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日別アーカイブ: 2020年5月18日

測量機器のジョイントに使うネジが合わない|専用アダプターを切削加工で製作

「買ってきたネジが、上手くはまらない」

機材を取り扱う仕事をしていると、そういったお悩みは往々にしてあるかと思います。

そんな中、今回は測量機器のジョイント部分のネジを制作した事例です。

ネジを制作するにあたり、気を付けなければならないことは、しっかりネジ穴にフィットする「精密性」です。予備のネジを制作する場合には、それに加えて「再現性」を意識する必要があります。

今回は設計図がなく、事前に送っていただいたパーツをもとに、大きさを計算して製作する方法をとりましたので、「精密性」「再現性」の両方が求められた事例となっています。

◆測量機器用に仕入れたネジが本体と合わないのでアダプターを製作してほしい

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測量機器を扱う企業様からのご依頼で、機器のジョイントに使うネジのアダプターを製作した事例です。

 

もともと、ジョイント用にと仕入れたネジが合わず、うまく入らずお困りでした。

そこで、そのネジに合うアダプターを作って機器同士のジョイントができるようにしたいとお考えになり、弊社にご相談くださりました。

 

ご予算などを相談した後、見本となるネジをお送りいただき、その形状を元にアダプターを設計して金属加工を行うことになりました。

 

個数は10個ほど、使用する金属はアルミをご指定でした。

◆見本をもとに機械切削加工でネジに合うアダプターを製作

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測量機器の、ジョイント部分は写真のように黒いプラスチックの出っ張った部分のネジ穴に、別の機器のネジが取り付けられるようになっています。

 

この穴の大きさが合わなかったとのことで、ネジ似合うジョイントを製作しました。

 

一方は下の黒いプラスチック部分に取り付ける大きなネジで、もう一方はジョイントのネジ似合うネジ穴を切削して開けています。

 

加工の方法として、機械切削を選んだ理由は、精密に作らなければ行けなかったからです。

測量機器は、その名の通り、距離や高さを正確に測るための道具です。

 

少しでもズレがあると機能に問題が発生する可能性があるので、最新の注意を払い切削加工を行いました。

 

◆ジョイント部分のネジアダプターによって測量機器の接合がうまく行った

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完成したアダプターを使うことによって、測量機器のジョイントが成功し、もともと仕入れたネジを無駄にせずにすみました。

 

弊社杉原産業では、測量機器の部品など、正確な設計や、それに基づく精密な加工が必要な場合も、できる限りご要望にそう形で製作を行いますので、ぜひご相談ください。

 

記章に取り付ける銅製パーツ(鋲)を機械による切削加工で製作

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企業様からのご依頼で、記章のパーツ(鋲)を製作した事例です。

記章の生産を行うため、裏側に取り付ける鋲というパーツを5〜10万個ほど作って欲しいというご依頼でした。

 

サイズは太さ2mm長さが5mmで、差し込みやすいように先端が少し細くなっている形状です。

 

◆粘っこく加工が難しい銅を最新の注意をもって切削して記章のパーツを製作

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記章のパーツは機械による切削加工で製作しました。

ヘッダー打ちなど他の加工方法に比べ精密度が高く、他のパーツとの組み合わせが必要な鋲を均質に製作するのに向いているからです。

 

とはいえ、銅は粘性が高く削りにくいという特性があるので、ズレたりムラができたりしないように注意しながら切削を行いました。

 ・銅の切削加工はバリが出やすいので、扱える業者も少ない

 

粘り気が強い金属は、切削加工時にバリが出やすいため、他の金属に比べると難しくなります。

その他、切削時の摩擦熱で銅が溶け、切削器具の刃にこびりついてしまう可能性もあるため、温度管理にも十分気を付けなければいけません。

 

上記のように銅は熱で溶けやすいので、鋳物や金型製作においてその真価を発揮します。

そのため、古来から日本の金属製作物(銅鐸など)では、銅が使われていることが多いのです。

 

また、仕上がりが綺麗になりやすいという特徴もあり、日本円硬貨のすべてが銅もしくは銅合金作られています。

耐久性・抗菌作用のある銅は、寺社仏閣の昔ながらの建材やバーツ、その他、最近では感染症を緩和するための器具を制作する際に使われるなど、様々な場面でニーズがあります。

 

輝きを付けたいような制作物では、仮に加工が難しいとしても、お客様へ相談・提案を行うこともあります。

逆に「綺麗に仕上げたい」という要望をお持ちのお客様であれば、ご依頼の段階から、「銅を使って欲しい」とご希望されている場合もあります。

◆記章のパーツ以外にも様々な場面で使われる銅の加工は杉原産業にお任せ

切削加工自体は機械があれば特に難しい作業ではありませんが、銅の粘性を考慮した加工を行う必要があるほか、加工時に使用する油の種類などもきちんと把握しておく必要があります。

 

特に油についての知識がない業者だと、対応ができない可能性があります。

 

また、銅の取り扱いが出来ない業者だと、そもそも受注が困難です。

 

弊社、杉原産業ではいかにお客様の要望に応えるかを大切にしており、様々な金属・加工方法を取り扱っています。

 

それぞれ、専門性の高い技術で丁寧に製作可能ですので、この事例のようなパーツ作りなど、細かな金属加工にお困りでしたら、ぜひご相談ください。

記章のパーツ(鋲)を銅の切削加工で作るなら杉原産業まで!

 

訓練用の丈夫な編み込み紐を製作|専用金具・生産器具も同時開発可能!

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弊社、杉原産業には、以前、絨毯の修理など織物や編み物など繊維製品の扱いに長けたスタッフが在籍しています。

せっかくのスキルが持ち腐れになっており、何か応用できないかと考え、最近は編み込み紐や、紐と金属パーツを組み合わせた商品の生産をはじめました。

 

今回はその1例として、とある国営企業様からのご依頼で購買部で扱う訓練用の紐を製作した事例を紹介します。

◆訓練用の丈夫な編み込み紐を製作

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ご依頼いただいたのは、訓練に使うカーキ色の編み込み紐です。

 

今回の製作では、道具を固定したりする訓練で使用する紐を作りました。

紐の太さや強度、材質、色味などをヒアリングし、打ち合わせを重ねていくことでより要望に応じた設計を行っていきます。

 

このような編み込み紐を作る際に重要なポイントとして「端部の処理」が挙げられます。

 

丈夫な紐でも端っこが切りっぱなしの状態だと、その部分からほつれてしまいます。

 

衣類の場合は結ぶだけの処理も見られますが、靴紐などを想像していただくと硬いプラスチックや金属で固定されていることが多いのではないでしょうか。

 

紐の端部の処理方法チップ加工といって、プラスチックや金属のカバーを巻き付ける加工が多いです。

 

今回はの紐については、様々な加工に対応できる作りですが、耐久性を高めるためお客様と相談しながら、特殊な方法で端部処理を行いました。

 

◆杉原産業では紐だけではなく紐用の金属パーツや紐を生産する道具も製作可能

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弊社の事業を見ていただくと金属製品のみの取り扱いと思われがちですが、お客様からの細かな要望に応えたいという想いで、それ以外のご相談も承っております。

 

今回はスタッフが持つ技術を生かし、紐の生産を行い、お客様のご期待に添うことができました。

 

杉原産業では、今回製作した紐の他にも、靴紐やズボンの裾を縛る紐などの製作にも挑戦していきます。

また、紐については、記事の中でもご紹介したように、両端にほつれ防止のチップ加工が必要なケースがほとんどです。

更に、ものによっては、両端に金属部品がついていたりします。

紐は紐単体として見られる方も多いかもしれませんが、実は金属部品と併用することが多いのです。

 

弊社の得意とする金属加工技術を用いた耐久性の高いチップ加工に加え、用途に合わせた紐の用意も可能です。

予算面などの相談内容によってはオリジナリティのあるチップなども作成可能ですので、ぜひご相談ください。

編み込み紐と端部の金属チップ加工の製作を依頼するなら杉原産業まで!