オフィシャルブログ

月別アーカイブ: 2016年5月

亜鉛で低コストのGフック(留め金具)をオーダー製作

Gフック完成品



【留め金具のGフックの詳細】
材料:亜鉛
納品:100個
用途:バッグなどのウェブベルトや安全ベルトに利用

Gフックを改良した図面通りに製作できませんか?

お客様から、図面と一緒に「このGフックを図面通りに製作できませんか?」とお問合せを頂きました。

Gフックの依頼詳細図


これが実際に送られてきた、かなり細かく寸法を表しているイラスト図面です。

文章で見ているだけだと、簡単な加工に感じてしまいますが、実は線を細くしたり、穴の角度を同じにしたりなどは、なかなか難しい加工になります。

しかし、杉原産業では製作できる技術があるので、「できますよー!」と返答をさせていただきました。

ただ問題は、利用用途です。

 

留め金具(Gフック)は利用用途に応じて材料と加工方法を選ぶ必要がある。

利用用途をお伺いすると、ロッククライミングなどで利用するという事でした。

もし、ベルトに利用するとなった場合、人の命を預けるものになるので、かなり強度が必要です。

その為、今回のGフックを作成する際はプレス加工でやるのが理想だと思いました。

金具の強度は、材料だけで変わるわけではなく、加工方法によって差が出てきます。

実際にプレス加工は非常に高い強度の物を作れるので、そういった意味で最適な加工法でした。

 

プレス加工には型が必要で、コストが上がる

プレス加工は、上から圧力をかけて型の通りに製作する方法です。その為、強度の高い型を作成する必要があり、先ず要望通りの寸法の型を作成します。

そして、微調整を繰り返して、適切な型が完成します。

想像以上に型の作成にも時間がかかるので、型を作るだけでも相当費用が掛かります。

そして、元々の商品の材料は、ジュラルミンという(アルミニウム合金)でできており、非常に強度の高い留め金具になっておりました。

また、線を細くするという事だったので、強度は確実に落ちてしまいます。

その為、同じジュラルミンでプレス加工で製作をする事を前提にお見積りを出させていただきました。

しかし、見積を出した金額は、お客様の予想を上回る金額でした。

 

実際にどのくらいの金額で考えていたのかと聞くと、どれだけコスト削減を行っても不可能に近い金額だったので、それなら材料を変えて亜鉛でやってみてはどうか?と御提案をさせていただいて、依頼を受けることになりました。

 

亜鉛はアルミの次に機械的強度に強く、鋳造に向いている材料

亜鉛は、アルミニウム合金の次に機械的な強度を持っており、実際にアルミ合金の次に使用量の多い材料でもあります。

なにより、キャスティングという、ラバー型に流す鋳造法に向いている材料なので、プレス加工よりも費用を抑えることが可能です。

そして、Gフックの製作に取り掛からせていただきました。

 

最初の亜鉛のGフックは思った以上に強度が弱かった

図面通りに製作したGフック

図面通りにフックになっている部分の線を細めに制作をしました。

しかし、ここにはベルトを掛けるところであり、力の掛かるところなので、少々心配な細さです。

Gフックにベルトを掛けた様子
実際にこの様にベルトを掛けて利用するみたいなのですが、お客様に聞くと案の定、強度が弱く曲がってしまったという事でした。

どの位の力が掛かるのか分からないですが、細くした部分の線を太くするしかありません。

そしてもう一度、太くしたサンプルを出すと、今後は全く問題が無かったということで、製作をさせていただきました。

これで図面に書いていただいていた、ずっと使い続けられるような強度になったんじゃないかな…と思います!

 

Gフック(留め金具)を製作して杉原産業から一言

このGフックは形がシンプルに見えて結構曲げていたりする部分が複雑なので、製作には技術が必要です。

ただ、難しい事ほど、やりたくなるのが杉原産業です!

「こんなんできますかー!?」とおっしゃっていただければ、実現させる為に様々な方法やノウハウを使って応用して、要望に合うものを製作させていただきます。

もちろんGフックなどの留め金具も大歓迎です!

普通はコストが見合わないような小ロットの製作物でも、材料問わず請けていることが多いので、迷わず!悩まず!お気軽に杉原産業にお問合せくださいませ。

 

釣り道具のジョイント金具をアルミで製作

グリップロッドのジョイント金具
【グリップロッドのジョイント金具の詳細】
数量:3個
納期2ヵ月ぐらい

 

この図面通りにジョイント金具をつくれますか?

今回は釣りで使うグリップロッドを扱っているメーカー様から、「この図面で3個ほどつくれませんか?」とお問合せをいただきました。

ジョイント金具の図面
送られてきた図面を見てみると、この図面通りに作るのは簡単です。
しかし、この様な差し込むタイプのものは、差し込む側のものが正確でない事が多く、微妙なズレが必ずって言っていいほどあります。

 

その為、その差し込む側にピッタリと合わせなければ、作っても良いものができない可能性があります。また、この図面では内径が無かったので、どの程度の広さがいるのかわかりませんでしたので、「差し込み側のものが無ければ、良いものは作れないです」とお伝えをさせていただきました。

 

そうすると、お客様からすぐに差し込む側のものを送っていただけたので、「そしたらパーフェクトなものをつくってお渡しします!」と請けさせていただきました。

 

ジョイント金具内部の微調整を繰り返して、パーフェクトに

先ず、内径寸法を測ってから、サンプルの形をつくりました。

はめ込んでみると、案の定、1回目の試作はキツくて入りが悪かったです。
そして、2回目は少し微調整をして、はめ込んでみると、微妙にパーフェクトとは言いずらい些細な緩さが金具にあったので、更に微調整を繰り返していきました。

 

微調整をして取り付けて、微調整をして取り付けてというのを何度も繰り返していくことで、図面に無い1ミリ以下の細かな部分を埋めることができます。そして、緩くもなくキツくもなく、程よい頃合いのジョイント金具に仕上がりました。

 

こういった作業は、内部を合わせる技術が必要になってきます。
また、ジョイント金具を取付ける相手側に関しても、1個づつ微妙な寸法差はあるので、やっぱり最後は手作業で程よく収まるように仕上げる必要性があります。

こうして、アルミでジョイント金具の製作をして、メッキ加工などはせずに納品をさせていただきました。

 

杉原産業の金具加工にかける想い

杉原産業では、「お客様に喜んでほしい!」という想いで、金具の加工のお手伝いをさせていただいております。

その為、「他で断られた」「できるかどうか自信無いようなもの」「図面が無いけどできないかな…」「1個とか小ロットでも頼んでいいのかな…」といったお客様の金具製作のご依頼でも請けさせていただく事が多いです。

もちろん、図面通りにするだけでもなく、その製作するものの目的に応じて最高のパフォーマンスが出せる、良い意味で予想を上回る金具製作を常に意識して金具の製作だけでなく、ありとあらゆる製作を行っております!

 

困ったな…。どうやったら作れるんだろう…。他の業者に断られたし無理なのかな…。と思う前に、金具の事でもなんでも、一度、杉原産業にお問合せください!

アパレル金具パーツのボタンとファスナーを製作

ボタンとファスナー正面

ボタンとファスナーの詳細情報

寸法:直径20mm×高さ2.8mm
ボタン:1,000個
ファスナー:500個
納期:1ヵ月程

 

ロゴを金具のボタンとかファスナーにできないですか?

イタリアでファッションブランドとして、活動されている企業様から「ロゴを使って金属製のボタンとかファスナーを作ってもらえないですか?」とご連絡をいただきました。

そして、平面のみのロゴのイラストを送ってこられました

しかし、平面だけではイメージされているボタンとファスナーがどのようなものか分かりません。
その為、簡単な手書きのイラストを書いて、「こんなんですかー?」とお客様に見て頂きました。

そこで、だいたいのイメージを掴んでいただけたので、サンプルの製作に取りかかりました。

 

ボタンとファスナーのサンプルを真鍮で製作

サンプルを製作するときの課題点が1つありました。

サイズや利用する素材の希望が無い。

先ず、どの寸法にするのかを決めますが、ボタンによくありそうなサイズの直径20mm×高さ2.8mmに設定をしました。

そして、真鍮を使って実際にボタンとファスナーのサンプルを製作しました。

そうすると、1発でこれでお願いします。と「OK」が出たので、そのまま作らせていただきました。

 

製品を製作するにあたってコストを抑える為に亜鉛を使用

OKのでたサンプルは真鍮で作ったのですが、お客様の求めている単価にはならなかった為、亜鉛を用いてコスト削減を図りました。

素材が変わると加工方法も少し変えないといけないので、少しづつ調整していきながら量産できるよう製作を行っていきました。

そもそも真鍮と亜鉛の違いは、銅に亜鉛を20%程含ませた合金が真鍮で、亜鉛は純粋な金属です。
また亜鉛の特徴は、融点が低いので、寸法精度の高いものが製作できる事。更に腐食しにくくサビも発生しにくい材料です。ただし、機械的強度は銅に比べると低いです。

また亜鉛の色は白に近いので、今回の少しレトロのような雰囲気を出すには表面処理が必要です。

 

ボタンとファスナーの仕上げにシルバーブロンズの表面処理

メッキ加工を表面処理ともいうが、その中でもシルバーブロンズといって、シルバーメッキをしてから、黒のメッキを付けて一部を剥がして、シルバーとブラックの部分でのコントラストを付けました。

これによって、レトロ感が出たり、少々の汚れが目立たなくなります。

 

アパレル金具パーツを製作して杉原産業から一言

イメージはあるんだけど説明もイラストもしづらいという方からのお問合せが多いのですが、そういったものでも形にするお手伝いをさせていただいております。

今回のボタンとファスナーに関しても完成イメージが沸いていなかったようでしたが、少し時間は頂きますが完成までお手伝いをさせていただきました!

他の業者で「出来ない」と断られた事でも、どれだけ難しい事でも「やります!考えます!」の精神でお手伝いをさせていただいております。一度お気軽にご相談くださいませ!

 

世界最小のダイヤレーンを製作(量産も可能)

世界最小のダイヤレーン

ダイヤレーンの詳細情報

商品名:ダイヤレーン
寸法:1.65mm(1つ)
単日加工可能長さ:80cm
加工可能材料:金・銀・真鍮など
用途:ダイヤなどを入れる宝飾品の地金,アクセサリー

今回は依頼を頂いたわけではないのですが、どこにもない物を作りたい!という想いが強い杉原産業ならではの商品のご紹介です。

 

世界でどこにもない1.65mmのダイヤレーンを製造

ダイヤレーンと言うと、ダイヤモンドを入れるブレスレットやネックレスなどの事を指しますが、一般的な最小規格は今まで2mmでした。

2mmというと、定規でも目を凝らしてみないと分かりにくいサイズですが、今回は世界でどこにもなかった1.65mmのダイヤレーンの製造に挑戦してみました。

1.65mmは手作業で作る場合は、できなくは無いサイズです。
しかし、量産をする事を考えて作るとなると相当微細な加工技術が必要です!

実際にいろいろと試行錯誤を繰り返して、型を作成して工夫を重ねてやっていくうちに、量産が可能な体制での製造に成功することができました。

 

1.65mmのダイヤレーンには、どのサイズのダイヤが入るのか

ダイヤモンドの表記は、カラット(ct)という表記になっており、サイズはカットの方法によって変わります。

その為なかなか表しづらいのですが、一つの目安として標準カットのブリリアントカットをしたダイヤモンドを例に、サイズ表を作成してみました。

ブリリアントカットでの寸法

この中で言うと一般的な2mmのダイヤレーンであれば、0.025ct~0.033ctが入ります。

1.65mmのダイヤレーンには、0.01ctのダイヤモンドを入れることができるようになります。

また、サイズの合うものであれば、他にもいろんな石を入れることができます。

 

金、銀、プラチナでもダイヤレーンの製作が可能

素材が変わると製作できなくなることも良くある話なのですが、金でも銀でもプラチナでも製作することができるように工夫をして量産体制を整えました。

更に、ものすごくなめらかなので、今まで45度ほどしか曲がらなかった素材が多かったのですが、80度も曲がったりします。

ものすごくなめらかなので、チャームやイヤリングに利用したり、身に着けるアクセサリーとして長時間付けていても、ものすごく馴染みやすいので、喜んでいただけるでしょう。

また、このダイヤレーンは細かい組み立て加工も必要ですが、そのノウハウもあり、医療機器や微細加工の技術に応用することができます。

 

多種多様な形や色の石が入り自由度が高い

このダイヤチェーンは、一つ一つ手作業でしているので、いろんな形の石が入ります。
その為、好きなようにたくさんの色の石を使って、好きなようなデザインにできます。

更に、2mmの金型もあるので、更にいろんなバリエーションでデザインができます。

 

世界初のダイヤレーンはOEMも商品化も早い者勝ちです

この世界最小かつなめらかなダイヤレーン(カップチェーン)を使って商品化したい方も、オリジナルのアクセサリーをデザイン開発したい方はぜひご相談ください。

アクセサリー業界がびっくりするダイヤレーンを使った商品化は、どんなに難しい事でも、物理的に不可能ではない限り、やります!考えます!の杉原産業にお任せください。