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壊れた機械の部品を急ぎで3個製作して納品

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機械部品

某修理業者様からのお問い合わせがきっかけの事例です。ある機械のアタッチメント部品が破損してしまっているのですが、修復がなかなか難しい状態でした。

 

機械部品が壊れたので機械を動かせない!

 

アタッチメント 破損

機械部品は、上の写真のように、ネジ穴周りがボロボロになっていました。機械を稼働させている時には、ネジ穴周りに力がかかりやすく、それがこの機械部品の破損の原因だと思われます。

 

今回ご依頼をくださった修理業者様からは、サイズや穴の直径などが書かれた機械部品のスケッチをいただいていたのですが、正確な寸法や曲げの角度などが分からなかったので、製作をすることができませんでした。

 

スケッチだけではちゃんとした機械部品を製作することが出来ないので、当初依頼をして頂いた修理業者様に相談すると、修理業者様にご依頼をされた機械メーカー様が弊社の近くにあり、途中から直接やり取りに変わってサンプルを持ってきて頂きました。

 

実際の機械を見ていないので、この機械部品がどこにつけられていて、どういう働きをする部品なのか分からないのですが、機械メーカー様のお話いわく「これがないと機械を動かすことが出来ない!」というとても重要な部品だったそうです。

 

生産に関わる機械を動かせないということは、仕事を進めることが出来ないということですので、機械メーカー様は大変お困りでいらっしゃいました。

 

破損した部品をサンプルとして持ち込んでくださったのは週末でしたが、「何とかしてあげたい!」と思い、今回は特別に急ぎで、週明けすぐに納品できるように、新しい機械部品(3個)を製作しました。

 

ステンレスのアタッチメント部品を切削加工で製作

 

新しい機械部品はステンレスを切削加工し、滑らかでキレイになるように仕上げました。直接機械メーカー様からサンプルをお借りしたので、形状が分かり辛かったところも正確に製作することが出来ました。

 

また、サンプル品を頂けた事で、どの程度の強度が必要になのかがある程度分かりましたので、劣化のしにくいステンレスを用いて、全部で3つの機械部品は週末中に製作し、週明けには無事に納品することが出来ました。

 

もし、機械の現物を見せて頂くことができれば、機械部品の破損の原因が分かることも多いので、その機械に合わせた壊れにくい部品になるように、工夫してお作りできたかもしれないのです。

 

しかし、今回は何よりもすぐに納品することが最優先でした。

 

工夫や改良を行うことが出来なかったので、少し残念ではありました。ですが、早く機械部品を納品してお客様に喜んで頂くことは出来たので、良かったです!

 

機械部品の加工なら杉原産業まで!