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ステンレスを使った錆びにくいパーツ(部品)の加工・製作 ~チェーン、治具など~

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杉原産業では、お客様のご要望に合わせて、様々な目的のパーツを様々な素材で製作・加工しています。

 

特に、「屋外で使うパーツなんです」という場合や、「錆びにくい金属で作ってほしいです」といったご要望がある場合は、ステンレスを選ぶことが多いです。

 

[基本情報]ステンレスとは?

 

ステンレス(ステンレス鋼)は、鉄にクロムやニッケルなどをくわえた合金鋼です。

ものすごく簡単に説明すると、鉄の表面にクロム等のうすい膜が張られた状態となり、通常の鉄よりもずっと錆びにくい(耐食性に優れた)金属と言えます。

 

※空気中の水分や付着した水分(雨や人間の汗など)が、鉄の表面を酸化させ、鉄が酸化鉄になってしまうことを、「鉄が錆びる」といいます。

 

そのため、屋外で使う部品の素材としても適しており、家電製品などに使われる精密部品はもちろん、建築系の部品の素材としても、ステンレスは多く採用されています。

 

今記事では、杉原産業が加工・製作した、ステンレス製パーツ・部品の事例をいくつかご紹介します。

 

  • ・赤サビの気になる鉄製チェーンをステンレスで作り替え
  • ・ステンレスで高品質なエクステリアパーツを製作
  • ・強度が重要なパッチン錠をステンレスで作成
  • ・最も硬いステンレスで検査治具を製作
  • ・ステンレス製の衣装用パーツを修理

 

加工事例1. 赤サビの気になる鉄製チェーンをステンレスで作り替え

 

ステンレス チェーン

鉄製のチェーンを、ステンレスで作り替えたことがありました。

 

鉄製のチェーンは屋外(立体駐車場)で使用されていたもので、雨風の影響を受けた結果、赤サビだらけになってしまっていました。

(チェーンを車で轢くこともあるため、歪みなどの劣化も見られました。)

 

チェーンの先のS字フックがしっかり機能するように、車で踏んでしまっても壊れにくいように、そして雨ざらしにしても錆びにくいように、ステンレスでチェーンを作り直すことが最適と思われました。

 

特にS字フックを手曲げ加工することは、ステンレスが鉄より硬いため、高い技術が必要になりますが、長年金属部品の加工・製作を行ってきたノウハウをいかし、キレイに仕上げることができました。

 

→ 腐食の進んだ鉄製のチェーンをステンレスで作り替え

 

加工事例2. ステンレスで高品質なエクステリアパーツを製作

 

エクステリアパーツ

お家の塀や門、玄関までのスロープ、車庫など、様々な場所に取り付けるエクステリアパーツを、ステンレスで製作しました。

 

(近年はDIYの需要が高く、企業様からはもちろん、個人のお客様からも、こだわりのエクステリア用部品の製作を依頼されることが増えてきました。)

 

エクステリアパーツは、屋外に取り付けることが多いため、「金属で作ってください」とご相談をいただいた場合、ステンレス素材での製作を提案することが多いです。

 

写真のエクステリアパーツは、2つに分かれたパーツをスライドさせ、1つにして使うものでした。

杉原産業ならではのノウハウになるので、詳しくお話することはできませんが、「スライドが固くてできない」、「最後まできちんとはめ込みができない」といった不具合が出ないよう、試行錯誤を繰り返しました。

 

その結果、滑らかにスライドさせることができる、ステンレス製のエクステリアパーツが完成し、お客様にも気に入っていただくことができました。

 

→ 高品質!スライド式のステンレス製エクステリアパーツ

 

加工事例3. 強度が重要なパッチン錠をステンレスで作成

 

パッチン錠

旅行カバンなどに使われるパッチン錠(留め金)を、ステンレスで作成しました。

 

パッチン錠は、何度も開け閉めしているうちに、金属が劣化して、”パッチン”と留める強度が弱くななった結果、『カバンがちょっとした衝撃で開いてしまう!』という事態に陥りやすいです。

 

そのためパッチン錠の素材は、できるだけ強く、腐食しにくい種類を選ぶ必要があり、ステンレスを提案させていただきました。

 

小ロット(5個)の依頼だったため、様々な加工方法の中でも、小ロットの作成に向いたベンダー手曲げ加工を行いました。

 

なめらかに美しくステンレスを曲げ、開閉時の”引っ張る力”に耐えうる、高耐久のパッチン錠が完成しました。

 

ステンレス製パッチン錠の作成を依頼してくださったお客様からは、「小ロットなので依頼を受けてもらえるか不安だったが、品質のいいパッチン錠を作ってもらえて本当にありがたいです」とお声をいただきました。

 

→ ステンレス製のパッチン錠をベンダー曲げで作成

 

加工事例4. 最も硬いステンレスで検査治具を製作

 

検査治具

ある大学から、ステンレス製の検査治具の製作を依頼された事例です。

 

ある製品の品質を保つために、高精度の検査を行う必要があり、その検査に使用する治具であるため、治具の品質にもかなりこだわって作る必要がありました。

 

先方からは、ただ「ステンレスで」と依頼されたわけではなく、「最も硬いステンレスを使ってください」とご要望がありました。

 

※HRC硬度40以上の金属の使用が必要だったので、SUS440C(最も硬いステンレスの種類)を採用しました。

 

また、表面の粗さの加工にもとてもこだわっています。0.4~0.8㎛(マイクロメートル)以内で、ステンレス鋼の均一な表面仕上げをすることが求められました。

 

細かい数値ではありますが、杉原産業が長年培ってきた金属加工技術を元に、滑らかで均一なステンレス製検査治具の表面加工を行うことができました。

 

表面を滑らかに仕上げることは、錆びにくさにも影響します。滑らかに仕上げると、ステンレスはより錆びにくくなります。

 

→ ステンレス製の検査治具を製作

 

加工事例5. ステンレス製の衣装用パーツを修理

 

肩章金具 破損

※修理前の衣装パーツ。ステンレス部分がぐにゃっと曲がってしまっています。

 

 

修理後 金具

衣装用パーツのステンレスで出来たバネ部分を、修理した事例です。

 

衣装を縫製しているメーカーは現在倒産しており、代替品の入手が不可能で、他の金属加工業者にも「うちでは修理できませんよ」と断られてしまって、大変困っておられたことが印象に残っています。

 

図面はなかったので、唯一破損していない衣装用パーツを参考にしながら、ステンレスのバネを元通り使えるように修理していきました。

 

修理時は、布地を傷めることなどの無いよう、衣料用パーツの取り扱いは丁重に行っています。

(元々白カビが生えていたため、クリーニングも行いました。)

 

「ステンレスのバネの修理は、もう無理かもしれないと諦めていたので、元通りに使えるようキレイに修理してもらえて、本当に良かった」と感謝の言葉をかけてくださいました。

 

→ 破損してしまった衣装の金具を修理 北海道

 

鉄より硬いステンレスでも、杉原産業ならキレイに加工できます!

 

ステンレスは鉄よりも硬く、加工もその分やりにくいと言われています。

 

しかし杉原産業なら、ステンレス製パーツ・部品の加工を数多く担当してきた経験があり、難しい曲げ加工や表面加工を、キレイに仕上げることができます

もちろん、小ロットからの依頼も承っております。

 

「ステンレス素材で、こんなパーツを作ってもらいたいけど、出来ないかもしれないな、どうなんだろう・・・・・・?」とお悩みでしたら、お気軽に杉原産業にお問い合わせいただければと思います。

 

出来るだけお客様のご期待にお応えできるよう、頑張ります!

ステンレスのパーツ・部品加工なら、杉原産業にお任せください。