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チェンジボタンの留め具に使用する『Gリング』を製作した事例

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今回紹介するのは、チェンジボタンの留め具として使用する『Gリング』を製作した事例です。

 

そもそも『Gリング』とは?

そもそもGリングとは、どういった用途で使われるものかご存知でしょうか?

Gリングは、チェンジボタン(ミリタリー系のアパレル商材)における、留め具の役割を果たします。

形状は2重カンなどのカン金具に似ていますが、用途としては「チェンジボタンの留め具」という側面が強いため、カン金具とは別のものとして考えるべきでしょう。

 

ただ、アンティーク調のキーケースなどでも使われていることがあるため、カン金具としての用途が無いわけではなく、分類するのは難しい金具です。

 

◆弾性のあるバネ材を使用しており、2重カンにも近い性質を持っている

 

Gリングを製作する際の材料としては、「バネ材」が用いられることが多いです。

これは、2重カンにも使われる材料で、弾性が高く少し力を加えただけではなかなか変形しない特性があります。

形状だけでなく、材料もカン金具と同じなので、「カン金具と何が違うの?」という疑問をもたれる方は少なくありませんが、あくまでも「Gリング」という名称の金具であることを知っておいて損はないかと思います。

 

今回は大量生産のご依頼だったため、納期や個数などを打ち合わせしながら決めた

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今回のご依頼は、アパレル関係の業者様からのご依頼だったため、生産個数が比較的多い案件でした。

大量生産の場合、依頼のタイミングによっては過去に短納期での納品実績のあるものでも少し時間がかかってしまうことがあります。

今回も事前に納期に関する打ち合わせを行い、双方の意向が合致してからの製作となりました。もし「いつ頃までにほしい」というご要望がありましたら、気兼ねなくご相談ください。

 

まとめ:杉原産業なら大量生産から小ロットの生産まで幅広く対応可能

Gリングはサイズがかなり小さいので、どちらかといえば大量生産向きの金具です。

「個人製作のために小ロットで作りたい」と思っても、なかなか相談に乗ってくれる製作所がなかったり、個人での依頼を受けてくれないことも珍しくありません。

しかし、当社『杉原産業』では、大量生産はもちろんのこと、小ロットでの製作依頼も受け付けております。

 

「小ロットでの製作を検討している」「ほかの製作所ではなかなか受けてもらえない」という方が、頼みの綱として当社まで相談に来られることも少なくありません。

Gリングの製作をご検討中の方は、是非一度『杉原産業』までご相談ください!

真鍮製のカラビナをアルミ製に作り変え!アイデアが新製品の開発に繋がった事例

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今回紹介するのは、真鍮製のカラビナをアルミ製に作り変えた事例です。

また、今回の事例を通して生まれたアイデアから、新製品の開発に繋がりましたので、そちらもあわせて紹介します。

 

「より軽く、開閉しやすいカラビナがほしい」というご依頼がきっかけ

ことの始まりは、とあるご依頼主様から「この真鍮製のカラビナは開閉しにくくて、物自体も少し重量があります。何とかなりませんか?」とご相談いただいたことです。

そこから何度か打ち合わせを行い、より軽量の素材であるアルミを使用することになりました。

 

◆開閉しやすい形状とはどのようなものか、試行錯誤が始まった

 

打ち合わせの後、「開閉しやすい形状とは、どのようなものなのか」という部分での試行錯誤が始まりました。

設計してはやり直し、度重なる設計を繰り返して完成に至りました。

 

試行錯誤の末、カラビナが完成|高い機能性とデザイン性を実現した

上記の写真が、完成したカラビナになります。

「開閉しやすさ」という部分において、従来のものとは大きく変わった点が2つありますので、ここからはその大きな2つの変更点について紹介していきます。

【1】可動部分を長くし、カギ爪状の部分を短くした

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1つ目の大きな変更点は、「可動部分の長さ」です。

冒頭に掲載した写真の左側に写っているものが「真鍮製のカラビナ」になるのですが、可動部分が短く、指で押してもなかなか動きにくいという弱点がありました。

そのほか、可動部分が短いことで、「可動部分を動かして開けたものの、指が遮って取り付けたいものをつけられない」といったことも発生してしまいます。

 

設計の試行錯誤中、「可動部分を長くすれば、余裕が生まれるのではないか」という部分に気づき、今回その案を採用しています。

 

【2】可動部分の形状を、より力がかかりやすい形状に変更

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2つ目は、可動部分の形状の変更です。

くぼみを作ることでかけた力が伝わりやすくなり、従来のものよりも開きやすくなっています。

くぼみを作った結果デザイン性にも違いが生まれ、より曲線的なデザインに仕上がりました。

 

まとめ:高い機能性とデザイン性が評価され、商品化することに

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今回完成したものをご依頼主様に確認していただくと、機能性(開閉のしやすさ)と、デザイン性の高さに大変満足しているご様子でした。

当社『杉原産業』としましても、試行錯誤の中から生まれた製品ですので、何とかこのカラビナを広めることは出来ないだろうかと思案していくうちに「商品化してみよう」、という一大プロジェクトに発展しました。

こうして、その後仕様書などを作成し、「より軽量で、安定性・実用性を兼ね備えたカラビナ」のサンプル(上記写真)が完成。ご依頼がきっかけで、新製品が生まれるという珍しい事例でした。

 

杉原産業では、お客様のアイデアをかなえるための努力・工夫を怠りません。

だからこそ、何気ないご相談や、ご意見・ご感想などから、新しいアイデアが生まれることもあります。

「お客様と一緒に作り上げること」をモットーに、今後も励んでいけたらと思います。

 

既存商品の作り変え(改良)を検討中の方は、是非一度杉原産業までご相談ください!

SUS304-WPBを使用して様々な場面で使える金属部材(バネ材)を製作した事例

今回の事例は、金属部材を取り扱う方からのご依頼です。

SUS304-WPBを用いて「バネ材」とも呼ばれる、細い線状の金属部材を製作しました。

 

SUS304-WPBとは?

 

まず、今回使用したSUS304-WPBに関して少し解説します。

SUS304-WPBはバネを製作する際によく使われる金属で、ステンレスの一種です。

そもそもステンレスの番号は、下3桁の数字で種類が分別されています。

300番台が『オーステナイト系』、400番台が『フェライト系』か『マルテンサイト系』のステンレスです。

 

300番台のステンレスはニッケルとクロムが、400番台はクロムのみが配合されています。

そのほかの分類としましては

  • 200番台:ニッケル・クロムに加え、マンガンが配合されている
  • 600番台:ニッケル・クロムが配合されているが、析出硬化という特殊な工程を踏んでおり、硬度が高い

があります。

SUS304-WPBの類似材料としてSUS304-WPAがありますが、強度面を考慮した場合SUS304-WPBを選ぶのが無難です。

 

SUS304-WPBを業者から取り寄せ、線状に加工した

 

今回バネ材を作る際には、材料を別業者から取り寄せて加工する形式をとりました。

1から材料を作るとなると、工数もかかり、納期もより長くなります。

 

短納期で欲しい方もいらっしゃるので、その場合は材料をお取り寄せすることも珍しくありません。

特にステンレス鋼は種類がかなり多く、少しの配合率の違いで特性が変わってしまうこともあるため、「こういう特性の物が欲しい」と明確な要望があれば、取り寄せた方が良いという理由もあります。

 

◆加工の際には、径(太さ)に気を付ける

 

金属を線状に加工する際に気を付けなければいけないことの一つとして「径(太さ)」があります。

特にバネ材は、ここからバネ状に曲げて加工していくので、「加工しやすく、実用的な強度も確保する」ことを意識しながら設計しました。

 

まとめ:実現したいこだわりがあるなら是非お気軽に相談を!

今回、バネ材の製作事例を紹介しました。

材料の種類による特性の細かな違いを理解していなければ、お客様の要望に対して臨機応変に対応することはできません。

今回の製作事例ではバネ材として適した「SUS304-WPB」を使用しましたが、他にも「器具を天井から吊るときに使えるようにしたい」「○㎜の径で、最大限強度を出したい」など、お客様からの細かな要望にもお応えしています。

 

もし、そういった「こだわりを実現したい」と検討されているのであれば、是非『杉原産業』までご相談ください。

 

SUS304-WPBを使用したバネ材の製作を検討中の方は『杉原産業』まで!

女性やお子様でも手に取りやすい釣り用の重りサンプルを製作した事例

今回は、釣り具の制作事例です。

釣りというとレジャーとしてはかなりメジャーなものですが、男性人口が多く釣り具もかっこいいものであったり質感がリアルなものが多いです。

そんな中、ある時「女性向けの釣り具があったら嬉しい」という声をいただきましたので、そのリクエストにお応えするため、「かっこよさ」「質感のリアルさ」を取り払った重りをサンプルとして製作しました。

 

アクセサリーでも使える「かわいらしいデザイン」を追求

 

今回のコンセプトは「女性やお子様でも手に取りやすいデザイン」です。

これまでになかったようなデザインということもあり、実験的に以下の写真のようなものを作りました。

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「かわいらしさ」を表現するため、デフォルメされたデザインを採用。

キーホルダーなどのアクセサリーとしても使えるような見栄えに仕上がりました。

 

◆材料にはステンレスを使用し、「重りとしての実用性」も実現

 

重りとしての使用を想定しているので、材料は耐久性のあるステンレスを使用しています。

風の影響を受けにくくするために重量を50グラム程度に設定し、実用性との両立を実現しました。

 

今回はサンプルの作成なので、金型の設計にこだわった

 

サンプルを作成するときは「完成像が完全に定まった状態」でないといけません。

というのも、サンプルは商品化の直前段階にあたるので、手に取って見た方が実際に使っているところをイメージできるほどの仕上がりにする必要があるからです。

 

今回は量産化を視野に入れて、金型の設計には特にこだわっています。

金型は手作業で切削しつつ、都度微調整しながら完成を目指しました。

 

まとめ:「依頼」という形でなくとも、お客様の声から製品ができることがある 

 

今回、女性やお子様でも手に取りやすい釣り具(重り)の製作事例を紹介しました。

冒頭でも説明しましたが、今回の製作は「依頼」として行ったものではなく「こういうものがあったら嬉しいかも」というお客様の声から生まれたものです。

 

杉原産業では、よりプロ志向で本格的な釣り具製作を行う「日本の部品屋」だけでなく、レジャーとして楽しめる釣り具を販売している「Cedar Field」を運営しています。

今後も、幅広い世代の方に釣りを楽しんでいただけるような製品を発売していけたらと考えていますので、「こんな釣り具があったらいいな」「こういう部分にこだわった釣り具が欲しい」と考えている方は、是非一度杉原産業までご相談いただけたらと思います。

 

既製品にない釣り具の製作を検討中の方は『杉原産業』までご相談ください!

ワイヤーのエンドキャップを製作|2種類の太さに対応できる特殊な形状に金属加工

金属ワイヤーを制作するとき、電導率の高い銅線などの場合、触った人が感電しないようにラバーを付けるのが一般的です。

しかし、ただラバーをまくだけでは、切断面からラバーがはがれてしまったりする可能性が高いです。

そこで今回製作したのが、銅線の両端につけるエンドキャップです。

太さの異なるワイヤーにも1種類のエンドキャップで合わせられるように、工夫した仕上がりとなりました。

それでは、今回の作業内容を紹介していきます。

◆ワイヤーカバーの損傷を防ぐためにのエンドキャップをつくりたい

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2種類の太さのワイヤーに対応した金属製のワイヤーエンドキャップを製作した事例です。

 

2種類の太さの金属ワイヤーにはそれぞれ、細い方に赤、太い方に黄色のワイヤーカバーが施されており、カバーの先端部分周辺が損傷するのを防ぐために、キャップを取り付けたいとのことでした。

 

詳しい経緯は存じませんが、1つのキャップでどちらにも対応できるようにして欲しいとのご要望。

 

ご依頼いただいた時点ではまだキャップは存在せず、見本や図面、原案などもない状態でしたので、設計から行うことになりました。

 

◆2種類の太さのワイヤーに対応するエンドキャップを設計し機械で切削加工

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お客様と打ち合わせを重ね、2種類の太さのワイヤーがそれぞれしっかり嵌って抜けないように、段差をつけた逆錐形のキャップ内部の形状を設計しました。

 

ワイヤーは比較的細く、精密性が求められる設計ですので、機械による切削加工で製作していきます。

 

キャップを作る際に使った金属はステンレスで、切削後は耐久性向上のために表面にメッキ加工を施しました。

◆自転車パーツなどにも使われる金属エンドキャップは設計と精密さが重要

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今回エンドキャップを製作したワイヤーの使用箇所について詳細は存じ上げませんが、

エンドキャップは自転車用品などを中心に広い需要があります。

 

金属製のエンドキャップを新たに製作する時の注意点としては、ワイヤーとキャップがしっかり嵌合するようにきっちりと設計しておくことです。

 

もし、微妙なズレがあると、せっかくキャップを作ってもすぐに外れてしまい意味がありません。

 

また、図面通りに正確に製作する精密さも必要です。

 

弊社、杉原産業では細かな金属部品の設計と、切削などによる精密な製作が可能です。

 

これからエンドキャップを製作したいという方も、一度作ってみたけれど嵌合が悪いので再設計して作り直したいという方もぜひ一度ご相談ください。

金属製ワイヤーエンドキャップの製作を依頼するなら杉原産業まで!

 

測量機器のジョイントに使うネジが合わない|専用アダプターを切削加工で製作

「買ってきたネジが、上手くはまらない」

機材を取り扱う仕事をしていると、そういったお悩みは往々にしてあるかと思います。

そんな中、今回は測量機器のジョイント部分のネジを制作した事例です。

ネジを制作するにあたり、気を付けなければならないことは、しっかりネジ穴にフィットする「精密性」です。予備のネジを制作する場合には、それに加えて「再現性」を意識する必要があります。

今回は設計図がなく、事前に送っていただいたパーツをもとに、大きさを計算して製作する方法をとりましたので、「精密性」「再現性」の両方が求められた事例となっています。

◆測量機器用に仕入れたネジが本体と合わないのでアダプターを製作してほしい

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測量機器を扱う企業様からのご依頼で、機器のジョイントに使うネジのアダプターを製作した事例です。

 

もともと、ジョイント用にと仕入れたネジが合わず、うまく入らずお困りでした。

そこで、そのネジに合うアダプターを作って機器同士のジョイントができるようにしたいとお考えになり、弊社にご相談くださりました。

 

ご予算などを相談した後、見本となるネジをお送りいただき、その形状を元にアダプターを設計して金属加工を行うことになりました。

 

個数は10個ほど、使用する金属はアルミをご指定でした。

◆見本をもとに機械切削加工でネジに合うアダプターを製作

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測量機器の、ジョイント部分は写真のように黒いプラスチックの出っ張った部分のネジ穴に、別の機器のネジが取り付けられるようになっています。

 

この穴の大きさが合わなかったとのことで、ネジ似合うジョイントを製作しました。

 

一方は下の黒いプラスチック部分に取り付ける大きなネジで、もう一方はジョイントのネジ似合うネジ穴を切削して開けています。

 

加工の方法として、機械切削を選んだ理由は、精密に作らなければ行けなかったからです。

測量機器は、その名の通り、距離や高さを正確に測るための道具です。

 

少しでもズレがあると機能に問題が発生する可能性があるので、最新の注意を払い切削加工を行いました。

 

◆ジョイント部分のネジアダプターによって測量機器の接合がうまく行った

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完成したアダプターを使うことによって、測量機器のジョイントが成功し、もともと仕入れたネジを無駄にせずにすみました。

 

弊社杉原産業では、測量機器の部品など、正確な設計や、それに基づく精密な加工が必要な場合も、できる限りご要望にそう形で製作を行いますので、ぜひご相談ください。

 

記章に取り付ける銅製パーツ(鋲)を機械による切削加工で製作

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企業様からのご依頼で、記章のパーツ(鋲)を製作した事例です。

記章の生産を行うため、裏側に取り付ける鋲というパーツを5〜10万個ほど作って欲しいというご依頼でした。

 

サイズは太さ2mm長さが5mmで、差し込みやすいように先端が少し細くなっている形状です。

 

◆粘っこく加工が難しい銅を最新の注意をもって切削して記章のパーツを製作

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記章のパーツは機械による切削加工で製作しました。

ヘッダー打ちなど他の加工方法に比べ精密度が高く、他のパーツとの組み合わせが必要な鋲を均質に製作するのに向いているからです。

 

とはいえ、銅は粘性が高く削りにくいという特性があるので、ズレたりムラができたりしないように注意しながら切削を行いました。

 ・銅の切削加工はバリが出やすいので、扱える業者も少ない

 

粘り気が強い金属は、切削加工時にバリが出やすいため、他の金属に比べると難しくなります。

その他、切削時の摩擦熱で銅が溶け、切削器具の刃にこびりついてしまう可能性もあるため、温度管理にも十分気を付けなければいけません。

 

上記のように銅は熱で溶けやすいので、鋳物や金型製作においてその真価を発揮します。

そのため、古来から日本の金属製作物(銅鐸など)では、銅が使われていることが多いのです。

 

また、仕上がりが綺麗になりやすいという特徴もあり、日本円硬貨のすべてが銅もしくは銅合金作られています。

耐久性・抗菌作用のある銅は、寺社仏閣の昔ながらの建材やバーツ、その他、最近では感染症を緩和するための器具を制作する際に使われるなど、様々な場面でニーズがあります。

 

輝きを付けたいような制作物では、仮に加工が難しいとしても、お客様へ相談・提案を行うこともあります。

逆に「綺麗に仕上げたい」という要望をお持ちのお客様であれば、ご依頼の段階から、「銅を使って欲しい」とご希望されている場合もあります。

◆記章のパーツ以外にも様々な場面で使われる銅の加工は杉原産業にお任せ

切削加工自体は機械があれば特に難しい作業ではありませんが、銅の粘性を考慮した加工を行う必要があるほか、加工時に使用する油の種類などもきちんと把握しておく必要があります。

 

特に油についての知識がない業者だと、対応ができない可能性があります。

 

また、銅の取り扱いが出来ない業者だと、そもそも受注が困難です。

 

弊社、杉原産業ではいかにお客様の要望に応えるかを大切にしており、様々な金属・加工方法を取り扱っています。

 

それぞれ、専門性の高い技術で丁寧に製作可能ですので、この事例のようなパーツ作りなど、細かな金属加工にお困りでしたら、ぜひご相談ください。

記章のパーツ(鋲)を銅の切削加工で作るなら杉原産業まで!

 

訓練用の丈夫な編み込み紐を製作|専用金具・生産器具も同時開発可能!

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弊社、杉原産業には、以前、絨毯の修理など織物や編み物など繊維製品の扱いに長けたスタッフが在籍しています。

せっかくのスキルが持ち腐れになっており、何か応用できないかと考え、最近は編み込み紐や、紐と金属パーツを組み合わせた商品の生産をはじめました。

 

今回はその1例として、とある国営企業様からのご依頼で購買部で扱う訓練用の紐を製作した事例を紹介します。

◆訓練用の丈夫な編み込み紐を製作

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ご依頼いただいたのは、訓練に使うカーキ色の編み込み紐です。

 

今回の製作では、道具を固定したりする訓練で使用する紐を作りました。

紐の太さや強度、材質、色味などをヒアリングし、打ち合わせを重ねていくことでより要望に応じた設計を行っていきます。

 

このような編み込み紐を作る際に重要なポイントとして「端部の処理」が挙げられます。

 

丈夫な紐でも端っこが切りっぱなしの状態だと、その部分からほつれてしまいます。

 

衣類の場合は結ぶだけの処理も見られますが、靴紐などを想像していただくと硬いプラスチックや金属で固定されていることが多いのではないでしょうか。

 

紐の端部の処理方法チップ加工といって、プラスチックや金属のカバーを巻き付ける加工が多いです。

 

今回はの紐については、様々な加工に対応できる作りですが、耐久性を高めるためお客様と相談しながら、特殊な方法で端部処理を行いました。

 

◆杉原産業では紐だけではなく紐用の金属パーツや紐を生産する道具も製作可能

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弊社の事業を見ていただくと金属製品のみの取り扱いと思われがちですが、お客様からの細かな要望に応えたいという想いで、それ以外のご相談も承っております。

 

今回はスタッフが持つ技術を生かし、紐の生産を行い、お客様のご期待に添うことができました。

 

杉原産業では、今回製作した紐の他にも、靴紐やズボンの裾を縛る紐などの製作にも挑戦していきます。

また、紐については、記事の中でもご紹介したように、両端にほつれ防止のチップ加工が必要なケースがほとんどです。

更に、ものによっては、両端に金属部品がついていたりします。

紐は紐単体として見られる方も多いかもしれませんが、実は金属部品と併用することが多いのです。

 

弊社の得意とする金属加工技術を用いた耐久性の高いチップ加工に加え、用途に合わせた紐の用意も可能です。

予算面などの相談内容によってはオリジナリティのあるチップなども作成可能ですので、ぜひご相談ください。

編み込み紐と端部の金属チップ加工の製作を依頼するなら杉原産業まで!

 

鞄ベルトのバックル用アルミリングを製作|着色アルマイト処理で美しいブルーに

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アパレル関係業者様からのご依頼で、ベルトバックル用のアルミリングを製作した事例です。

 

お問い合わせを受け、詳細をお聞きしたところ、

 

  • 太さは8mm
  • 内径40mm4つ・26mm4つ
  • 色はブルー

 

とのご要望でした。

 

ベルトといっても、革や布部分に空いた穴に金具を差し込んでサイズ調整するものではなく、端部にリングを2つ取り付け、その2つのリングに逆のベルト端部を通してサイズ調整するもののようです。

 

前者のような複雑な形状は求められませんが、シンプルな分、丁寧な仕上がりが求められました。

 

◆今回のベルトバックル用アルミリングの製作のポイント

まずは、8mmの線材を加工していきます。

 

ヨレや捩れがないよう、きれいな円形のリング型に加工し、継ぎ目を整えます。

 

線材をリング状に加工する作業は、弊社がかねてから得意とする分野でしたので、さらに念入りに確認しながら傷などのないように仕上げました。

 

線材表面にアルマイト処理を施し、ご依頼主様が希望する色味を実現

表面には着色アルマイト処理という加工を施しました。

 

その手順は、リングの表面に人工的に酸化被膜と呼ばれる腐食しにくい層を生成し、さらにその層に着色料を染み込ませるというものです。

 

被膜の厚さや染料の濃度や温度、染色時間によって色味が変わりますので、ご希望の色味に合うように調整し再現しております。

 

2種類の大きさを4つつづ製作し、それぞれ均一な形・大きさになるように気をつけました。

 

◆細かな要望にお応えしながらベルトのバックル用アルミリングを作成できた

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お客様のご要望通りのサイズ、カラーのアルミリングを納品し、お喜びいただくことができました。

 

現在、バックルの製造を国内で取り扱っている業者は少なく、さらにこの事例のような細かな要望を実現できるところはわずかです。

 

衣料品に使用する金具は、小さなささくれでも肌や布などの素材を傷める恐れがありますし、傷があるとそもそも売り物にならないですよね。

 

また、こだわりのデザインの場合、細かい部材であっても形や色味をしっかり再現できることが大切かと思われます。

 

杉原産業には、大きい製造所が持つ設備などはありませんが、その分、作業者が持っているアイデアや技量で柔軟に、丁寧に、対応しています。

 

今回のようなアルミリングは、ベルトのバックルだけでなくキーホルダーや衣類以外の装飾品など色々な場面で応用可能です。

 

サイズ違い(12mm線材まで実績あり)や色違いの製作も可能ですので、ぜひ一度、杉原産業までご相談ください!

 

サックス用ネックストラップの金具を製作|楽器に合うオリジナルアクセサリー

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サックス演奏者の方からのご依頼で、ネックストラップの金具を製作した事例です。

 

サックスを首から提げるときに使用するネックストラップが、他の演奏者が使っているものと同じようなデザインなので、自分らしいデザインの金具を取り付けてオリジナリティを出したいとのことでした。

 

ネックストラップの形状を拝見し、ご依頼主様とデザインの打ち合わせを重ね、ひとまず元型となる金具を一つ製作することになりました。

 

◆ネックストラップの太さに合わせた金具を製作

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ネックストラップを拝見し、80㎜x27㎜程度の大きさを想定して製作を開始。

 

中央にロゴマークが配置され、左右の緩い扇状に広がる部分には幾何学的ですこし和の雰囲気のあるパターンをあしらいました。

 

ご依頼主様からはデザイン性以外にも強度も出して欲しいというご要望がありましたので、ストラップを通す部分など細かい部分にも十分な強度を持たせるように設計しました。

 

ストラップの型はロストワックスによる真鍮鋳物で製作します。

 

まず金具の原型をワックス(ロウ)で作り、原型全体をセラミックなどの鋳物砂で覆います。

 

専用の機器で高温の蒸気を当てて中のワックスを溶かし出したあと、残りのセラミック部分を焼成して鋳型が完成しました。

 

ここに真鍮を流し込んで金具を作ることができます。

 

ワックスを削り原型を作る工程が手作業だったためが大変でした。

 

◆サックスのストラップ用オリジナル金具が完成!元型があるので何個でも作成可能

 

今回は真鍮鋳型の元型をつくり、試しに4個金具を作りました。

 

今後、さらにいくつも作るかもしれないとご検討中でした。

 

正式な発注が入り次第、大量生産に進めることが出来る態勢です。

楽器のストラップなど、手放せないアイテムで尚且つ人目に触れるものは、できるだけ自分らしいものを身に付けたいですよね。

 

ただ、そもそもが専門的な商品で、さらにプロが使うものとなると、個性を表現できるほどのバリエーションは少ないかもしれません。

 

そういったときにこの事例のような、オリジナルのアクセサリーを製作して付けてみるのはいかがでしょうか?

 

個人はもちろん、グループ、例えばバンドや楽団でお揃いで作ってみるのもいいかもしれませんよ。

 

杉原産業では、小ロットからでも金属加工のアクセサリーの製作が可能ですので、ぜひ一度ご相談ください。