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特注で作った金属パーツ ヘキサゴンイヤリング(六角形のイヤリング)

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(写真1)杉原産業で製作したヘキサゴンイヤリングパーツ

 

<難しいイヤリングの特注依頼>

今回、個人のお客様から六角形のイヤリングパーツを製作してほしいと依頼がありました。
このお客様は、少し前まで別の金属パーツ加工業者にこの六角形のイヤリングの製作をしてもらっていたようでしたが、その金属パーツ加工業者の諸事情により、このイヤリングを作れなくなったようで、新たに特注で作ってくれる会社を探していたのですが、そもそも作れる会社がなかなか無く、困っていたようです。
それでも諦めずにインターネットで探されていた時に、たまたま杉原産業のホームページを見て、お問い合わせを頂きました。

製品名:ヘキサゴンイヤリング
材料:真鍮(金メッキ)
数量:サイズ2種類を各100個
納期:約2週間
カテゴリ:アクセサリー

実はこの六角形のイヤリング。
頭の中では簡単に形の想像が付きますが、製作をするとなると高度な技術・ロットが必要になります。
その為、最初はどの程度の仕上がりで作れるのか分かりませんでしたが、今まで他の会社が作れていたものだったら、うちで出来ないはずはないと思い、快く引き受けました。

 

<加工が難しい金属パーツだったが後払いにて対応>

製作に入る前に、サンプルをお客様から送って頂いて実物の形を確認しました。
写真のようにゴールドのメッキ加工をしているイヤリングです。

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(写真2)サンプルで頂いたヘキサゴンイヤリング(中途半端な形状、メッキ光沢色でした)

ご依頼を引き受けた時に、お客様からは支払いをすると言って頂いたのですが、お客様の商品へのご要望がいまひとつ明確でなかったので、
「完成したものを見て頂いて、気に入った場合に料金のお支払をお願いします」
と、お伝えしておりました。

一般的にこの形状の金属パーツ製作は線を曲げたり、溶接をしたり、カットなどをしますが、今回は試行錯誤を繰り返して別の方法にて製作させていただきました。

その方法については、弊社のノウハウに当たるのでお伝えすることはできませんが、大きな金属パーツ加工会社ではなかなか行えないような工夫をしており、ロットも少なく、サンプル出しはお客様負担が多大になるため、お断りしてから生地サンプルまではいきなり完成まで持って行きました。最終のメッキは、サンプルの色が中途半端なので、こちらで色見本を別に提出し、了解をとり、完成してすぐにお客様に見て頂きました。

 

<完成した金属のイヤリングパーツを見て頂いて>

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(写真3,4)左がサンプル、右が杉原産業で作ったもので、比べてみると差は歴然でした。(形状、メッキ等々)

お客様からは「以前のものよりキレイな形で、メッキもキレイに出来ているので、本当に良かった、素晴らしい。また次もお願いしたいです!新しい商品も重ねてダブルで」と嬉しいお言葉を頂きました。

 

<お客様から喜んでいただける金属パーツの特注>

今回のご依頼を受けた本当の理由は、お客様が本気で欲しいと思っていたのに、作ってくれる会社が無いと困っておられ、仕事に対しても情熱を持っておられたので、「やってあげたい!」という気持ちからでした。

サンプル商品をみて、本当に難しいご依頼ではありましたが、小ロット、価格、形状、メッキ、製作方法等、作った後にお客様に喜んで頂けたので、チャレンジして良かったです。

金属パーツの特注加工について、他の業者で「無理です」と断られた、値段が合わなくて困っている方、あきらめる前に杉原産業にご相談ください!
小ロットでも、単発でも、短納期でも、低単価でも、限界までな40年間で培った技術とノウハウでやってみせます!