとのご依頼で、もともとお客様に提出いただいた完成イメージでは、お客様の思い描くイメージがわからなかったので、図面引きをするところからやり直しました。

 

個数は39個で野外で使用するための器具になるとの事でしたので錆びないように、メッキ加工を施し、ボルトの緩みを防ぐために、ボルトを止めるナットを2つ取り付けて緩みにくくするダブルナットを採用いたしました。

 

まず最初に、お客様のイメージを形にして、より細かいやり取りをするためにサンプルを製作いたしました。そのサンプルをお客様に送って少しずつ試行錯誤を重ねながらお客様の理想の形に近づけていきました。

※写真左がサンプル

サンプル

他で制作を断られて諦める前に杉原産業まで

なんとか出来上がると「助かった。なんとか納期に間に合ったよ」と大変喜んで頂きました。
杉原産業では、今回のお客様に限らず「作れないだろうなぁ」「他の業者に断られた」といったようなお悩みでお困りのお客様も多くいらしゃいます。
諦める前に、杉原産業までご相談下さい。

可動式金属部品製作はこちらから!

アクセサリーパーツ問屋には無いオリジナルなパイプを製作できる

いろいろな形に加工したパイプ

お客様の頭の中にイメージしてるアクセサリーパーツをオーダーメイド

アクセサリーなどには様々なパーツが使われているものがあります。
細かなパーツとパーツを組み合わせて作られたネックレスやピアスなどをもたくさんあります。

そのようなアクセサリーなどをご自身で作られていたり、デザインをされている方の中には、パーツの1つ1つにもこだわりを持たれている方も多いかと思います。

こだわりを持ってアクセサリーパーツのお店や問屋さんを巡っても、実際には理想のパーツがなかなか見つからないといったこともあるでしょう。

そんな方にはオーダーメイドのパーツがオススメです。

  • 「こういうパーツが欲しい」と図面やデザインができている方
  • 「こんなパーツがあればいいな」と頭の中に漠然としたイメージを持たれている方
  • 「どんなパーツがあれば手作りでアクセサリーができるだろう」とお悩みの方

これらの方は、問屋さんなどのたくさんのお店を探すより、これを作ってほしいと依頼する方が早いかもしれません。

杉原産業では、そのような方のアイデアやイメージを実現するために、オーダーメイドでのお客様が求められている独自のパーツを製作しています。

意外と難しいアクセサリーパーツなどに使われるパイプの加工

アクセサリーなどに使用されるパーツには、ビーズやチェーン、ラインストーンや金具など、いろいろな種類がありますが、今回はパイプについて説明させて頂きます。

パイプを使ったアクセサリーというと、ネックレスやイヤリング、ブレスレットなど、いろいろあるかと思いますが、パイプをこれらのアクセサリーのパーツに加工するには、意外と難しいことがあります。

パイプを曲げるとしても、潰れないようにきれいに曲げるのか、わざと潰れ気味に曲げるのか、丸く曲げるのか、カクカクした感じで曲げるのか、お客様のご依頼によって様々です。

次に、バリ取りという工程があります。
「バリ」と呼ばれる切断など材料を加工する際に発生する突起、かえりをきれいにして、切断面を平らにします。

その後、メッキなどで仕上げるなど、お客様のイメージに合わせたパーツを製作していきます。

 

いろいろな形に加工したパイプ 横

見えないところにも使われているパイプのパーツ

加工が難しいパイプですが、実はいろいろなところに使われています。

アクセサリーだけでなく、ランドセルの背中部分に形状を固定するために入っているものも
加工されたパイプです。

その他、バッグでも金具としてパイプを使用したり、パイプをリング状にした持ち手の
おしゃれなデザインのものもあります。

機能性を重視した用途としても、アクセサリーなどではデザイン性を重視した用途で
パイプは使われています。

材質も形も数量も柔軟に対応

R付パイプ 3×40

一口にパイプといっても、その材質は鉄・ステンレス・真鍮(しんちゅう)・アルミなど、いろいろあります。

様々な素材でできたパイプに対して、リング状にしたり、真っすぐにしたり、その形状も幅広く対応できます。

真鍮のパイプなどであれば、納期も最速で10日~2週間程度で対応可能です。

欲しいパーツの図面がなくてもイメージはある、どんなパーツが必要かは分からなくても作りたいものがある、ありものではないオリジナルなアクセサリーを作りたい方はぜひ一度、杉原産業までお問い合わせください。

杉原産業は難しい加工でも、「やります!」「出来るように考えます!」という精神でお手伝いをさせていただきます。

0.3mmの細い穴に使える糸通しを微細加工で製作

微細加工でつくった糸通し

タナゴ釣りで使うウキへの糸通しを製作できませんか?

今回、大阪の企業様から、「タナゴ釣りで使うウキへの糸通しを作れませんか?」とお電話を頂きました。

どのようなものか分からないのと、近くだったので直接お伺いをさせていただきました。

そこで出てきたものがこのようなものでした。

タナゴ釣りの仕掛け



タナゴ釣りをされる方は良くご存知かもしれませんが、その仕掛けのウキは比較的細い穴になっており、非常に糸を通しにくくなっています。

そして、このウキに糸を通しやすくするための糸通しを作ってほしいという事でした。

ただ、糸通しはどんな形にしたいのか?といったような指定は一切なく、先ず渡されたウキのサンプルが、0.6mmの穴のもので、これに糸を通しやすくするものを作ってほしいといった目的だけで依頼を受ける事になりました。

1週間程でサンプル製作後に提出すると更に細いものの要望が

杉原産業が得意とする微細加工を施してから、冶金で糸を通す時に折れたりしないように強化をして製作しました。

糸通し全体



形状の指定も無かったので、できる限り利用しやすく、細長いウキでも対応できるように長めに作りました。

糸通しというと裁縫道具の糸通しを想像する方もおられますが、今回のものはピックの先を鉤爪状にしたものです。

そして実際にこれをお客様に提出させていただきました。

そうするとお客様から、「まだ細いものあったんですけど…さすがにこの細さのものはできませんよね…」と、0.3mmという当初の半分の細さのウキが出てきました。

ただ難しいものでもデキル自信があったので「やりますよー」とお返事をさせていただいて、実際に製作をさせていただきました。

本当は、0.6mmから一気に0.3mmの依頼があったのではなく、0.5mm、0.4mmとサンプルを製作するたびに細いものを見つけては、またサンプルを製作するというような事を繰り返して、最後に0.3mmの依頼が来たというわけです。

0.3mmの糸通しは杉原産業独自の微細加工で製作

0.3mmというと写真では取れないようなサイズですが、なんとかマクロ撮影をしてみました。

0.3mmの糸通し



このようなサイズで、1mmの半分以下のサイズという事がお分かりいただけるかと思います。

そして先端が鉤爪状になっていることもお分かりいただけるのではないでしょうか?

さすがにこれだけ微細な加工をする場合、強度に気を配らなければいけません。

その為、杉原産業独自の微細加工を用いて、更には冶金で焼いて冷やしてを繰り返して強化をしました。

こうして最初の依頼を頂いてから2週間程の時間が掛かりましたが、目的だけだったところから製品を作る事に成功しました。

0.3mmの微細加工は色んな製品で利用できる

今回はタナゴ釣りのウキの糸通しを製作しましたが、杉原産業の微細加工の技術力は、色んな製品開発や本当に様々なものに利用できます。

更に細かいだけでなく精度や強度にもコダワリを持って製作しているので、お客様の要望に合わせた加工を施す事も可能です。

かなり細かいものであっても、目的を明確にお持ちであれば、形などが決まっていなくても今回の様に製作をさせていただく事ができます。

釣り具だけでなく微細加工は杉原産業にお気軽にご相談ください。