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月別アーカイブ: 2016年9月

鉄製プライスプレートを黒いレザー調に塗装して製作

ネームプレート

お客様から、商品に取り付けるプライスプレートのサンプルの製作依頼をいただきました。材質は鉄製を希望されていましたが、それに加えて「まるで黒いレザーのように見える加工をしてほしい!」というお話でした。

 

お客様から図面をいただいて、細部までの寸法も提案してくださっていたのですが、直角になっている部分など、物理的に再現が難しいところもありました。

 

鉄を何か所も曲げて、商品の棚にフックのように引っかけるタイプのプライスプレートを作りたいとおっしゃっていたので、そこはもちろん変えずに、再現不可能なところも、出来るだけお客様の提案に近い形に近づけて、製作を行いました。

 

ウレタンで黒く塗装しレザーの質感を表現

 

プライスカード 正面

製作したプライスプレートのサンプルは、横幅が50mmです。

 

プライスカード 横

プライスプレートを引っかけるところの幅は20mmです。これの上下をひっくり返して、商品棚に取り付ける形になります。

 

鉄を黒いレザーのように仕上げるための工夫は、表面の塗装です。鉄を曲げてから、ウレタン塗料で黒く色づけし、その際に本物のレザーの表面にあるような模様をつけています。何も加工を行わない鉄のプライスプレートよりも、グッと高級感が上がりました。プライスプレートが付けられた商品のイメージも、良くなりそうです。

 

また、もう1つの工夫として、プライスプレートがツルツル滑らないように、エンボス加工(片面から押し上げてもう片面を浮かしたり、特殊なインクを使ったりして凹凸を表現する)に近い加工を施しています。

 

なめらかな金属は滑りやすいのですが、「ある商品の値段が付けられたプライスプレートが、気付かないうちに隣の商品のところへ行っていた!」 となると大変ややこしいので、そうなりにくいような工夫をさせていただきました。

 

黒革 仕上げ

今回はこの鉄製プライスプレート(黒いレザー調仕上げ)のサンプルを、2~3日の納期で1個製作して、お客様に納品しました。この仕上がりを見て、改良点やもっとこうしてみたい! というご要望があれば、またご依頼を頂きたいなと思っております。

 

この記事のタイトルで「鉄をレザーっぽく見せるなんて無理じゃないの?」と思った方も、もしかしたらいらっしゃるかも知れませんが、工夫次第で、何とか理想の形に近づけることは出来ます。

 

もちろん、どうしても無理なこともありますが、杉原産業では出来るだけお客様のご要望にお応えして、喜んでいただきたいと思っておりますので、ちょっとくらい奇抜なアイデアでも、まずは気軽にご相談していただけたらなと思います。もちろん、シンプルなプライスプレートの製作も、喜んで!

 

プライスプレートの作製なら杉原産業まで!

釣り竿のリールの木製ノブを計140個加工

ツマミコクタン

今回は釣り竿のリールを巻くハンドルをつまむ部分に取り付けるノブという部品を、木製(カリン・黒檀)で、加工しました。

 

お客様からのお問い合わせでは、「リールのノブはつくれますかー?カリンと黒檀は手に入れることは出来ますか? 木の加工は出来ますかー?」と相談されました。

もちろん、いつものように「大丈夫ですよー!できますよー!」とご回答をさせて頂きました!

カリンと黒檀(コクタン)の特徴とついて

カリンツマミ2

カリンという木材は、テーブルや床材にも使われるもので、色はやや明るく黄褐色から赤褐色の間くらいです。みっしりとしていて重く、切削加工が難しくなるほどではありませんが、結構硬い部類の木材です。

 

ツマミ コクタン

また、コクタンは通常の家具以外に、仏壇やピアノの黒鍵に使われることもあり、濃褐色から漆黒の間くらいの色合いで、落ち着いた印象があります。写真のように、加工しても木目の縞模様が分かりやすく、とてもキレイです。カリンと同様かなり重く、漆黒に近いほど高級とされています。

?カリンと黒檀だけでなく木材をキレイに削れる会社は少ない

これらのカリンとコクタンから作る釣り竿のノブに関して、お客様はその形状にかなりこだわりを持っておられました。真ん中がゆるやかにくびれていて、ノブ上部にも丸みを持たせた、角のないやわらかいデザインです。

 

なかなかこのような形に、キレイに削ってくれる会社は少ないと思います。ここは杉原産業の持つ切削・加工ノウハウの出番ということで、喜んでご依頼を受けさせていただきました。

 

カリンのノブを100個、コクタンのノブを40個加工

 

 

コクタン ノブ

カリンのノブ、コクタンのノブを横から見た写真です。リールのハンドルに取り付けるための穴も、キレイに開けてあります。

 

木材の加工で大変なのは、木の内部の状態が実際に削って見ないと分からないことです。年輪の具合によってはラクに削りやすいこともあったり、逆にささくれていて硬くて削りにくいこともあり、同じ種類の木でも1本1本全然違うのです。

 

イヤな場合だと木材がジメジメと生乾きだったりすることもあり、どこか腐っている部分がないかなど、品質も確認しておかなくてはいけません。

 

加工法は、弊社で自信を持っている切削加工です。なかなかキレイにつくれない曲線部分も、お客様のこだわりに応えられるように、特に力を入れて加工しています。

 

カリンのノブは100個、コクタンのノブは40個製作して、お客様に納品させていただきました。年輪などによって、ノブ1つ1つに違った味わいがあるので、ぜひ愛着を持って長く使っていただければいいなぁと思っています。

 

今回のケースのように、こだわりのある素材やデザインのご相談に、これからも出来るだけ対応していきたいと思っていますので、「他社さんでは無理だった……」という場合にもぜひ1度ご相談下さいね!

 

釣り竿のリールのノブの加工も杉原産業まで!

オリジナルアクセサリーを真鍮とシルバーで製作

ブレスレット 金

お客様から、「オリジナルのアクセサリーを真鍮とシルバーで作りたいのですができますか?こちらでデザインの型は用意しているんですが、それを使ってやっていただけますか?」というようなご相談がありました。

 

?「大丈夫ですよー!できますよー!」と、いつものようにお答えさせていただきました。

 

オリジナルアクセサリーの製作にかかる費用についても納得していただき、お客様にブレスレットの留め型を送っていただきました。

 

全部で3種類お送りいただき、そのうち2種類をゴールドとシルバーで、1種類(とても細いブレスレット)はゴールドで製作してほしいとのご希望でした。

ゴールドと書いていますが、メッキをしたわけではなく、真鍮の素の色です。

 

真鍮をピカピカに磨いてキレイなゴールドに

ブレスレット アップ

このように、鳥の羽がぐるっと丸めたようなデザインで、シンプルで色んなお洋服に合わせやすそうです! 写真は真鍮製のゴールドのブレスレットなのですが、これが今回1番のこだわりです。

 

というのも、このゴールドはメッキではなく、真鍮そのものの色なのです。お客様のこだわりで、「ぜひ真鍮の素の色のブレスレットにしてほしい!」と言われていたので、その通りにさせていただきました。

 

ゴールドのアクセサリーは、結構人気がありますが、お手頃な値段なものは金メッキ加工されているものが多いです。ただメッキは、時間が経つと劣化して剥がれてきて、汚くなってしまいます。更にメッキが剥がれてしまったアクセサリーは、なんとなく安っぽく見えてしまいます。

 

なぜ、メッキを使わずにこんなにキレイにゴールドが発色しているのかというと、答えは単純で、丁寧にピカピカに磨き上げているからです。真鍮そのものの美しさを生かせるように、工夫させていただきました。

 

ちなみに、ベルトのバックルなども真鍮が良く使われていて、「長年愛用しているうちに黒ずんできてしまった!」なんてこともありますが、その場合は市販の研磨剤を使うと、またキレイな輝きを取り戻します。でも、人によっては、使い込んだヴィンテージ感を好む場合もあり、その場合は磨き直す必要はないのかも知れませんね。

 

シルバー ブレスレット

もちろん、シルバーのブレスレットもキレイに磨いて仕上げているので、ピカピカです!

 

今回はサンプルの納品ということで、今後どのような形でお客様の売り出す商品になるのか分かりませんが、こだわりを生かしたブレスレットが人気の商品になればいいなと思っております。

 

ブレスレットではなくても、ネックレスのパーツや指輪など、今回のように「メッキを使わないオリジナルのアクセサリーを作ってほしい! 」というご依頼も、お待ちしております。

小ロット、例えばサンプルで数点という場合でも大丈夫です。まずはお気軽にご相談ください!

 

オリジナルアクセサリーの製作ならこちら!

壊れた機械の部品を急ぎで3個製作して納品

機械部品

某修理業者様からのお問い合わせがきっかけの事例です。ある機械のアタッチメント部品が破損してしまっているのですが、修復がなかなか難しい状態でした。

 

機械部品が壊れたので機械を動かせない!

 

アタッチメント 破損

機械部品は、上の写真のように、ネジ穴周りがボロボロになっていました。機械を稼働させている時には、ネジ穴周りに力がかかりやすく、それがこの機械部品の破損の原因だと思われます。

 

今回ご依頼をくださった修理業者様からは、サイズや穴の直径などが書かれた機械部品のスケッチをいただいていたのですが、正確な寸法や曲げの角度などが分からなかったので、製作をすることができませんでした。

 

スケッチだけではちゃんとした機械部品を製作することが出来ないので、当初依頼をして頂いた修理業者様に相談すると、修理業者様にご依頼をされた機械メーカー様が弊社の近くにあり、途中から直接やり取りに変わってサンプルを持ってきて頂きました。

 

実際の機械を見ていないので、この機械部品がどこにつけられていて、どういう働きをする部品なのか分からないのですが、機械メーカー様のお話いわく「これがないと機械を動かすことが出来ない!」というとても重要な部品だったそうです。

 

生産に関わる機械を動かせないということは、仕事を進めることが出来ないということですので、機械メーカー様は大変お困りでいらっしゃいました。

 

破損した部品をサンプルとして持ち込んでくださったのは週末でしたが、「何とかしてあげたい!」と思い、今回は特別に急ぎで、週明けすぐに納品できるように、新しい機械部品(3個)を製作しました。

 

ステンレスのアタッチメント部品を切削加工で製作

 

新しい機械部品はステンレスを切削加工し、滑らかでキレイになるように仕上げました。直接機械メーカー様からサンプルをお借りしたので、形状が分かり辛かったところも正確に製作することが出来ました。

 

また、サンプル品を頂けた事で、どの程度の強度が必要になのかがある程度分かりましたので、劣化のしにくいステンレスを用いて、全部で3つの機械部品は週末中に製作し、週明けには無事に納品することが出来ました。

 

もし、機械の現物を見せて頂くことができれば、機械部品の破損の原因が分かることも多いので、その機械に合わせた壊れにくい部品になるように、工夫してお作りできたかもしれないのです。

 

しかし、今回は何よりもすぐに納品することが最優先でした。

 

工夫や改良を行うことが出来なかったので、少し残念ではありました。ですが、早く機械部品を納品してお客様に喜んで頂くことは出来たので、良かったです!

 

機械部品の加工なら杉原産業まで!