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透かし玉をシルバー925で製作 | いぶしを行って商品が引き立つ工夫も

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アクセサリー関係の事業者様から、試作品として透かし玉をシルバー925で作りたいというご依頼をいただき、数個ほど製作した事例を紹介します。

 

アクセサリーに使われる透かし玉をシルバー925で製作

 

透かし玉は、イヤリングやネックレスなどアクセサリーに使われています。中が空洞になっていて、様々な模様が表現されています。

今回は、シルバー925を使って10mm程度の大きさの透かし玉を数個ほど試作で製作しました。

シルバー925は、シルバーと呼ばれているアクセサリーに使用される素材のことです。925は銀がどれくらい含まれているかを表しており、92.5%のシルバーが使われていることを示しています。

残りは他の金属を混ぜることで、柔らかいシルバーの強度を高めています。

 

透かし玉の製作。いぶして表面にアクセントをつける

 

透かしの技術は難しいです。企業によってはこの工程がネックになることもあります。

詳しい製作方法は企業秘密のため、ご紹介することは難しいですが、サンプルがありましたので、サンプルのデザインを参考にしながら加工をしました。

仕上がりについては、炭でいぶすことで、コントラストを作り模様がより引き立つようにしました。

 

透かし玉の量産が決定。ご相談はお気軽に

 

こちらの試作品の製作には、1ヵ月程度の期間を費やしました。

お客様に試作品を見ていただき、気に入っていただけましたので、本番で量産体制に入ることになりました。

試作品では透かし玉の上にあるリングが斜めになっていますが、本番では模様と合わせて縦になるようにして、デザインも変えて製作を行います。

杉原産業ではアクセサリー関連の部品を製作することが可能です。

まずは試作をして、その後、大量に生産したいというお客様は、お気軽に杉原産業にご相談ください

タッチペン(surfaceペン)の替え芯をステンレス製で製作

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今回は「タブレット(マイクロオフィスのSurface)用のタッチペンの替え芯をステンレス製で製作できないか」とのご依頼がありました。 お客様がお持ちのタッチペンの先は、黒の樹脂のものでしたが、それをステンレスに変えたいとのことでした。

 ステンレスのペン先は耐久性が高い

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芯が黒色の物が従来の替芯で、シルバー色の物が今回製作したステンレス製の替芯となります。 タッチペンの多くは、樹脂で作られていますが、樹脂は摩擦に弱いため、使っている間に摩耗されていきます。 一方、ステンレスであれば摩耗しないため、1本で10~20年使い続けることができます。

元のタッチペンの先端から設計し、NC加工して製作

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製作工程としては、お客様にお持ちのタッチペンをお借りして、どれくらいの太さでどんな形になっているのかを細かく図り、設計しました。 長いペン先の先端部分は丸くなっている形状をしています。 ペンにペン先をさしてつかうものなので、細すぎてもはまらず、太すぎても入らないため、しっかり設計しました。 pensaki (2)

そのあと、設計通りNC加工を行いました。 NC加工とは、数値制御(NC)による機械の加工方法で、数値制御をしていることから簡単に正確な大きさ・形のものを削り出すことができるのが特徴です。

お客様からの喜びの声

お客様からは「頼んでよかったです!するするとペン先が走るので使いやすいです。思った通りの出来上がりでした。ありがとうございました。」とのお声をいただきました。   ステンレス製のペン先のタッチペンも市販でありますが、デザインや握り心地が気に入らないということがあるでしょう。 特注であれば、自分のお気に入りのデザイン・握り心地のタッチペンの芯をステンレスに変えることが出来ますよ。 杉原産業では、このように特注のタッチペンの替え芯を作りたい!というご要望にもお応えできます。 是非ご相談ください。

サムブラウンベルト(幅7cm)のバックルを特注で製作

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今回は「もう生産されていないサムブラウンベルトのバックルを1つ作ってほしい」という依頼があり、製作した事例です。

 

サムブラウンベルトとは

 

サムブラウンベルト

 

サムブラウンベルトとは、写真のように肩から腰に掛けて斜めのストラップを付けることで、幅の広いウエストベルトを安定するように作られたベルトのこと。

主に軍隊や警察の制服に装着され、刀や拳銃を携帯するために使われます。

 

19世紀ごろ、英植民地インドに従軍していたイギリス軍のサム・ブラウンが考案したとされていて、「サムブラウン」と略されることも多いです。

 

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今回作ったのは、ウエストベルトのバックル。

写真では上に一般的な太さのベルトを並べているので、こちらのバックルがいかに大きいか分かると思います。

 

サムブラウンベルトのバックルの作り方(製作工程)

 

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今回は、サムブラウンベルトの写真や資料などを見て、お客様がお持ちの幅のあるベルトに合わせるようにして設計しました。

そして、金属の塊を機械で、設計図通りに削っていくことでこちらのバックルは完成しました。

 

素材は高級感があって、長く光沢を楽しめる真鍮を選択。

真鍮はさびに強く、クリームなどを用いてしっかり手入れをすれば酸化も防止できます。

重厚感があるので、本格的なベルトのバックルは真鍮が使われていることが多いです。

 

お客様からの喜びの声

 

お客様からは「世界で1つの特注のサムブラウンベルトが出来て嬉しいです!できるか不安で相談してみましたが、依頼してよかったです!」と喜びのお声をいただきました。

 

杉原産業では、サムブラウンベルトのように、手に入りにくいレア物のベルトのバックルなども特注することが出来ます。

ぜひ、ベルトのバックルを特注する際は杉原産業にご相談ください。

 

感染症対策のための抗菌コップを製作|抗菌効果と製造工程を紹介

 

抗菌コップ

 

今回は、新型コロナウイルス感染症対策も考慮して、飲食店でも使える抗菌加工のコップを作って欲しいという依頼が有りました。

抗菌コップの製造方法は2種類

抗菌コップの製造方法は2種類あります。

  1. 1.抗菌性のある原料でコップを製作する方法

  2. 2.製品の表面にコーティングする方法

1.抗菌性のある原料でコップを製作する方法

 

抗菌コップのイメージ

※画像はイメージ

 

銀や銅などの金属には、元々抗菌性があるので、銀や銅でコップを作れば、抗菌コップが出来上がります。

プラスチックの場合も、溶かした樹脂に抗菌剤を混ぜ込み、それを固めてコップを作ることが出来ます。

このように抗菌性のある原料でコップを作れば、抗菌性は半永久的に持続します。

一方で、抗菌性のある原料自体が高額なため、コップも高価になってしまいます。

2.製品の表面にコーティングする方法

 

抗菌スプレー

※画像はイメージ

 

もう一つは、すでに出来上がったコップの表面に抗菌剤をコーティングする方法です。

この場合は、長年使っていくと抗菌性は少しずつ落ちて行ってしまいますが、その分安く作ることが出来ます。

 

今回は、「2.製品の表面にコーティングする方法」で抗菌コップを作りました。

今回のような場合は、デザインが気に入っているお好きなコップをお持ち込みいただくことで、どんな製品であっても比較的安価で抗菌コップに仕上げられるというメリットがあります。

抗菌コップの加工工程

抗菌コップkoukin_cup3

 お客様からお持ちいただいたコップに、噴射式の機械で抗菌成分を吹きました。

抗菌成分はただ吹き付ければいいというわけではなく、均等に吹き付ける必要があります。

均等になっていないと、その部分から抗菌成分が剥がれていき、抗菌性能が落ちて行ってしまうからです。

 

その後、窯でコップに熱を加えて、密着させていきました。

いくつかコップの種類があったので、コップの素材によって、加える熱の温度は微妙に調整させました。

温度が高すぎるとコップが変形してしたり、破損したりする恐れがありますし、低すぎると抗菌成分の密着が甘くなってしまうからです。

今回は温度調整をしたことで、しっかりと形も変わらないまま、抗菌剤がきれいにコーティングされたコップに仕上がりました。

抗菌とは?殺菌・滅菌・除菌との効果の違い

菌やウイルスへの対策グッズは色々ありますが、製品によって「抗菌」「滅菌」「消毒」「除菌」などと使われている文句が違います。その違いはご存知でしょうか?

今回製造した「抗菌コップ」の「抗菌」の意味を知るためにも、この4つの言葉の意味を紹介します。

抗菌とは

抗菌とは「菌の増殖を抑制すること」

つまり、菌が住みにくい環境をあらかじめ作っておくことで、菌がついてしまっても、それ以上に増えないようにする加工のことです。

後で説明する、殺菌・滅菌と違って菌を殺すわけではないというのがポイントです。

殺菌とは

殺菌とは「特定の菌を殺すこと」

菌の種類の数は問わず、菌の数が減れば殺菌ということができます。

医薬品・医薬部外品に使える表現で、市販薬や薬用せっけんのパッケージに書かれていることが多いです。

除菌とは

除菌とは、「菌を取り除くこと」

殺菌することも除菌には含まれますが、医薬品・医薬部外品以外では「殺菌」と書けない決まりがあるので、この表現が使われます。アルコールスプレー、食器用洗剤、ウエットティッシュなどに書かれていることが多いです。

滅菌とは

滅菌とは「あらゆる菌を殺菌すること」

とても強力ですが、世の中に存在する菌の中には良い働きをする菌もいるので、良い菌まで殺してしまうというデメリットもあります。

病院で使われる医療器具等は、滅菌が必要とされます。

 

菌やウイルス対策には抗菌製品をこまめに除菌することが有効

飲食店のコップなどの食器は、こまめに洗浄やスプレーすることで除菌することが必須です。

ただ、食器も傷ついたり、長年使い続けていると細かな傷が出来て、普通に対策していても、通常よりも除菌効果が落ちてきてしまう可能性もあります。

そこで、抗菌製品を使えば、元々菌が住みにくい環境が出来上がっているので、抗菌製品×除菌で清潔な状態を保ちやすくなります。

お手持ちの食器・コップなどに抗菌加工するなら杉原産業へ

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新型コロナウイルスの影響もあり、今まで以上に食器や持ち物を清潔にする需要が高まっています。

杉原産業では、今回のようにお手持ちの食器やコップを持ち込んで、抗菌加工することが出来ます。

抗菌加工に興味がある方は、ぜひお問い合わせくださいませ。

オリジナルの金属チャーム(ティーカップ型)をオーダーしていただいた事例

金属製オリジナルチャーム

今回は、フリーマーケットなどでアクセサリーを売っている作家の方から「ネックレスを作りたいので、その金属チャームをオーダーしたい」というご依頼がありました。

他の業者では作れず困っていたところを、弊社を以前にご利用いただいたお客様からご紹介いただき、ご相談頂いたということでした。

 

金属チャームのオーダーから納品までの流れ

  1. 1.お客様が書いた手書きのスケッチを元に設計し、型を製作

  2. 2.型に金属を流し込んで成形し、サンプルを確認してもらう

  3. 3.実際の商品を製作

 

1.お客様が書いた手書きのスケッチを元に設計し、型を製作

金属製オリジナルチャームのスケッチ

 

お客様がお持ちいただいた手書きのスケッチを元に、設計し型を作っていきました。

こちらのティーカップには底に穴が開いていて、ソーサ―部分にチェーンが付けられるようにしたいというオーダーでした。

 

今回のオーダーで一番難しかったのは、このスケッチから型を作る工程でした。

お客様も大体のイメージで描いたということもあり、弊社の担当もスケッチを見て、これが実際にどんなものになるのかという想像がしにくく、立体に起こすのに苦労しました。

 

2.型に金属を流し込んで成形し、サンプルを確認してもらう

金属製オリジナルチャーム

型が出来たら金属を流し込んで成形しました。

今回は、お客様がイメージする見た目から真鍮で作ってほしいとご依頼いただきました。

ただ、サンプルを作ってみたところ、「重いので軽くしてほしいです」という注文をいただき、弊社からアルミでの製作を提案し、実際にはアルミで作ることにしました。

3.実際の商品を製作

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アルミでのサンプルも気に入っていただけたので、発注していただいた個数を製作し、納品しました。

今回は設計やイメージのすり合わせに時間がかかったこともあり、お問い合わせから納品まで3か月ほどで完了しました。

 

「手描きのスケッチでこんな素敵なチャームがオーダー出来ると思わなかった」と喜びの声

お客様からは「こんな上手ではない、手描きのイメージ図のスケッチから、こんな素敵な金属チャームが作れると思いませんでした。ありがとうございました!」と喜びの声をいただきました。

今回は、正直スケッチをいただいた時点で、弊社も出来上がりがイメージしづらかったので不安がありましたが、「どうしてもこれが作りたい」というお客様の熱望にお答えできて安心しました。

 

出来上がったチャームはお客様の手でペイントされて、最終的にはこのような作品になりました。

オリジナルの金属チャーム(ティーカップ型)

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杉原産業では小ロットから、オリジナルチャームをオーダーメイド出来ます。

ぜひ、オリジナルの金属チャームを作るなら杉原産業にご相談くださいませ。

バッグのショルダー部分を和服の装飾に使う人工パールで製作

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今回ご紹介する事例は、「ショルダーストラップ」を人工パールで製作した事例です。

人工パールで1,100mmのショッピングバッグのショルダーを製作

既にお取引のあった金具などの部材を扱っているお客様が、弊社の商品事例をサイトでご覧になり、ご注文をいただきました。

今回のご注文内容は、人工パールを使って長さ1,100mmのショルダー部分を130個ほど製作するというものでした。

浴衣や着物に使うパーツをショルダー部分に応用

お客様がお持ちいただいた人工パールは、もともと着物や浴衣のアクセサリーに利用するものです。

その人工パールを使って、弊社でショッピングバッグのショルダーにするためにワイヤーを通す作業を行いました。

このような人工パールでショッピングバッグのショルダーを100個ほど製作するということは、他の業者では受け入れてもらうことが難しいですが、杉原産業では状況に合わせて対応することが可能です。

今回、ご注文いただいた130個は約2週間ほどで完成し、納品させていただきました。

和服の装飾品を製作するなら杉原産業にご連絡を

ご紹介した人工パールの事例の他にも、弊社では和服の装飾品を製作することが可能です。

また、この事例で取り扱った、人工パールの大きさは10mmでしたが、これより小さなサイズも取り扱っています。

他の業者では取り扱ってもらえない金具パーツや雑貨の製作は、ぜひ杉原産業までご相談ください。

ハルトマンジャケットをモチーフにした特注バックルを小ロット(150個)で製作

お客様からハルトマンジャケットをモチーフにバックルを作ってほしいと依頼

ファッションデザイン関係の会社のお客様から、「ドイツ空軍が使っていたハルトマンジャケットをモチーフにレザージャケットを作っているが、バックルを作れませんか?」という相談を受けました。

ハルトマンジャケットとは、1940年代にドイツ空軍が使っていたレザージャケットで、胴体の裾部分(ウエスト)にベルトがついており、バックルで留めることが出来ます。

今回は大量生産ではなく、小ロット(100個くらい)で作りたいということもあり、なかなか相談できるところがなかったため、弊社にお問い合わせを頂いたということでした。

ハルトマンジャケット風バックルの製作工程

今回のバックルは、以下の工程で製作しました。

  1. 1.写真を見て設計書を作った
  2. 2.設計書を元に型を作って真鍮・アルミ・スズでサンプルを作った
  3. 3.お客様に確認していたいて、サンプルから発注商品を選んでいただいた
  4. 4.アルミ(ジュラルミン)で150個のバックルを製作し、納品

1.写真を見て設計書を作った

真鍮のバックル

今回のお客様は、設計書などがなく「こういうイメージのものを作りたい」という参考写真しかなかったため、写真をもとに設計書を作りました。

ハルトマンジャケットのバックルは、ジャケットのウエスト部分に使われており、金属同士をカチャっとはめて留めるタイプのバックルです。

少しでもずれると使い物にならないので、今回は特に丁寧に設計をしました。

 

2.設計書を元に型を作って真鍮・アルミ・スズでサンプルを作った

設計書を元に、型を作り、そこに金属を流し込んでサンプルを作りました。

◆真鍮

真鍮でできたバックル

真鍮でできたバックル
重さ:58g

真鍮は重みがあって、見た目にも重厚感と高級感が出るのが特徴です。

使えば使うほど味わいが出てくるため、経年変化を楽しみたい人に人気です。

 

◆アルミ

アルミでできたバックル

アルミで作ったバックル
重さ:14.5g

アルミは、ご存知の通り1円玉にも使われている軽い金属です。

真鍮と比べると、4分の1の軽さで作ることが出来ました。

ただ、今回はアルミの中でも「ジュラルミン」という純アルミニウムに添加元素を加えて強化したものを使ったため、軽いですが、比較的丈夫なものとなりました。

 

◆スズ

スズで作ったバックル

スズで作ったバックル
重さ:46.3g

スズは、真鍮よりも軽く、アルミより重くさびにくい金属です。

さびにくいため、美しい光沢を長期間にわたって持ちつづけるという特性があり、古くから装飾品に使われてきました。

 

3.お客様に確認していたいて、サンプルから発注商品を選んでいただいた

出来たサンプルをお客様にお渡したところ、軽いという点を気に入っていただきアルミ(ジュラルミン)でバックルを作ることに決定しました。

 4.アルミ(ジュラルミン)で150個のバックルを製作し、納品

アルミでできたバックル

最終的には、こちらの製品を150個納品いたしました。

最初にご相談いただいてからサンプルお渡しまで1か月、全部合わせて2か月で納品いたしました。

小ロットでバックルなどの金具を作るなら杉原産業へ

今回は、すでに生産停止している古い形のレザージャケット「ハルトマンジャケット」をモチーフにバックルを製作いたしました。

こういったバックルは、正確に作らないとうまくはまらず、使い物にはなりません。しっかりと設計をしたうえで、製造し、大量生産する前にサンプルで実際のはまり方を確認することをお勧めします。

特定の商品をモチーフに同じような金具を作りたい、オリジナルで小ロットで金具を作りたいというときは、ぜひ杉原産業にご相談くださいませ。

 

感染症対策に役立つ「ドアオープナー」の基礎知識|使える場面とオススメの素材も紹介

コンセプト・フォト

皆さんは、どのような感染症対策を行っていますか?

「マスク」「手洗い」「うがい」はもちろんのこと、「手袋」なども有効とされていますね。

実際、ほかの人が手で触れた部分に触れてしまうことで感染することは珍しくありません。

日常生活の中でも「つり革」「ドアノブ」などは触れる頻度が高いため、何らかの対策は行った方が良いと言われています。

 

そんな中、現在注目を浴びているドア開閉用ツール「ドアオープナー」をご存知でしょうか?

手で直接触れることなくドアノブを使えるため、感染症対策に効果があるとして、最近注目されているツールです。

今回は「ドアオープナー」とはどのようなツールなのか、どのような場面で使うことができ、どんな素材が使われているのかを解説します。最後には当社『杉原産業』での製作実績を紹介していきます。

 

ドアオープナーはドアノブに触れることなくドアを開閉できる感染症対策ツール

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まず始めに、ドアオープナーとはどういったものなのかについて解説します。

冒頭少し説明したように、ドアオープナーはドアノブに触れることなくドアを開閉できるツールです。感染症の対策方法として有効であることから、コロナ禍の今、注目されています。

 

◆ドアだけでなく、「エレベーターのボタン」や「つり革」を触ることなく使用できる

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ドアオープナーは名称だけでみると、「ドアを開閉できるもの」と考えられがちですが、そのほかの用途としてエレベーターのボタンを押したり、電車でつり革にふれることなくつり革を使用したりすることも可能です。

「引っ掛ける」あるいは「押す」といった動作を必要とするものに対応できるのがドアオープナーの特徴です。

 

 

◆ただし、ドアノブの使用に対しては「レバー式ドアノブ」に限られる

 

ドアオープナーは引っ掛ける、押すという動作には強いものの、「回転させる」といった機能がついたものは現状ありません。

ものによっては鍵のツマミ(サムターン)に対応したものもありますが、ドアノブに対して使用するのであれば、レバー式のドアノブに限られてしまうという弱点があります。

 

ドアオープナーにオススメの素材4選|感染症対策に最適な素材はあるのか

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ここからは、ドアオープナーの素材として適した素材について紹介していきます。

ドアオープナーには、大きく分けて「プラスチック製」と「金属製」の2つがあるのですが、「金属製」という括りの中には「アルミ製」「真鍮製」「銅製」など幅広い素材が含まれています。

 

本記事では上記4つの素材による違いを見ていくとともに、感染症対策に最適といえる素材は何なのかを考えてみました。

 

◆デザイン性重視で選ぶなら「プラスチック製ドアオープナー」

 

プラスチック製ドアオープナーの特徴としましては、以下のようなものが挙げられます。

 

  • ・デザイン性に富んでいる
  • ・水洗いできる

 

プラスチック製の大きな強みとして「デザイン性に富んでいる」という部分があります。

プラスチックは加工しやすいこともあり、カラフルだったり可愛いデザインのものも多くあるため、金属特有の無骨な感じは好きじゃないかもという方にオススメです。

 

また、金属製との決定的な違いとして、「錆びることがないため水洗いしやすい」というものがあります。

ドアオープナーを使うことで手指が触れないようにすることは可能ですが、ドアオープナー本体はさまざまな部分に触れるため徐々に汚れてきます。

定期的に洗ったりする必要がでてくるので「金属は錆びたりするのが嫌だ」と感じる方は、プラスチック製のものを買うのがいいでしょう。

 

◆トップクラスの軽さ|持ち運びやすさで選ぶなら「アルミ製ドアオープナー」

 

続いて、アルミ製ドアオープナーの紹介です。

アルミの特性の中で、最も大きな長所であるのが「金属素材中、トップクラスの軽さを誇る」という点です。

軽さの面ではプラスチック製のものと遜色なく、金属特有の光沢のある質感も持ち合わせているため、キーケースに入れて普段使いの鍵と一緒に入れておいても違和感なく使えるでしょう。

 

また、プラスチックにありがちな安っぽさもある程度軽減出来るので、「子供っぽい印象は少し避けたいかも」という方にオススメです。

 

ただし、アルミは金属素材の中でも比較的やわらかい素材なので、変形しやすいという特徴があります。つり革などで使う際には注意する必要があるでしょう。

 

◆高級感のある重厚な金属素材を選ぶなら「真鍮製ドアオープナー」

 

3つ目は「真鍮製ドアオープナー」の紹介です。

真鍮は「重厚で高級感がある見た目」が大きな特徴で、アンティーク調のアクセサリーにも使用されています。

 

アルミに比べて重量はありますが、その分頑丈で変形しにくいため、つり革などの負荷がかかる場面でも問題なく使うことが出来ます。

また、真鍮の特性として、経年で独特の質感に変化していくというものがあります。

質感が変わることでよりアンティーク感が強まるので、高級感のある重厚な質感が好きな方は、真鍮製ドアオープナーを選んでみてはいかがでしょうか。

 

◆「感染症予防」に特化させるなら、抗菌作用が望める「銅製ドアオープナー」

 

最後に、銅製ドアオープナーの紹介です。

そもそも銅という金属素材は、殺菌効果にかなり優れており、多くの感染症の対策が出来る素材です。

 

日本銅センターによれば、ノロウイルスやインフルエンザ、O-157にも効果があるとのこと。

病院に設置しているボールペンのグリップ部分に使用し、抗菌作用を測定する実験がされるなど、その抗菌効果は医療現場でも期待されています。

 

ドアオープナーの素材としても使われていることがあるため、「抗菌性を重視したい」という方は、銅製のドアオープナーを探してみるのがいいでしょう。

 

金属素材のドアオープナーなら金属加工業者に依頼することで製作することも可能

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金属素材のドアオープナーはまだまだ種類が少なく、「好みのデザインが見つからない」ということも珍しくありません。ですが、そんなお悩みは、金属加工業者に依頼することで解決できるかもしれません。

当社『杉原産業』では、以前、お客様のご依頼で、ドアオープナーを製作した実績がありますので、今回はそちらを紹介していきたいと思います。

 

◆お客様からのご依頼で真鍮製と銅製、2種類のドアオープナーを製作

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今回、お客様から「感染症対策にドアオープナーがほしい」とご相談いただき、ヒアリング内容をもとに「真鍮製」と「銅製」、2種類のドアオープナーを製作しました。

何より、「感染症対策に」という部分で強い要望をいただいたので、銅の特性などを説明したところ、かなり関心を持っていただけたようでした。

 

サンプルとして、真鍮製のドアオープナーも製作し、仕上がりの違いなどを確認していただきました。

 

素材のほか、形状や機能性の部分でも「理想を実現するために」、杉原産業ではご要望に対して誠心誠意向き合います

今回は、感染症対策として使えるドアオープナーの基礎知識と、当社『杉原産業』での製作実績を解説・紹介しました。

 

最近注目され始めている分、入手しにくかったりすることも多いドアオープナーですが、素材や機能性など、自分が最も使いやすいものを手に入れたいときには、金属加工業者に依頼してみるのもひとつの方法です。

当社『杉原産業』では、素材や機能性などの細かな要望にお答えするだけでなく、小ロットからの生産にも対応しております。

 

ドアオープナーの製作もしくは購入を検討されている方は、是非一度『杉原産業』までご相談ください!

ハンドメイドアクセサリーで使う「バチカン」を製作した事例

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今回ご紹介する事例は、ハンドメイドアクセサリーで使用する「バチカン」という金具を製作した事例です。

 

「バチカン」は、ネックレスチェーンとペンダントトップを繋ぎとめる役割を持つ

使用したことがある方ならご存知かと思いますが、バチカンは「カン金具」の一種で、主にネックレスチェーンとペンダントトップを繋ぎとめる役割を持っています。

通常のバチカンのほか、「開閉式」という種類のものもありますが、今回製作したのは通常のバチカンです。

 

◆ネックレスの製作で良く使われるカン金具には「Aカン」というものもある

 

ネックレスの製作で使われるのは、バチカンだけではありません。

バチカンは、円状になっているカン金具なので、厚みのあるペンダントトップだと通らないことがあります。その弱点を克服したのが「Aカン」というカン金具です。

Aカンは、字のとおり「アルファベットのA」のような形状をしたカン金具で、両端にある細い突起部分をペンダントトップに通すことでネックレスチェーンと繋ぎ合わせることが出来るようになります。

 

挟み込むようにして使うので、厚みのあるペンダントトップにも対応が可能です。

 

カン金具にはほかにもさまざまな種類がありますので、興味がある方は、以下の記事も是非読んでみてください。

意外と知らないカン金具について|種類ごとの使われている場所と製作実績を併せて紹介

 

厚さ約1mm!バチカンの製作における注意点

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ここからはバチカンの製作における注意点を紹介していきます。

バチカンを製作する際の注意点として、大きく分けて以下の3つがあります。

  • ・金具の両端がしっかり噛み合うようにする必要がある
  • ・硬すぎず、やわらか過ぎずな仕上がりを実現する
  • ・外気にさらされ続ける部分なので、耐久性・耐食性のある素材を選ぶ

これらについて、詳しく見ていきましょう。

 

◆金具の両端がしっかり噛み合うようにする必要がある

 

バチカンはペンダントトップを通した後、開いた両端をヤットコなどで閉じなければいけません。

しっかりと噛み合う形状になっていないとペンダントトップが外れやすくなってしまいますので、両端の形状調整は慎重に行いました。

 

◆ 硬すぎず・やわらか過ぎずな仕上がりを実現する

 

上述したように、バチカンはヤットコなどを用いての開閉が必要になります。

そのため、開閉のしやすさに重きを置いて設計する必要があるのですが、やわらかすぎてしまうと今度は変形しやすくなり、意図せず破損してしまう原因にもなってしまいます。

硬度の絶妙なバランスを実現することに細心の注意を払いました。

 

◆外気にさらされ続ける部分なので、耐久性・耐食性のある素材を選ぶ

 

ネックレスは身につけるものなので、当然、外気にさらされ続けることになります。

そのため、耐食性(錆びにくさ)や耐久性(長期間使い続けられるか)が大事になってきます。

さらに、ご依頼主様の理想の色味もありますので、素材選びに関する打ち合わせは特に綿密に行いました。

 

まとめ:特注金具の製作は信頼できる製作所へ相談することがオススメ

今回は、バチカンというカン金具の製作事例を紹介しました。

記事内でも紹介したように、カン金具はさまざまな種類がありますが、「ピンポイントで理想を実現するためのカン金具」は、市販の規格では見つからないことがあります。

 

「こんな特徴のものがほしい」という場合は、一度製作所にご相談いただくことで「理想を実現する正解の金具」が見つかるかもしれません。

ハンドメイドで使用するバチカン(カン金具)の製作を検討中の方は『杉原産業』まで!

真鍮製の金属バックルを2種類の素材で軽量化した事例|素材による違いを解説

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今回ご紹介するのは、真鍮製のバックルを軽量素材で作り変えた事例です。

実物の持ち込みがあり「この形状で軽量化できないか」とご相談に来られたことがきっかけでした。

 

早速重量を測ってみたところ、真鍮製のバックルは58gほど。

より軽量の素材をリストアップし、提案していく形をとりました。

 

真鍮素材は経年によって色がくすんでしまうことが多い

まず、真鍮素材の製品について少し解説します。

真鍮は鋳造や加工がしやすく、古くから多くの金属加工業者で取り扱われている素材です。

独特の重厚感があり、仕上がりも煌びやかなので、金属系のアクセサリーなどで使用する素材として人気があります。

 

しかし、湿気に弱いというデメリットがあり、使い続けることで徐々に黒ずんできたり、もともとの煌びやかな色合いがくすんでしまいます。

「それも真鍮のいいところ」という方も多いですが、一方で「だめな部分だ」と考える方がいることも事実です。

今回のご依頼主様は、バックルの色がくすみ、輝きがなくなってきたことでも少しお悩みのご様子でしたので、2種類の金属素材をご提案し、サンプルとしてご確認いただきました。

 

軽量化を実現しつつ、長期間使用しても色がくすみにくい「アルミ」と「スズ」を提案

今回、当社『杉原産業』からご提案した素材は「アルミ」と「スズ」の2種類です。

それぞれの写真から、各素材の特性を紹介します。

 

◆「アルミ」は金属素材の中でもトップクラスの軽さを誇る|製法によっては傷つきにくくすることも出来る

アルミ1

まず1つ目は、アルミのご紹介です。

簡単にまとめると以下のような特徴を持ち合わせている素材です。

  • ・金属素材の中でもトップレベルの軽さを誇る
  • ・やわらかく加工しやすい
  • ・傷つきやすい(アルマイト処理で軽減可能)

アルミというとアルミホイルや缶などのイメージが強く、「安っぽい」というイメージを持たれる方もいるかもしれません。

実際、軽量で加工しやすいため、生活の一部として使われるものの素材として認知されています。

 

しかし、アルミは現在、鉄や銅に並ぶほどポピュラーな金属素材であることをご存知でしょうか?

例えばアルミの特徴として、軽量であること以外に、通電性・熱伝導率・反射性が高いというものがあるのですが、この特徴を活かして「飛行機の機体」や「スマートフォンの部品」「宇宙服の素材」など、さまざまな分野で使われているのです。

 

金属素材としてはトップレベルの軽さを誇ること(今回製作したバックルはわずか14.5g)が大きなメリットですが、「やわらかさ」という特徴でみると「傷がつきやすい」というデメリットがアルミを使用する上での懸念材料です。

しかし、アルマイト処理を施すことで、「傷のつきやすさ」という特性を軽減することも出来るため、一概に「傷がつきやすいから駄目な素材だ」とは言い切れません。

 

◆「スズ」は錆びにくく、高い抗菌作用を持つことが大きな特徴

スズ1

続いて、「スズ(錫)」の紹介です。

スズの特徴としましては、

  • ・酸化しにくく、錆びにくい
  • ・高い抗菌作用
  • ・アルミ同様、やわらかいので変形しやすい

上記の3つが代表的な特徴です。

写真を見ると、アルミに比べて少し光沢が綺麗なようにも見えますね。

アルミ同様に、熱伝導率が高く、タンブラーの素材としてもよく使われています。

 

錆びにくい素材なので、定期的に手入れをすることで「仕上がり時の状態を保ったまま」長く使うことができ、愛着がわきやすいのがスズの良さといえるでしょう。

製作したバックルの重量は46.3gと、アルミよりも重量がありますが、それでも真鍮よりは軽くすることが出来ました。

 

まとめ:どの金属素材を使うかで仕上がりも大きく変わる!悩まれているなら、是非金属加工業者に相談を

今回は、お客様のご要望にあわせて2種類の金属素材でサンプルを製作した事例を紹介しました。

金属素材はかなり種類が豊富で、今回のようにどの素材を使うのかによっても大きく変わりますが、同じ素材を使って変化をつけることが出来る場合もあります。

例えば、ステンレスなどはその代表格で、用途に応じてさまざまな規格に分かれており、少し規格を変えるだけで、まったく違う特性のものが出来たりします。

 

素材に関しては一長一短であることも多いですが、お客様の理想により近づけるために、杉原産業では、要望にあわせた素材の提案なども行っています。

金属素材で何かお困りのことがあって製品の作りかえを検討している方は、是非一度杉原産業までご相談ください!