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様々な素材を使った針金の加工 | ピアノ線・銅線・真鍮線

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0.09mm大-min

 

杉原産業の持つ繊細な技術は、様々な細さの針金(ワイヤー)加工にも活かされています。

 

企業秘密になりますので詳しくは申せませんが、針金を1つ加工するにも、素材にどんな金属を使うのか(軟質なのか硬質なのか)によって、微妙に加工方法と言いますか、加減が違います。

 

本来、超激細の針金加工は、当社で受けることができる依頼の範囲外なのですが、お客様の「作りたい!」というご要望にお応えするため、他の専門業者と力を合わせて完成させたことがあります。

 

<その時の事例がコチラ>

⇒ 0.09mmの極細ステンレスワイヤーの製作

 

今回は上記の事例以外に、当社が引き受けたオリジナル針金の加工・製作事例をいくつかご覧いただきます!

 

  • ・0.1mmのピアノ線
  • ・0.3mmの銅線
  • ・0.4mmの真鍮線(軟質)

 

0.1mmのピアノ線

 

0.1mmピアノ線-min

 

ピアノ線は、炭素鋼で作られ、幅広い用途に用いられる細い針金です。

 

ピアノの弦に使われ始めたことからピアノ線と名付けられていますが、現在はPC鋼材(緊張材)や、模型の吊り下げ用の針金として使われることでも有名です。

 

ピアノ線はバネを効かせつつ、張力に耐えられるだけの強さが必要です。

ちなみに0.1mmは、ポスターに使われるような紙と同じくらいの厚みになります。

 

0.3mmの銅線

 

0.3mm銅線-min

 

写真は、0.3mmの銅線です。銅線は、主に電線として用いられます。

 

銅自体、もともとはそれなりに硬い金属ですが、熱を加えて急に冷ますことによって、ある程度加工がしやすくなります。

 

銅でできた針金は、ハンドメイドアクセサリーにもよく使用されるため、様々な業者様より需要があります。

 

ちなみに0.3mmは、郵便はがきよりも少し厚みがあるくらいの厚さをイメージしていただければと思います。

 

0.4mmの真鍮線(軟質)

 

0.4mm軟質-min

 

こちらは真鍮製、0.4mmの針金です。

 

真鍮線は、先述した銅線よりもいささか硬いのですが、加熱により伸ばしたり広げたりすることがしやすい金属線でもあります。

 

しかしその分、加工時の針金の太さのバラつきなどには、じゅうぶん気をつけなくてはいけません。

 

様々な金属を使った針金加工のことなら杉原産業にお任せください

 

今回写真で紹介したのは、ピアノ線・銅線・真鍮線の3種類ですが、もちろんこれら以外の素材でも針金加工を行うことができます。

 

少なめの予算でも作れるスチール線、逆に高いけど何を作っても高級感が出る銀線、硬くて丈夫なステンレス線など、用途に合わせてピッタリの素材を提案させていただきます。

 

「どこまで細くて強い針金を作ることができるのか?」と、当社は日々試行錯誤中です。

 

“特注で針金を作ってほしい!”というお客様のご要望を叶えるためにも、研究を重ねていきます!

 

細くて強い針金加工のことなら杉原産業にお任せください!