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月別アーカイブ: 2017年1月

ステンレス製の検査治具を製作

検査治具

  • 素材:ステンレス(SUS440C)
  • 数量:1セット(異形状4種)

今回、ROR試験用の検査治具をオーダー製作しました。

 

某大学の研究室から、高精度の金属製の検査治具が必要なのですが、色々探したけれど製作してくれるところが見つからず困っています。こんな検査治具を製作できませんか?と資料が届き、「できますよー」と即答して依頼を受けさせて頂いたのが製作のキッカケです。

依頼を受けさせていただいてから、詳細の図面や説明などのデータを送っていただき、具体的にどんな事をするものなのかを知ったうえで、所定の素材を利用して作成させていただきました。

 

製作する検査治具に求められた性能

この依頼があった検査治具は下記2つの性能をクリアする必要がありました。

  • ・硬度
  • ・表面粗さ

 

硬度に関してはHRC硬度40以上の金属の使用が必要ということで、SUS440C(最も硬いステンレス)を依頼の情報としてあげてくれていたので、それをそのまま利用することにしました。

また問題は、表面粗さです。

粗さ0.4~0.8?(マイクロメートル)以内の均一な表面仕上げをすることが求められました。

 

硬度の問題に関しては、特に意識する必要がなく、NCにて高精度の加工を行いました。そして、表面仕上げです。

表面仕上げに関しては、数字を出す事が難しい為、経験と勘によるものが大きいと考えています。

杉原産業では、今まで数多くの難しい依頼を解決してきた経験から、粗さ0.4~0.8?(マイクロメートル)という細かさでも問題なく、表面仕上げを行いました。

 

検査治具の小ロット対応可能

検査治具は品質管理を行う上で非常に大切なものですが、頼んでみると難しい形状だから断られたり、小ロットだからできない事もあるかと思います。

 

今回の事例は1セット4種類のものしか製作しておりませんが、極小ロットでの対応です。しかし、そんな小ロットであろうと試作であろうと、杉原産業では困ってる人の助けになれるように依頼を受けております。

 

超精密加工ができる技術力があるから検査治具も安心して製作できる

品質を保つ為に用いる治具ですが、治具そのものをシッカリと製作できていなければ、意味がありません。

 

ただ杉原産業では、いままで難しくて中々できないと思われていた様々な精密加工ができます。具体的には0.3mmの細かい針やアクセサリーなどの細かい製作実績が多数あります。

 

なので、難しい依頼内容でもできることが多いです。

寸法精度の高い検査治具の製作をお考えであれば、杉原産業に一度ご相談ください。

 

医療器具の電力を流す接続金具の製作

ワイヤー 製作

今回は医療器具に利用する電気を流しやすい金具の製作を行わせていただきましたが、実はすぐに金具の製作を行ったわけではなく、ちょっとした経緯があります。

元々、お客様からはバネやヒートン、ゴムなどの細かいパーツの製作依頼を、順々にいただいておりました。

 

しかし、思うような成果がでなかったのか、バネの次はヒートン、ヒートンの次はゴムと依頼があり、なにかを開発しているのかな?と思ったので、「一体何をお作りになられているんですか?」と、お客様にお伺いしてみると、作っているのは医療器具用の電機を通すためのワイヤーだということでした。

ただ、そのワイヤーの電力の流れが悪く、どんなパーツを取付けるのが良いのかわからず、困っておられるようでした。

 

目的さえ聞く事ができれば電気の流れの良い接続金具を作ることは大抵可能なので、「ウチでやってみましょうか?」とご提案させていただきました。

それから「では、お願いいたします!!」ということで、今回の金のエイトカンを作ることになったのです。

 

シンプルな小さいエイトカンを採用

エイトカン バラ

お客様は当初、無理やりくっつける形を取ろうとしておられ、それでも思うように電気が流れていなかったようです。

だったら、ただ電気の出るところに当たれば問題ないと思い、電気を効率良く流す為に、どんな風に取付けるのが良いのか悩みましたが、シンプルにエイトカンにして引っ掛けるので良いんじゃないか?と思って真鍮でエイトカンのサンプルを製作をしました。

 

そして製作したエイトカンのサンプルをお客様にお送りして確認いただいたところ、よく電気が流れます!という事で、気に入って頂けました。

ただもう少し電力の流れをよくしようと考え、真鍮よりも電気を流しやすい伝導金属の金を使ってエイトカンを利用しました。

 

金は滅菌効果があるので医療器具のパーツにピッタリ

エイトカン サイズ感

金を採用した理由は、電気の通しやすさだけでなく、金特有の滅菌作用です。

どんな菌が付着するか分からないのが医療器具なので、衛生面の考慮も非常に重要になってきます。

そういった事を考えると金は滅菌面と電流の流れやすさの面の2つの面で今回の製作の条件にピッタリです。

 

加工方法は特殊プレス加工?

縦2mm、横3mmの極小エイトカンは、特殊なプレス加工で仕上げています。

約100本のエイトカンをワイヤーに2個ずつ取り付けて、電流がきちんと流れるか検品を行って合格したものを、お客様に納品させていただきました。

 

エイトカン 取り付け後

ご依頼をくださったお客様からも、「とてもよく電流が流れていくのでいいですね!! これから量産しようと思いますので、その製作もぜひお願いいたします」と嬉しいお声をいただくことができました。

 

エイトカンなど細かいパーツの製作も杉原産業まで!!

ロストワックス製法で滑らかでキレイな真鍮製のバックルを製作

バックル 製作

今回は、ロストワックス製法で作った真鍮製のバックルについての事例をご紹介します。

 

ロストワックス製法と鋳型製法の違い

まずは、ロストワックス製法と鋳型(砂型)製法で作る製品の違いについて、簡単にご説明したいと思います。

 

~鋳型(砂型)製法で作る製品は表面がざらついている~

鋳型製法(鋳造)は、古代からある製造方法で、今も大量生産を行う際に使われることが多いです。

 

しかし、砂型を利用するという特性上、どうしても製品の表面に細かいざらつきが出来てしまい、精密機械の部品の生産には向いていません。

 

~ロストワックス製法で作る製品は表面が滑らか~

一方、ロストワックス製法は、ワックス(ろう)を使って製品の原型を作り、その周りを鋳砂などで固めて、その後ワックスを溶かして出来た空洞部分に、溶けた金属を流しこみます。

 

従来の鋳造品と比べると、表面にざらつきがなく、滑らかに仕上がります。

また、複雑な形状の継ぎ目部分など、鋳型では再現が難しいところも、ロストワックス製法なら精度よく製造することが出来ます。

 

以上の理由から、杉原産業でも良くロストワックス製法を使っていますし、表面がつるっと滑らかに仕上がるので、お客様にも喜んでいただけています。

 

例1.猫の首輪に取り付ける真鍮製のバックル

真鍮 魚 バックル

ロストワックス製法で製作した、真鍮製バックルの1つ目の例は、猫の首輪に取り付けるためのものです。

 

お客様からイラストを送っていただき、「こんな感じのバックルの製作はできますか?」とお問い合わせをいただきました。

 

「ええ、大丈夫ですよ!!」とお答えさせていただき、直ぐにロストワックス製法でバックルを製作し、納品させていただきました。

 

つるっと丸みを帯びた、お魚の形のバックルの仕上がりに、大変ご満足していただくことができました。

 

例2.ベルトに取り付けるため真鍮製のバックル

ベルト バックル 真鍮

もう1つのロストワックス製法による真鍮製バックルの例が、ベルト用のバックルです。

 

ベルトのバックルは、写真のように何パーツかに分かれて製作する必要があり、以外と形状が複雑な部分もあります。

ですが、ロストワックス製法なら継ぎ目もキレイで、複雑な部分も精度良く製作できます。

 

ちなみに、こちらのベルトバックルのご依頼をくださったお客様は、「使いこむにつれ出てくるオールド感を重視したい」とご希望されていましたので、メッキ加工は行わず、真鍮の素材そのままで納品しています。

 

ベルトのバックルとして強度も十分にありますし、錆びにくいので長くお使いいただけるかと思います。

 

上記でご紹介しましたように、杉原産業ならロストワックス製法を使った、質の高い滑らかな真鍮製のバックルを製作することが可能です。

「こんなデザインで製作することはできますか?」など、何でもお気軽にご相談ください!!

 

真鍮製のバックルの製作なら杉原産業まで!!

腕時計のパーツ(ネジ)をステンレスで4個製作

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とある時計屋さんから、腕時計のパーツ(ネジ)の製作のご依頼をいただきました。

 

時計屋さんの方に、ある時計の持ち込みがあり、「この時計に、ステンレス製の留め具パーツ(ネジのような棒)をつけてほしいのですが、作れるでしょうか?」と相談されたそうです。

 

時計屋さんの方でも、時計のパーツを製作してくれる会社を探されたそうなのですが、ステンレスで作ってくれるところは全然見つからなかったそうです。

 

時計パーツの製作自体を受けてくれる会社さんは多かったそうですが、出来る素材がステンレスではなく真鍮でした。

 

真鍮の方がステンレスに比べて成形性が良く、作りやすい素材だからだと考えられます。

でも今回のご要望は、あくまで“ステンレス”の時計パーツです。

 

どこも時計パーツの製作を受けてくれず、困ってしまった時計屋さんがインターネットで検索し、杉原産業を見つけていただいたのが、今回のご依頼の背景です。

 

大変お困りでいらっしゃったので、真鍮と比べると成形が難しいステンレスの時計パーツの製作も、喜んで引き受けさせていただきました!!

 

図面なしの時計パーツを実物を参考にしながら切削加工で製作

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

時計のパーツは図面はなく、パーツの差し込み部分の形状に合わせて、ステンレスを切削加工していくことが必要でしたので、時計屋さんががお預かりしている時計を、さらに弊社にお貸ししていただきました。

 

ステンレスは、真鍮と比べると成形はしづらいのですが、圧縮強度が強く、硬い金属なので耐久性も良いです。

また、ステンレスは腐食しづらく、汚れにくいことも特長です。

 

腕時計は、ほぼ毎日、それも長時間身に付けているものですので、金属パーツもより頑丈な素材を選んだほうが、長く大切に使えるでしょう。

 

ステンレスの時計パーツは計4本、お借りした時計の実物を参考に、丁寧に切削加工をして作り上げました。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

このように、棒の端がネジの頭のようになっていて、取り外しが出来る仕組みになっています。

ステンレスの時計パーツの納期は、約1週間です。

 

「こだわりの時計パーツを製作してくれてありがとうございます!!」と嬉しいお声

ステンレス製の時計のパーツの納品後、時計屋を営むお客様からは、「どこもステンレスではやってくれなかったので、本当に困っていたところでした。ちゃんとステンレス製という部分にこだわった上で、依頼を受けてくれて本当にありがとうございました!!」と、嬉しいお声をいただくことはできました。

 

今回のケースのように、「素材は○○でパーツを製作したい」というご相談も、喜んでお受けしていますし、できるだけお客様のご希望をかなえることが出来ればと思っています。

まずは何でもお気軽にお問い合わせください!!

 

時計のパーツの製作なら杉原産業まで!!